2014年6月21日土曜日

Audi e-gas アウディ 水からメタンを生成しCO2排出を防ぐプラン

Audi e-gas | AutoMotoTV  



2013/05/28 に公開
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Audi is constructing a huge synthetic natural gas plant in Germany that demonstrates its commitment to renewable energy just as it provides some valuable R&D to help prove e-gas is economically and environmentally possible.

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Audi A3 TCNG e-gas project - balanced mobility



2011/05/13 にアップロード
説明はありません。


Audi A3 Sportback g-tron, quella a metano



2014/01/02 に公開
[Per saperne di più: http://www.omniauto.it/magazine/25003...]
L'arrivo di nuove automobili a metano ha ormai preso le dimensioni di una valanga, con una lunga serie di modelli a gas naturale che debuttano intorno al capodanno del 2014. In questa autentica festa dell'auto "green" si inserisce a buon diritto l'Audi A3 Sportback g-tron, prima auto di Ingolstadt ad utilizzare il metano e in vendita a inizio 2014.




2013/12/03 08:03 by 

http://clicccar.com/2013/12/03/239095/

アウディ 水からメタンを生成しCO2排出を防ぐプランで多様化

アウディがドイツに建設した自社製プラントで水(H2O)を電気分解して水素(H2)を抽出、これに二酸化炭素(CO2)を反応させることにより、化学合成メタンガス(CH4)を生成する事業を2013年6月25日にスタート。
アウディはこうして生成したガスを「e-gas」と命名。

Audi_g_tron

この「e-gas」生産プラントはFCV(燃料電池車)の燃料となる水素を生成するだけで無く、FCVが一般普及するまでの間、CNG(Compressed Natural Gas)車の燃料となるメタンガスの化学合成をも可能としている所が注目ポイント。
水を電気分解する際に使用する電力は再生可能エネルギーである風力発電の余剰電力を利用する徹底ぶり。

Audi_g_tronAudi_g_tron

日本では2015年以降にガソリン/ディーゼル車、HV、PHV、EVからFCVへと移行する計画ですが、アウディはそこに自社製ガスとセットで走らせるCNG車を一枚咬ませているというワケです。
この天然ガスと同成分であるメタンガス「e-gas」を使うのがA3の「g-tron」。

  Audi_g_tron Audi_g_tron

同社のプラントが1年間に生成する約1,000tの「e-gas」は1,500台の「g-tron」に15,000kmの「CO2ニュートラル走行」を可能にすると言います。
つまり「e-gas」生成時に約2,800tのCO2を消費する為、「g-tron」が走行する際に排出するCO2全てが事前に回収済みで「ニュートラル」になるとの考え。

Audi_g_tron

Audi A3 Sportback 「g-tron」のスペックは最高出力110ps、最大トルク20.4kgmで最高速度は190km/h、0-100km/h加速を11secでこなします。
同車は「e-gas」の他にも、CNG、バイオメタンガス、ガソリンを燃料にすることが可能で、これらを組み合わせた最大航続可能距離は1,300kmに達する模様。 

Audi_g_tron

VWグループに属するアウディは環境技術には「多様性」が必要としており、今回の大掛かりなプラント建設もその一環。
「e-gas」は既存のCNG供給ネットワークを通じてドイツ全土に供給される模様。
一方でアウディは「g-tron」に加えてPHVの「 e-tron」を開発済み。

 Audi_e_tronAudi_e_tron

ガソリンとモーターにより0-100km/h加速が7.6秒、最高速度222km/hに到達。
モーターのみで走るEVモードでもパワフルな加速を提供、最高速度130km/h、平均燃費66.67km/Lの性能を保有。


Audi_e_tron
 
 
このように周到な準備でガソリン車の走りと環境負荷軽減の両立を目指すアウディは他社に先駆けて代替燃料の多様性実現で着実に成果を出しつつあるようです。
■Audi A3 Sportback G-tron Webサイト
http://www.audi.de/de/brand/de/neuwagen/tron/a3-sportback-g-tron.html

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http://clicccar.com/2013/05/08/219216/
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http://clicccar.com/2013/02/13/212741/
 (Avanti Yasunori


独アウディ、世界初の化学合成メタンガス精製設備が本格稼働を開始

http://carview.yahoo.co.jp/news/market/187400/
2013.06.27

独アウディは6月25日(現地時間)、グリーン電力、水、二酸化炭素を使用して、水素と化学合成メタンガス「Audi e-gas」を精製するAudi e-gas精製工場の稼動を開始した事を発表した。

「Audi e-gas」は、今年の年末にドイツで発売される予定の「Audi A3 Sportback g-tron」用の化学燃料となる。Audi e-gas精製工場ではまず、グリーン電力を水と化学反応させることにより酸素と水素に分離、ここで得られた水素の一部はCO2と化合され、Audi e-gas(化学合成メタンガス)に精製される。こうして生産されたAudi e-gasは、化石燃料である天然ガスと成分がまったく変わらないため、ドイツ国内に巡らされた既存の天然ガス供給ネットワークを経由してCNGガスステーションに搬送される計画で、Audi e-gasの供給は2013年秋から開始される予定だ。

また、Audi A3 Sportback g-tronの購入者は、車輌購入時にAudi e-gasの事前購入をすることも可能で、ガス購入代金の清算はAudi e-gasカードで行なわれるという。Audi A3 Sportback g-tronの「Audi e-gas」による走行時の平均燃費は28.57km/kg(3.5kg/100km)以下となり、CO2排出量はNEDC基準計測値で95g/km以下となっている。さらに、走行時に排出されるCO2のすべてが、事前のe-gas精製時に使用されていることから、Audi e-gasでの走行時はCO2ニュートラルとなるようだ。

工場完成式典では、自動車生産部門の責任者・ハインツ・ホラーウェガー氏が「アウディは本日、未来のモビリティに貢献する偉大なる一歩を踏み出しました。アウディは環境保護に向けた革新的な技術を本格運用する世界で初めての自動車メーカーとなり、化学合成技術の研究を重ねて環境に優しい燃料を生産することが、我々が推し進めるe-fuel戦略の中核となっています」と挨拶。続いて再生可能製品開発部門の責任者・レイナー・マンゴールド氏が「このヴェルルテの地に建設したpower-to-gas生産設備は、我々が進めるエネルギー革命の指標であり、これまでの常識による限界点を遥かに凌ぐレベルに到達しました」と述べた。また式典には、ドイツ連邦政府・環境、自然保護、原子力安全担当大臣のピーター・アルトマイヤー氏などが出席した。

なお、「Audi A3 Sportback g-tron」の日本市場への導入は未定。




なぜ水素をメタンに変えるのか、高効率変化へ一歩前進 (1/2)

2014年03月11日

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1403/11/news073.html


日立造船など3社は、低コストで水素をメタンに変換する技術の開発に成功した。邪魔者の二酸化炭素を利用し、比較的扱いにくい水素を、既存のインフラで利用可能なメタンに変える試みの1つだ。

2014年3月、日立造船は水素と二酸化炭素から純度99%のメタンを作り出す技術開発に成功したと発表した。従来技術では純度90%が上限だった。
同社は2012年1月から、グループ企業のアタカ大機*1)と共同で、タイの石油・天然ガス採掘企業であるPTTEPと二酸化炭素のメタン転換技術の開発を続けてきた。実用化可能性調査を兼ねた開発であり、目的は天然ガス採掘時にガス田から放出される二酸化炭素をメタンに転換することだ。転換に必要なエネルギーは風力発電などの再生可能エネルギーでまかなう。
*1) 日立造船は2014年4月にアタカ大機を吸収合併する。

なぜ水素からメタンを作るのか

化石燃料をあまり使わず、二酸化炭素(CO2)の排出量も削減する。このようなエネルギー社会を実現する手法は複数ある。
1つは再生可能エネルギーと「水素」を組み合わせる手法だ。まず、太陽光や風力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーで電力を生み出す。ある時点で使い切れなかった電力を水素に変え、必要に応じて燃料電池車や、発電用の燃料電池に受け渡す。こうして、電力の需要と供給のバランスを取り、二酸化炭素の排出を減らすことができる。太陽光発電などを用いた大量の発電が可能な国から、水素の形でエネルギーを国内に運び込んでもよいだろう。
この手法に対する批判もある。水素を大量に製造、輸送、蓄積することは技術的に可能だ。研究開発も進んでいる。しかし、新たに立ち上げなければならない水素インフラのコストが大きくなりすぎるという批判だ。
水素を大量に製造しながら、既存のインフラをそのまま使い続ける方法が水素の「メタン化」だ。水素と邪魔者の二酸化炭素を反応させてメタンを作り出す技術を使う*2)。次のような反応だ。二酸化炭素と水素から、メタンと水ができる。

CO2+4H2→CH4+2H2O

メタンは天然ガスや都市ガスの9割程度を占める可燃性ガスであり、海上を含む長距離輸送(液化天然ガス)や国内での貯蔵、需要地への供給インフラが整っている。メタンは水素と比較すると格段に扱いやすい。


なぜ水素をメタンに変えるのか、高効率変化へ一歩前進 (2/2)

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1403/11/news073_2.html

どのような技術が必要なのか

水素をメタンに変えて扱うには乗り越えなければならない技術的課題がある。短時間で効率良く反応を進め、変換時に使うエネルギーを減らすことだ。
 冒頭の日立造船とアタカ大機、タイPTTEPの成果が、技術的課題に対する1つの解だ。3社は技術共同開発・調査において、3つの実験、検討を進めたという。まず、適正な結着材を用いたメタン触媒、次に反応速度、最後に二酸化炭素を1000m3/時(標準状態)という速度でメタンに転換する反応器設備だ*3)
 技術開発の成果は、3つあり、1つが純度、もう1つが200度で反応が可能になったこと、最後に反応管の長さを5mに抑えたことだ。小型の容器で、変換時に低いエネルギー(温度)で反応を進め、変換効率を高めることができたといえる。
 経済産業省の「平成25年度再生可能エネルギー貯蔵・輸送等技術開発」プロジェクトでは、2013年7月に日立造船が低コスト水素製造システムの研究開発の委託先として選ばれている。アタカ大機は同エネルギーキャリアシステム研究の委託先だ(図1)。「水素のメタン化を含め、当社がどの程度の範囲を事業化するか、まだ公表の段階ではない。水素エネルギー普及と二酸化炭素削減のため技術開発を続けていく」(日立造船)。
 3社の共同開発は、2014年3月時点で成果を挙げ、フェイズ1が完了した形だという。「フェイズ2の開始時期は未定だ。フェイズ2の開発期間は約3年になるのではないか。フェイズ1の成果の課題を抽出し、反応装置の大型化を試みることが技術開発目標だ」(日立造船)。
*3) 二酸化炭素のメタン化技術は、東北大学・東北工業大学の名誉教授である橋本功二氏がアタカ大機と共同で開発を進めてきたもの。水電解により水素を得ること、水素製造時の電極やメタン変換時に必要な触媒に貴金属やレアアースを使わないことが特徴だ。


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図1 再生可能エネルギー貯蔵・輸送等技術開発の範囲 出典:経済産業省

 

 なお、水素を扱いやすいメタンの形に変換して利用するための技術開発は、ドイツでも進んでいる。ドイツでは「Power-to-Gas」技術と呼ばれている。例えば、自動車メーカーのドイツAudi(アウディ)は、水を電気分解して得た水素を二酸化炭素と反応させ、メタンを生成する事業「e-gas」を2013年6月に開始している。水の電気分解には風力発電の電力を利用している。

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