http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AA%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%AF%94%E8%BC%83
チェルノブイリ事故との比較(チェルノブイリじことのひかく)では、チェルノブイリ原子力発電所事故によって放出された放射能、放射性物質等について他の対照と比較する。
原爆にともなう放射性降下物との比較
IAEAの試算によると、チェルノブイリ原発事故によって放出された放射性降下物の量は、広島に投下された原爆によって放出された放射性降下物の量と比較して、およそ400倍と見積られている[1]。国際科学会議によって設立された環境問題科学委員会(SCOPE:Scientific Committee On Problems of the Environment)によれば、比較的に長寿命な核種の放出量を比較すると、チェルノブイリ原発事故では、広島原爆に比べて、セシウム137が890倍、ストロンチウム90が87倍とそれぞれ報告されており[2]、土壌汚染に関してはチェルノブイリ事故の方が広島原爆より大規模であったと考えられる[3]。
各放射性核種の放出量(1015Bq) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
セシウム137 | セシウム134 | ストロンチウム90 | キセノン133 | ヨウ素131 | ||
広島原爆 | 0.1 | - | 0.085 | 140 | 52 | |
チェルノブイリ事故 | 89 | 48 | 7.4 | 4400 | 1300 | |
ウィンズケール事故 | 0.044 | 0.0011 | 0.00022 | 14 | 0.59 |
核爆発および原子炉事故によって放出される放射性降下物は、それぞれ、寿命の異なる様々な核種によって構成されており、原子炉の燃料や運転時間、事故当時の原子炉の温度、核種ごとの沸点の違いなどから、放出される放射性物質の構成の比率は事故ごとに異なり、拡散の分布も気象条件などに依存し、核分裂の度合いなど各種の条件が異なるため単純な比較はできない。核爆発による放射線がもたらした短期的な影響は、ガンマ線や中性子線からなる初期放射線に比べると、黒い雨などと称された放射性降下物等からなる残留放射能の方が大幅に少ないものの、それでも、残留放射能による内部被曝などによる人体への影響も無視することはできないのではないかとの報告もあり[4]、非被曝者集団と見なされていた極低線量被曝者に対する被曝影響に対する再検討が行われている[5]。
各放射性核種の放出量(1015Bq) | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
H-3 | C-14 | Mn-54 | Fe-55 | Sr-89 | Sr-90 | Y-91 | Zr-95 | Ru-103 | Ru-106 | Sb-125 | I-131 | Ba-140 | Ce-141 | Ce-144 | Cs-137 | |
広島原爆 | 11 | 0.013 | 0.24 | 0.092 | 11 | 0.058 | 11 | 14 | 23 | 1.1 | 0.069 | 63 | 71 | 25 | 2.9 | 0.089 |
福島第一原発事故との比較
事故直後、原子炉が停止した時点において、炉心に蓄積されていた放射性核種の存在量(炉心インベントリー)を比較すると、ヨウ素131は、チェルノブイリ原発4号機の3200×1015Bqに比べて、福島第一原発1〜3号機の合計の方が、6100×1015Bqと、約1.9倍上回っており、セシウム137も、福島第一原発1〜3号機の合計の方が約2.5倍ほど多い。
チェルノブイリ原発4号機[7] | 福島第一原発[8][9] (1〜3号機の合計) | |||
---|---|---|---|---|
放射性核種 | ヨウ素131 | セシウム137 | ヨウ素131 | セシウム137 |
炉心インベントリー(1015Bq) | 3200 | 280 | 6100 | 710 |
放出量(1015Bq) | 〜1760 | 〜85 | 160 | 15 |
放出割合(%) | 50-60 | 20-40 | 2.6 | 2.1 |
チェルノブイリ原発事故では、炉心インベントリーのうち、ヨウ素131は約50-60%、セシウム137は20-40%、希ガスは100%が大気中へ放出されたと推定されている[7]。一方、福島第一原子力発電所事故によって大気中へ放出された放射性核種の炉心インベントリーに対する放出割合は、原子力安全基盤機構の支援を受けた原子力安全・保安院によるMELCORを用いた解析から[10]、ヨウ素が1号機で約0.7%[11]、2号機で約0.4〜7%[12]、3号機で約0.3〜0.8%[13]、セシウムが1号機で約0.3%[11]、2号機で約0.3〜6%[12]、3号機で約0.2〜0.6%[13]と推定されている。希ガス類は、東京電力によるMAAP(Modular Accident Analysis Program)を用いた原子炉圧力容器の破損に至る解析ケースから、1号機[14]、2号機[15]、3号機[16]ともに、ベント操作によりほぼ全量が放出されたと推定されている。
炉心インベントリーに対する放出割合(%) | ||||
---|---|---|---|---|
福島第一原発[17] | チェルノブイリ原発4号機[7] | |||
1号機 (感度解析ケース2) | 2号機 (事業者解析ケース2) | 3号機 (事業者解析ケース2) | ||
希ガス類 | 95 | 96 | 99 | 100 |
CsI(ヨウ素類) | 0.66 | 6.7 | 0.3 | 50-60 |
Cs(セシウム類) | 0.29 | 5.8 | 0.27 | 20-40 |
Te(テルル類) | 1.1 | 3.0 | 0.24 | 25-60 |
Ba | 4.0x10-3 | 2.6x10-2 | 4.3x10-2 | 4-6 |
Ru | 9.0x10-8 | 5.4x10-8 | 8.6x10-8 | 3.5 (1.5)[18] |
Ce | 1.4x10-5 | 4.0x10-4 | 5.0x10-6 | 3.5 (1.5)[18] |
La | 1.2x10-5 | 8.4x10-5 | 1.3x10-5 |
炉心インベントリーは、ヨウ素131、セシウム137ともに、福島第一原発1〜3号機の合計がチェルノブイリ原発4号機よりも上回っているが、放出割合はチェルノブイリ原発4号機の方が遥かに多い。そのため、実際の大気中への放出量としては、ヨウ素131、セシウム137ともに、チェルノブイリ原発事故の方が福島第一原発1〜3号機の合計よりも多いものと見積られている。
一方、キセノン133の大気中への放出量は、チェルノブイリ原発4号機が6500×1015Bq、福島第一原発1〜3号機の合計は11000×1015Bqと推定され、福島第一原発1〜3号機の合計が上回っている。チェルノブイリ原発事故では、短寿命核種の放射性ヨウ素による甲状腺癌の関連が指摘されているが、同様に、短寿命核種である放射性の希ガスによる影響については、ほとんどわかっていない。セシウム137などの長寿命核種の場合は、土壌汚染によって、一部の地域で農作物などに長期にわたる被害が及んでいる。
放射性核種(元素記号) | 半減期 | 主な 崩壊モード | 放射性物質の放出量 / [1015Bq] | ||
---|---|---|---|---|---|
チェルノブイリ[19] | 福島第一原発 | ||||
6月6日公表値[9] | 10月20日改訂[20] | ||||
希ガス | |||||
クリプトン85(85Kr) | 10.72年 | β | 33 | ||
キセノン133(133Xe) | 5.25日 | β | 6500 | 11000 | 11000 |
揮発性元素 | |||||
テルル127m(127mTe) | 109.0日 | β | 1.1 | 1.1 | |
テルル129m(129mTe) | 33.6日 | β | 240 | 3.3 | 3.3 |
テルル131m(131mTe) | 30.0時間 | β | 0.097 | 5 | |
テルル132(132Te) | 3.204日 | β | 〜1150 | 0.76 | 88 |
ヨウ素131(131I) | 8.04日 | β | 〜1760 | 160 | 160 |
ヨウ素132(132I) | 2.3時間 | β、γ | 1040[21] | 0.47 | 0.013 |
ヨウ素133(133I) | 20.8時間 | β、γ | 910 | 0.68 | 42 |
ヨウ素135(135I) | 6.6時間 | β、γ | 250[21] | 0.63 | 2.3 |
セシウム134(134Cs) | 2.06年 | β、γ | 〜47 | 18 | 18 |
セシウム136(136Cs) | 13.1日 | β | 36 | - | - |
セシウム137(137Cs) | 30年 | β | 〜85 | 15 | 15 |
中度の揮発性元素 | |||||
ストロンチウム89(89Sr) | 50.5日 | β、γ | 〜115 | 2.0 | 2.0 |
ストロンチウム90(90Sr) | 29.12年 | β | 〜10 | 0.14 | 0.14 |
ルテニウム103(103Ru) | 39.3日 | β、γ | >168 | 0.0000075 | 0.0000075 |
ルテニウム106(106Ru) | 368日 | β | >73 | 0.0000021 | 0.0000021 |
アンチモン127(127Sb) | 3.9日 | β | 6.4 | 6.4 | |
アンチモン129(129Sb) | 4.3時間 | β | 0.16 | 0.14 | |
バリウム140(140Ba) | 12.7日 | β | 240 | 3.2 | 3.2 |
難揮発性元素 | |||||
イットリウム91(91Y) | 58.5日 | β、γ | 0.0034 | 0.0034 | |
ジルコニウム95(95Zr) | 64日 | β | 84 | 0.017 | 0.017 |
モリブデン99(99Mo) | 2.75日 | β | >72 | 0.000000088 | 0.0000067 |
セリウム141(141Ce) | 32.5日 | β | 84 | 0.018 | 0.018 |
セリウム144(144Ce) | 284日 | β | 〜50 | 0.011 | 0.011 |
プラセオジム143(143Pr) | 13.6日 | β | 0.0041 | 0.0041 | |
ネオジム147(147Nd) | 11.0日 | β | 0.0016 | 0.0016 | |
ネプツニウム239(239Np) | 2.35日 | β | 400 | 0.076 | 0.076 |
プルトニウム238(238Pu) | 87.74年 | α | 0.015 | 0.000019 | 0.000019 |
プルトニウム239(239Pu) | 24065年 | α | 0.013 | 0.0000032 | 0.0000032 |
プルトニウム240(240Pu) | 6537年 | α | 0.018 | 0.0000032 | 0.0000032 |
プルトニウム241(241Pu) | 14.4年 | β | 〜2.6 | 0.0012 | 0.0012 |
プルトニウム242(242Pu) | 376000年 | α | 〜0.00004 | ||
キュリウム242(242Cm) | 162.8日 | α | 〜0.4 | 0.0001 | 0.0001 |
合計 | 13194 | 11212 | 11347 |
出典
- ^ “Frequently Asked Chernobyl Questions”, In Focus: IAEA and Chernobyl, IAEA 2011年8月16日閲覧, "The accident at Chernobyl was approximately 400 times more potent than the atomic bomb dropped on Hiroshima."
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- ^ Q&A よくある質問 - 放射線影響研究所, 放射線影響研究所 2011年8月16日閲覧, "原爆が炸裂して、その結果残留放射能が生じることになるのですが、その出来方には2通りあります。一つは、核分裂生成物 あるいは核物質自体(広島原爆に使用されたのはウラン、長崎原爆に使用されたのはプルトニウムです)が放射性降下物(フォールアウト)として降ってきて地上を汚染するものです。同じような土壌汚染がチェルノブイリ事故でも起こりましたが、その規模ははるかに大きなものでした。"
- ^ Shoji Sawada (2007). “Cover-up of the effects of internal exposure by residual radiation from the atomic bombing of Hiroshima and Nagasaki”. Medicine, Conflict and Survival 23 (1): 58-74. doi:10.1080/13623690601084617.
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- ^ “福島第一原子力発電所1〜3号機の原子炉停止時の放射性物質(ヨウ素131、セシウム137)の量について”, 地震被害情報(第93報)(4月14日15時00分現在)及び現地モニタリング情報, 原子力安全・保安院, (2011年4月14日) 2011年9月10日閲覧。
- ^ a b “東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に係る1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価について”. 原子力安全・保安院 (2011年6月6日). 2011年8月16日閲覧。 “表 5 解析で対象とした期間での大気中への放射性物質の放出量の試算値(Bq)”
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- ^ a b “別添”, 東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に係る1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価について, 原子力安全・保安院, (2011年6月6日), p. 3-4 2011年8月16日閲覧, "1号機からの放射性物質の放出は、3月12日朝に想定される格納容器からの漏えいと、格納容器ベントによる放出が主なものと考えられ、クロスチェック解析結果では、ヨウ素の放出割合としては約0.7%、セシウムの放出割合としては約0.3%となっている。"
- ^ a b “別添”, 東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に係る1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価について, 原子力安全・保安院, (2011年6月6日), p. 4 2011年8月16日閲覧, "2号機からの放射性物質の放出は、3月14日21時以降の溶融燃料の移行と考えられる格納容器の圧力上昇に伴う漏えいもしくは格納容器ベントと、圧力抑制室付近での大きな衝撃音に関係して想定される圧力抑制室からの漏えい等による放出が主なものと考えられ、クロスチェック解析結果ではヨウ素の放出割合としては約0.4〜7%、セシウムの放出割合としては約0.3〜6%となっている。"
- ^ a b “別添”, 東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に係る1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価について, 原子力安全・保安院, (2011年6月6日), p. 5 2011年8月16日閲覧, "3号機からの放射性物質の放出は、3月13日9時頃の主蒸気逃がし安全弁開による格納容器圧力上昇に伴う格納容器ベントと、その後の格納容器圧力の上昇後の低下による放出が主なものと考えられ、クロスチェック解析結果ではヨウ素の放出割合としては約0.3〜0.8%、セシウムの放出割合としては約0.2〜0.6%となっている。"
- ^ “添付 IV-1 福島第一原子力発電所1〜3号機の炉心の状態について”, 原子力安全に関するIAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書-東京電力福島原子力発電所の事故について-, 原子力災害対策本部, (2011年6月), p. 8 2011年9月10日閲覧, "炉心が損傷することにより放出される放射性物質(以下「FP」という)については、希ガスはベント操作によりほぼ全量が環境中へ放出されることとなる。ヨウ化セシウムについては約 1%の放出であり、その他の核種は約 1%未満の放出という解析結果となっている(図3.1.7及び図3.1.8参照)。なお、プルトニウムについては PuO2 として UO2グループに含まれるが、解析結果において放出割合は 10-7 以下であった。"
- ^ “添付 IV-1 福島第一原子力発電所1〜3号機の炉心の状態について”, 原子力安全に関するIAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書-東京電力福島原子力発電所の事故について-, 原子力災害対策本部, (2011年6月), p. 31 2011年9月10日閲覧, "放射性物質の放出について、希ガスは【その1】同様に S/C からのリークによりほぼ全量が放出されるとの結果であった。"
- ^ “添付 IV-1 福島第一原子力発電所1〜3号機の炉心の状態について”, 原子力安全に関するIAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書-東京電力福島原子力発電所の事故について-, 原子力災害対策本部, (2011年6月), p. 54 2011年9月10日閲覧, "放射性物質の放出は、炉心損傷後、希ガスは原子炉圧力容器から S/C に放出され、ベントにより、希ガスのほぼ全量が放出されるとの結果であった。"
- ^ “別添”, 東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に係る1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価について, 原子力安全・保安院, (2011年6月6日), p. 表 4 2011年9月10日閲覧, "表 4 各解析ケースでの放射性物質の放出割合"
- ^ a b United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation (2011). “Annex D. Health effects due to radiation from the Chernobyl accident”. Sources and Effects of Ionizing Radiation, UNSCEAR 2008 Report vol. II: Effects, Report to the General Assembly Scientific Annexes C, D and E. New York: United Nations. pp. 70-71. ISBN 978-92-1-142280-1 . "'c Based on fuel particle release of 1.5% [K13]."
- ^ United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation (2011). “Annex D. Health effects due to radiation from the Chernobyl accident”. Sources and Effects of Ionizing Radiation, UNSCEAR 2008 Report vol. II: Effects, Report to the General Assembly Scientific Annexes C, D and E. New York: United Nations. pp. 70-71. ISBN 978-92-1-142280-1 . "Table A1. Revised estimates of the total release of principal radionuclides to the atmosphere during the course of the Chernobyl accidenta"
- ^ “【添付資料1】”, 放射性物質放出量データの一部誤りについて, 原子力安全・保安院, (2011年10月20日) 2011年10月23日閲覧, "「東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に係る1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価について」の正誤"
- ^ a b OECD Nuclear Energy Agency (2003). “Chapter II The release, dispersion and deposition of radionuclides”. Chernobyl: Assessment of Radiological and Health Impacts: 2002 Update of Chernobyl: Ten Years On. OECD - Organisation for Economic Co-operation and Development. pp. 35 . "they are found to be substantially lower than those of 131I (1760 PBq), 1040 PBq, 910, 25 and 250 respectively for 132I, 133I, 134I and 135I, 132I is assumed to be in radioactive equilibrium with 132Te."
参考文献
- 福島第一原発
- Masamichi CHINO et al. (2011). “Preliminary Estimation of Release Amounts of 131I and 137Cs Accidentally Discharged from the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant”. Journal of Nuclear Science and Technology 48 (7): 1129–1134. doi:10.3327/jnst.48.1129 .
- Yu Morino et al. (2011). “Atmospheric behavior, deposition, and budget of radioactive materials from the Fukushima Daiichi nuclear power plant in March 2011”. Geophysical Research Letters. doi:10.1029/2011GL048689 . in press. 記者発表2011年8月25日
- DRAFT Submission to the Fukushima ONR Report – Implications of the Fukushima Accident, Office for Nuclear Regulation, SERCO/NPG/ONR/001, 15 April 2011
- 野口邦和, 放射性物質・放射線の基礎知識 -福島原発事故での放射性物質の環境放出の農畜水産物への影響-, 2011年5月21日
- フランス放射線防護原子力安全研究所(L'Institut de Radioprotection et de Sûreté Nucléaire:IRSN) IRSN による 3 月 22 日迄に福島第一原子力発電所から放出された放射能の見積もり評価発表, 22/03/2011
- 原子力安全委員会記者ブリーフィング, 平成23年6月6日
- Box: Fallout comparisons, Fukushima impact is still hazy: Nature News
- チェルノブイリ原発
- L. Devell et al., Specific Features of Cesium Chemistry and Physics Affecting Reactor Accident Source Term Predictions, IAEA, 1994
- L. Devell et al., The Chernobyl Reactor Accident Source Term. Development of Aconsensus View, OECD/NEA, 1995
- S. Guntay et al.,The Chernobyl Reactor Accident Source Term: Development of a Consensus View, One Decade after Chernobyl: Summing up the Consequences of the Accident, 1996
- V. A. Kashparov et al., Territory contamination with the radionuclides representing the fuel component of Chernobyl fallout
- 本間俊充ほか,II. 事故影響評価モデルの検証,保健物理, 2001
- Chernobyl: Looking Back to Go Forward Proceedings of an International Conference Held in Vienna, 6-7 September 2005 (Proceeding Series). International Atomic Energy Agency (IAEA). (2008). ISBN 9201108079 .
- Third European IRPA Congress 2010 - Proceedings
最終更新 2013年5月5日 (日) 04:22
Comparison of Chernobyl and other radioactivity releases
http://en.wikipedia.org/wiki/Comparison_of_Chernobyl_and_other_radioactivity_releases
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http://www.irsn.fr/EN/news/Documents/IRSN_fukushima-radioactivity-released-assessment-JP.pdf
IRSN による3 月22 日迄に福島第一原子力発電所から放出された放射能の見積もり評価発表
22/03/2011
福島第一原発事故による空気汚染のレベルを評価するために IRSN では3 月12 日-22
日間に事故のあった3 つの原子炉から放出されたであろう放射能量の評価をを優先
的に行いました。この評価は、日本政府、又はIAEA から送られてくる情報の解釈
と現場での測定結果を合理的に過大評価した上で、現実に近い放射線放出量の見積
もりを与えるものです。
評価は現時点で得られている以下の情報に基づいて行われました。
• 問題のある3つの原子炉の状態の評価(状況、冷却システムの状態の理解)
• 冷却不十分な燃料の挙動についての IRSN の研究に基づく知識
• 日本当局から提供された過圧による原子炉格納容器の劣化を防ぐために意図
的に実施された蒸気開放に関する情報
評価結論の信頼度は拡散モデルで計算された大気放射能汚染量と日本国内で測定さ
れた放射能との比較から裏づけられています。
また、ETSON (欧州安全組織機構)加盟機関、及び US/NRC(米原子力安全機
関) 、STUK(フィンランド原子力安全機関)との意見交換もされています。
圧力開放にともなう放射能放出は、燃料棒の大きな損傷に伴い最も早く放出される
放射性元素(希ガス、ヨウ素、セシウム、テルル等)です。この段階では計算の簡
略化のために、通常使用済みの燃料にみられる核種比率を適用し、より重大な放射
線の影響の及ぼす放射性元素のみを対象としました。放射能評価値は以下の通りで
す。(第一号機の炉心内燃料棒数:400本、第二号機と第三号機:548本)
• 希ガス 2E18 ベクレル
• ヨウ素 2 E 17 ベクレル
• セシウム 3 E 16 ベクレル
• テルル 9 E 16 ベクレル
参考として、上記の放射性元素の値はチェルノブイリの事故の推定放出量の約 10%
に相当します。ただし、
• これは 2011 年3 月22 日現在のデータに基づく最初の評価であり、
• 放射性元素の推定放出量(ベクレル値)だけでは放射線の影響は評価できま
せん。これは気象状況に大きく依存するからです。(放出の一部は太平洋上
に拡散されました)。
発電所境界で測定された放射線強度のピークの推移を基に放出された放射能の経時
変化を定め、それをIRSN による地域規模大気中拡散モデルとフランス気象庁による
北半球規模大気中拡散モデルの入力データとしました。
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福島原発事故でセシウム137が広島型原爆の168倍放出 うち22%が陸地に落ちた=原爆37発分
2011年08月26日
政府の調べで、福島原発から放出された放射性物質を広島原爆と比べると以下のようであったとわかりました。
半減期30年のセシウム137の放出量は、福島第一原発1~3号機が1万5000テラベクレル(テラは1兆)、広島原爆が89テラベクレル。
このほかの主な核種では、福島事故で大量に飛散したヨウ素131(半減期約8日)は、福島が16万テラベクレル、広島が6万3000テラベクレルで、福島は広島原爆約二・五個分。半減期が約28年と長く、内部被ばくの原因となるストロンチウム90が、福島が140テラベクレル、広島が58テラベクレルで、広島原爆約二・四個分などとなっています。
この168発分です。
・・・・これ、6月までです。今も放射性物質は拡散を続け、降り積もり続けています。
しかも、これは大気汚染だけです。地下水や海に流れた莫大な放射性物質は含まれていません。
そして、国立環境研究所は、大気に放出されたセシウムのうち22%が日本列島の陸地の落ちたと報告しています(3月の話ですがその後もそれほど変わりないでしょう)。
つまり、かけ算すると、もう、日本の陸地には広島型原爆の37発分の放射性物質が降り積もっていることになります。
放射性物質全体では広島型原爆の30発分くらいだと児玉龍彦東大教授は参考人証言でおっしゃったわけですが、半減期30年のセシウムが突出して多い福島原発事故では、それだけ長く放射能汚染が続くことになります。
テレビでも新聞でもほとんど報道されないのは、パニックを怖れてなのでしょうか。
日本に住む市民が平静でいられるのが不思議でなりません。
福島第一放出セシウム137 広島原爆168個分
2011年8月25日 07時08分 東京新聞
政府が、東京電力福島第一原発の1~3号機事故と、一九四五年の広島への原爆投下で、それぞれ大気中に飛散した放射性物質の核種ごとの試算値をまとめ、衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会に提出していたことが分かった。半減期が約三十年と長く、食品や土壌への深刻な汚染を引き起こすセシウム137の放出量を単純比較すると、福島第一原発からの放出量は広島原爆一六八・五個分に相当する。
福島第一原発事故は今年六月の国際原子力機関(IAEA)閣僚会議に対する日本政府報告書、広島原爆については「原子放射線の影響に関する国連科学委員会二〇〇〇年報告」を基に試算されている。
セシウム137の放出量は、福島第一原発1~3号機が一万五〇〇〇テラベクレル(テラは一兆)、広島原爆が八九テラベクレル。このほかの主な核種では、福島事故で大量に飛散したヨウ素131(半減期約八日)は、福島が一六万テラベクレル、広島が六万三〇〇〇テラベクレルで、福島は広島原爆約二・五個分。半減期が約二十八年と長く、内部被ばくの原因となるストロンチウム90が、福島が一四〇テラベクレル、広島が五八テラベクレルで、広島原爆約二・四個分となる。
ただ、政府は特別委に対し、福島事故と広島原爆との比較自体には「原子爆弾は爆風、熱線、中性子線を放出し、大量の殺傷、破壊に至らしめるもの。放射性物質の放出量で単純に比較することは合理的ではない」と否定的な考えを示している。
試算値は川内博史衆院科学技術・イノベーション推進特別委員長が八月九日の同委員会で「広島型原爆の何発分かを政府として正確に出してほしい」と要求していた。
(東京新聞)
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http://www.47news.jp/CN/201108/CN2011082501000691.html
セシウム22%が東日本の陸地に 拡散分析、国立環境研
東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質は、東北だけでなく関東や甲信越など広範囲に拡散し、ヨウ素131の13%、セシウム137の22%が東日本の陸地に落ちたとの分析結果を、国立環境研究所の大原利真・地域環境研究センター長らが25日までにまとめた。
大原さんらは、大気汚染物質の拡散を予測するモデルを使い、3月11日の事故発生から3月下旬までに、放射性物質が東日本でどう拡散したかを分析した。
放射性物質は風に乗って移動し風や雨の影響で地面に沈着。北は岩手や宮城、山形の各県から、南は関東を越え静岡県にも届き、新潟や長野、山梨の各県にも到達した。
3月11~29日に福島第1原発から放出されたヨウ素131(上)とセシウム137(下)が地面1平方メートル当たりに沈着した量。単位はいずれもキロベクレル(国立環境研究所提供)
2011/08/25 18:42 【共同通信】
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福島第一原発事故は今年六月の国際原子力機関(IAEA)閣僚会議に対する日本政府報告書、広島原爆については「原子放射線の影響に関する国連科学委員会二〇〇〇年報告」を基に試算されている。
セシウム137の放出量は、福島第一原発1~3号機が一万五〇〇〇テラベクレル(テラは一兆)、広島原爆が八九テラベクレル。このほかの主な核種では、福島事故で大量に飛散したヨウ素131(半減期約八日)は、福島が一六万テラベクレル、広島が六万三〇〇〇テラベクレルで、福島は広島原爆約二・五個分。半減期が約二十八年と長く、内部被ばくの原因となるストロンチウム90が、福島が一四〇テラベクレル、広島が五八テラベクレルで、広島原爆約二・四個分となる。
ただ、政府は特別委に対し、福島事故と広島原爆との比較自体には「原子爆弾は爆風、熱線、中性子線を放出し、大量の殺傷、破壊に至らしめるもの。放射性物質の放出量で単純に比較することは合理的ではない」と否定的な考えを示している。
試算値は川内博史衆院科学技術・イノベーション推進特別委員長が八月九日の同委員会で「広島型原爆の何発分かを政府として正確に出してほしい」と要求していた。
(東京新聞)
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http://www.47news.jp/CN/201108/CN2011082501000691.html
セシウム22%が東日本の陸地に 拡散分析、国立環境研
東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質は、東北だけでなく関東や甲信越など広範囲に拡散し、ヨウ素131の13%、セシウム137の22%が東日本の陸地に落ちたとの分析結果を、国立環境研究所の大原利真・地域環境研究センター長らが25日までにまとめた。
大原さんらは、大気汚染物質の拡散を予測するモデルを使い、3月11日の事故発生から3月下旬までに、放射性物質が東日本でどう拡散したかを分析した。
放射性物質は風に乗って移動し風や雨の影響で地面に沈着。北は岩手や宮城、山形の各県から、南は関東を越え静岡県にも届き、新潟や長野、山梨の各県にも到達した。
3月11~29日に福島第1原発から放出されたヨウ素131(上)とセシウム137(下)が地面1平方メートル当たりに沈着した量。単位はいずれもキロベクレル(国立環境研究所提供)
2011/08/25 18:42 【共同通信】
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http://www.meti.go.jp/press/2011/04/20110412001/20110412001-1.pdf
平成23年4月12日
東北地方太平洋沖地震による福島第一原子力発電所の事故・トラブルに対するINES
(国際原子力・放射線事象評価尺度)の適用について
東北地方太平洋沖地震による福島第一原子力発電所の事故・トラブルに対するINES
(国際原子力・放射線事象評価尺度)の適用について
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による東京電力(株)福島
第一原子力発電所の事故・トラブルに対するINES評価について、3月18日以降
に得られた情報を踏まえ、レベル7と暫定評価しました。
ただし、放射性物質の放出量は、同じレベルのチェルノブイリ事故の1 割程度です。
1.INESについて
INESは、国際原子力機関(IAEA)及び経済協力開発機構の原子力機関(OEC
D/NEA)が、原子力施設等の個々の事故・トラブルについて、それが安全上どの
ような意味を持つものかを簡明に表現できるような指標として策定し、1992年3月
に加盟各国に提言したものです。
我が国においても、1992年8月1日から運用を開始しています。
2.東北地方太平洋沖地震による東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故・
トラブル
東北地方太平洋沖地震による福島第一原子力発電所の事故・トラブルについ
ては、3月18日にその時点で得られている情報での暫定的な評価(レベル5)
をお知らせしていますが、今般、原子力安全・保安院においては、原子力安全
基盤機構(JNES)の原子炉の状態等の解析結果から試算を行い、福島第一原子
力発電所の原子炉から大気中への放射性物質の総放出量をまとめたところ、表
に示すとおり、INES評価のレベル7に相当する値※となっています。
※ 放射線影響としてヨウ素131と等価となるように換算した値として数万テラベクレ
ル(1016ベクレルのオーダー)を超える値。
また、原子力安全委員会において進められている大気中への放射性物質の総
放出量の推定的試算の現段階での結果がとりまとめられました。この試算は、
ヨウ素131とセシウム137について、モニタリングの測定結果から逆算に
より福島第一原子力発電所全体の放出量として求められており、INES評価
は同じくレベル7に相当する値となっています。
福島第一での想定放出量 (参考)
チェルノブイリでの放出量
保安院概算 安全委員会発表値
ヨウ素131 …(a)
13 万テラベクレル
(1.3×10^17Bq)
15 万テラベクレル
(1.5×10^17Bq)
180 万テラベクレル
(1.8×10^18Bq)
セシウム137
6 千テラベクレル
(6.1×10^15Bq)
1 万2 千テラベクレル
(1.2×10^16Bq)
8 万5 千テラベクレル
(8.5×10^16Bq)
(ヨウ素換算値) …(b)
24 万テラベクレル
(2.4×10^17Bq)
48 万テラベクレル
(4.8×10^17Bq)
340 万テラベクレル
(3.4×10^18Bq)
(a) + (b)
37 万テラベクレル
(3.7×10^17Bq)
63 万テラベクレル
(6.3×10^17Bq)
520 万テラベクレル
(5.2×10^18Bq)
(注)原子力安全・保安院概算と原子力安全委員会発表値におけるヨウ素換算値は、INES ユ
ーザーズマニュアルに基づく換算を当院が行った。
INESレベル7は、INESの評価の中で最も重い評価ですが、過去同じ
評価となったチェルノブイリ発電所事故における環境への放射性物質放出量
と比べると、現時点では約1割前後と見込まれています。
3.今後の進め方
今回の情報は、福島第一原子力発電所全体での放出量についての現段階での
結果であり、放射性物質の環境への放出は継続しており、今後も継続して情報
を収集し、評価していくこととしています。
また、最終的なINES評価については、原因究明が行われ再発防止対策が
確定した後、総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会に設置されたINE
S評価小委員会(委員長:関村 直人 東京大学大学院工学系研究科教授)が専
門的、技術的な立場から検討し、正式評価を行います。
(本発表資料のお問い合わせ先)
原子力安全・保安院
原子力安全広報課:渡邊、小山田
電 話:03-3501-1505
03-3501-5890
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http://www.meti.go.jp/press/2011/10/20111020001/20111020001.pdf
平成23年10月20日
原子力安全・保安院
放射性物質放出量データの一部誤りについて
以下抜粋:
平成23年6月6日付けで発表しました「東京電力株式会社福島第一原子力発電所
事故に係る1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価について」において、
一部の放射性物質放出量データについて誤りが判明し、訂正することとしましたの
で、お知らせいたします。
1.事案の概要
本件は、平成23年6月6日に公表しました「東京電力株式会社福島第一
原子力発電所の事故に係る1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する
評価について」
(http://www.meti.go.jp/press/2011/06/20110606008/20110606008.html)
の資料中にある一部核種の放出量データに誤りがありましたので、訂正しま
す。訂正箇所は表5「解析で対象とした期間での大気中への放射性物質の放
出量の試算値(Bq)」(ページ:表-5)中の、添付資料1の正誤のデータ全
28カ所です。(下線部が訂正箇所です。)本日以降、6月6日公表の上記資
料の当該ページも訂正されたものに変更し、その旨を注記します。
また、平成23年8月26日に公表しました「東京電力株式会社福島第一
原子力発電所及び広島に投下された原子爆弾から放出された放射性物質に関
する試算値について」
(http://www.meti.go.jp/press/2011/08/20110826010/20110826010.html)
も今回誤りのあった放出量データを引用していましたので、添付資料2の正
誤のとおり訂正を行い、8月26日公表の上記資料も同様に訂正されたもの
に変更します。
この他、誤りのあった放出量データを基に行ったSPEEDI 計算の結果(平成
23年7月24日HP掲載)についても今後、速やかに再計算を行い訂正す
る予定です。
2.今後の対応
今後、原子力安全・保安院内でのダブルチェックを徹底するなど同様の誤
りの再発を防止するための対策を講じてまいります。
(本発表資料のお問い合わせ先)
原子力安全・保安院 原子力事故故障対策室長 古金谷 敏之
担当者:古作、照井
電 話:03-3501-1511(内線4911)
03-3501-1637(直通)
【添付資料1】
「東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に係る1号機、2号機及び
3号機の炉心の状態に関する評価について」の正誤
【誤】
表5 解析で対象とした期間での大気中への放射性物質の放出量の試算値(Bq)
核種 | 半減期 | 1 号機 | 2 号機 | 3 号機 | 合計 |
Xe-133 | 5.2 d | 3.4×10ˆ18 | 3.5×10ˆ18 | 4.4×10ˆ18 | 1.1×10ˆ19 |
Cs-134 | 2.1 y | 7.1×10ˆ14 | 1.6×10ˆ16 | 8.2×10ˆ14 | 1.8×10ˆ16 |
Cs-137 | 30.0 y | 5.9×10ˆ14 | 1.4×10ˆ16 | 7.1×10ˆ14 | 1.5×10ˆ16 |
Sr-89 | 50.5 d | 8.2×10ˆ13 | 6.8×10ˆ14 | 1.2×10ˆ15 | 2.0×10ˆ15 |
Sr-90 | 29.1 y | 6.1×10ˆ12 | 4.8×10ˆ13 | 8.5×10ˆ13 | 1.4×10ˆ14 |
Ba-140 | 12.7 d | 1.3×10ˆ14 | 1.1×10ˆ15 | 1.9×10ˆ15 | 3.2×10ˆ15 |
Te-127m | 109.0 d | 2.5×10ˆ14 | 7.7×10ˆ14 | 6.9×10ˆ13 | 1.1×10ˆ15 |
Te-129m | 33.6 d | 7.2×10ˆ14 | 2.4×10ˆ15 | 2.1×10ˆ14 | 3.3×10ˆ15 |
Te-131m | 30.0 h | 9.5×10ˆ13 | 5.4×10ˆ10 | 1.8×10ˆ12 | 9.7×10ˆ13 |
Te-132 | 78.2 h | 7.4×10ˆ14 | 4.2×10ˆ11 | 1.4×10ˆ13 | 7.6×10ˆ14 |
Ru-103 | 39.3 d | 2.5×10ˆ09 | 1.8×10ˆ09 | 3.2×10ˆ09 | 7.5×10ˆ09 |
Ru-106 | 368.2 d | 7.4×10ˆ08 | 5.1×10ˆ08 | 8.9×10ˆ08 | 2.1×10ˆ09 |
Zr-95 | 64.0 d | 4.6×10ˆ11 | 1.6×10ˆ13 | 2.2×10ˆ11 | 1.7×10ˆ13 |
Ce-141 | 32.5 d | 4.6×10ˆ11 | 1.7×10ˆ13 | 2.2×10ˆ11 | 1.8×10ˆ13 |
Ce-144 | 284.3 d | 3.1×10ˆ11 | 1.1×10ˆ13 | 1.4×10ˆ11 | 1.1×10ˆ13 |
Np-239 | 2.4 d | 3.7×10ˆ12 | 7.1×10ˆ13 | 1.4×10ˆ12 | 7.6×10ˆ13 |
Pu-238 | 87.7 y | 5.8×10ˆ08 | 1.8×10ˆ10 | 2.5×10ˆ08 | 1.9×10ˆ10 |
Pu-239 | 24065 y | 8.6×10ˆ07 | 3.1×10ˆ09 | 4.0×10ˆ07 | 3.2×10ˆ09 |
Pu-240 | 6537 y | 8.8×10ˆ07 | 3.0×10ˆ09 | 4.0×10ˆ07 | 3.2×10ˆ09 |
Pu-241 | 14.4 y | 3.5×10ˆ10 | 1.2×10ˆ12 | 1.6×10ˆ10 | 1.2×10ˆ12 |
Y-91 | 58.5 d | 3.1×10ˆ11 | 2.7×10ˆ12 | 4.4×10ˆ11 | 3.4×10ˆ12 |
Pr-143 | 13.6 d | 3.6×10ˆ11 | 3.2×10ˆ12 | 5.2×10ˆ11 | 4.1×10ˆ12 |
Nd-147 | 11.0 d | 1.5×10ˆ11 | 1.3×10ˆ12 | 2.2×10ˆ11 | 1.6×10ˆ12 |
Cm-242 | 162.8 d | 1.1×10ˆ10 | 7.7×10ˆ10 | 1.4×10ˆ10 | 1.0×10ˆ11 |
I-131 | 8.0 d | 1.2×10ˆ16 | 1.4×10ˆ17 | 7.0×10ˆ15 | 1.6×10ˆ17 |
I-132 | 2.3 h | 4.5×10ˆ14 | 9.6×10ˆ11 | 1.8×10ˆ13 | 4.7×10ˆ14 |
I-133 | 20.8 h | 6.5×10ˆ14 | 1.4×10ˆ12 | 2.6×10ˆ13 | 6.8×10ˆ14 |
I-135 | 6.6 h | 6.1×10ˆ14 | 1.3×10ˆ12 | 2.4×10ˆ13 | 6.3×10ˆ14 |
Sb-127 | 3.9 d | 1.7×10ˆ15 | 4.2×10ˆ15 | 4.5×10ˆ14 | 6.4×10ˆ15 |
Sb-129 | 4.3 h | 1.6×10ˆ14 | 8.9×10ˆ10 | 3.0×10ˆ12 | 1.6×10ˆ14 |
Mo-99 | 66.0 h | 8.1×10ˆ07 | 1.0×10ˆ04 | 6.7×10ˆ06 | 8.8×10ˆ07 |
【正】
表5 解析で対象とした期間での大気中への放射性物質の放出量の試算値(Bq)
核種 | 半減期 | 1 号機 | 2 号機 | 3 号機 | 合計 |
Xe-133 | 5.2 d | 3.4×10ˆ18 | 3.5×10ˆ18 | 4.4×10ˆ18 | 1.1×10ˆ19 |
Cs-134 | 2.1 y | 7.1×10ˆ14 | 1.6×10ˆ16 | 8.2×10ˆ14 | 1.8×10ˆ16 |
Cs-137 | 30.0 y | 5.9×10ˆ14 | 1.4×10ˆ16 | 7.1×10ˆ14 | 1.5×10ˆ16 |
Sr-89 | 50.5 d | 8.2×10ˆ13 | 6.8×10ˆ14 | 1.2×10ˆ15 | 2.0×10ˆ15 |
Sr-90 | 29.1 y | 6.1×10ˆ12 | 4.8×10ˆ13 | 8.5×10ˆ13 | 1.4×10ˆ14 |
Ba-140 | 12.7 d | 1.3×10ˆ14 | 1.1×10ˆ15 | 1.9×10ˆ15 | 3.2×10ˆ15 |
Te-127m | 109.0 d | 2.5×10ˆ14 | 7.7×10ˆ14 | 6.9×10ˆ13 | 1.1×10ˆ15 |
Te-129m | 33.6 d | 7.2×10ˆ14 | 2.4×10ˆ15 | 2.1×10ˆ14 | 3.3×10ˆ15 |
Te-131m | 30.0 h | 2.2×10ˆ15 | 2.3×10ˆ15 | 4.5×10ˆ14 | 5.0×10ˆ15 |
Te-132 | 78.2 h | 2.5×10ˆ16 | 5.7×10ˆ16 | 6.4×10ˆ15 | 8.8×10ˆ16 |
Ru-103 | 39.3 d | 2.5×10ˆ09 | 1.8×10ˆ09 | 3.2×10ˆ09 | 7.5×10ˆ09 |
Ru-106 | 368.2 d | 7.4×10ˆ08 | 5.1×10ˆ08 | 8.9×10ˆ08 | 2.1×10ˆ09 |
Zr-95 | 64.0 d | 4.6×10ˆ11 | 1.6×10ˆ13 | 2.2×10ˆ11 | 1.7×10ˆ13 |
Ce-141 | 32.5 d | 4.6×10ˆ11 | 1.7×10ˆ13 | 2.2×10ˆ11 | 1.8×10ˆ13 |
Ce-144 | 284.3 d | 3.1×10ˆ11 | 1.1×10ˆ13 | 1.4×10ˆ11 | 1.1×10ˆ13 |
Np-239 | 2.4 d | 3.7×10ˆ12 | 7.1×10ˆ13 | 1.4×10ˆ12 | 7.6×10ˆ13 |
Pu-238 | 87.7 y | 5.8×10ˆ08 | 1.8×10ˆ10 | 2.5×10ˆ08 | 1.9×10ˆ10 |
Pu-239 | 24065 y | 8.6×10ˆ07 | 3.1×10ˆ09 | 4.0×10ˆ07 | 3.2×10ˆ09 |
Pu-240 | 6537 y | 8.8×10ˆ07 | 3.0×10ˆ09 | 4.0×10ˆ07 | 3.2×10ˆ09 |
Pu-241 | 14.4 y | 3.5×10ˆ10 | 1.2×10ˆ12 | 1.6×10ˆ10 | 1.2×10ˆ12 |
Y-91 | 58.5 d | 3.1×10ˆ11 | 2.7×10ˆ12 | 4.4×10ˆ11 | 3.4×10ˆ12 |
Pr-143 | 13.6 d | 3.6×10ˆ11 | 3.2×10ˆ12 | 5.2×10ˆ11 | 4.1×10ˆ12 |
Nd-147 | 11.0 d | 1.5×10ˆ11 | 1.3×10ˆ12 | 2.2×10ˆ11 | 1.6×10ˆ12 |
Cm-242 | 162.8 d | 1.1×10ˆ10 | 7.7×10ˆ10 | 1.4×10ˆ10 | 1.0×10ˆ11 |
I-131 | 8.0 d | 1.2×10ˆ16 | 1.4×10ˆ17 | 7.0×10ˆ15 | 1.6×10ˆ17 |
I-132 | 2.3 h | 1.3×10ˆ13 | 6.7×10ˆ06 | 3.7×10ˆ10 | 1.3×10ˆ13 |
I-133 | 20.8 h | 1.2×10ˆ16 | 2.6×10ˆ16 | 4.2×10ˆ15 | 4.2×10ˆ16 |
I-135 | 6.6 h | 2.0×10ˆ15 | 7.4×10ˆ13 | 1.9×10ˆ14 | 2.3×10ˆ15 |
Sb-127 | 3.9 d | 1.7×10ˆ15 | 4.2×10ˆ15 | 4.5×10ˆ14 | 6.4×10ˆ15 |
Sb-129 | 4.3 h | 1.4×10ˆ14 | 5.6×10ˆ10 | 2.3×10ˆ12 | 1.4×10ˆ14 |
Mo-99 | 66.0 h | 2.6×10ˆ09 | 1.2×10ˆ09 | 2.9×10ˆ09 | 6.7×10ˆ09 |
【添付資料2】
「東京電力株式会社福島第一原子力発電所及び広島に投下された原子爆弾
から放出された放射性物質に関する試算値について」の正誤
【誤】
解析で対象とした期間での大気中への放射性物質の放出量の試算値(Bq)
核種 | 1 号機 | 2 号機 | 3 号機 | 放出量合計 |
Xe-133 | 3.4×10ˆ18 | 3.5×10ˆ18 | 4.4×10ˆ18 | 1.1×10ˆ19 |
Cs-134 | 7.1×10ˆ14 | 1.6×10ˆ16 | 8.2×10ˆ14 | 1.8×10ˆ16 |
Cs-137 | 5.9×10ˆ14 | 1.4×10ˆ16 | 7.1×10ˆ14 | 1.5×10ˆ16 |
Sr-89 | 8.2×10ˆ13 | 6.8×10ˆ14 | 1.2×10ˆ15 | 2.0×10ˆ15 |
Sr-90 | 6.1×10ˆ12 | 4.8×10ˆ13 | 8.5×10ˆ13 | 1.4×10ˆ14 |
Ba-140 | 1.3×10ˆ14 | 1.1×10ˆ15 | 1.9×10ˆ15 | 3.2×10ˆ15 |
Te-127m | 2.5×10ˆ14 | 7.7×10ˆ14 | 6.9×10ˆ13 | 1.1×10ˆ15 |
Te-129m | 7.2×10ˆ14 | 2.4×10ˆ15 | 2.1×10ˆ14 | 3.3×10ˆ15 |
Te-131m | 9.5×10ˆ13 | 5.4×10ˆ10 | 1.8×10ˆ12 | 9.7×10ˆ13 |
Te-132 | 7.4×10ˆ14 | 4.2×10ˆ11 | 1.4×10ˆ13 | 7.6×10ˆ14 |
Ru-103 | 2.5×10ˆ09 | 1.8×10ˆ09 | 3.2×10ˆ09 | 7.5×10ˆ09 |
Ru-106 | 7.4×10ˆ08 | 5.1×10ˆ08 | 8.9×10ˆ08 | 2.1×10ˆ09 |
Zr-95 | 4.6×10ˆ11 | 1.6×1013 | 2.2×10ˆ11 | 1.7×10ˆ13 |
Ce-141 | 4.6×10ˆ11 | 1.7×10ˆ13 | 2.2×10ˆ11 | 1.8×10ˆ13 |
Ce-144 | 3.1×10ˆ11 | 1.1×10ˆ13 | 1.4×10ˆ11 | 1.1×10ˆ13 |
Np-239 | 3.7×10ˆ12 | 7.1×10ˆ13 | 1.4×10ˆ12 | 7.6×10ˆ13 |
Pu-238 | 5.8×10ˆ08 | 1.8×10ˆ10 | 2.5×10ˆ08 | 1.9×10ˆ10 |
Pu-239 | 8.6×10ˆ07 | 3.1×10ˆ09 | 4.0×10ˆ07 | 3.2×10ˆ09 |
Pu-240 | 8.8×10ˆ07 | 3.0×10ˆ09 | 4.0×10ˆ07 | 3.2×10ˆ09 |
Pu-241 | 3.5×10ˆ10 | 1.2×10ˆ12 | 1.6×10ˆ10 | 1.2×10ˆ12 |
Y-91 | 3.1×10ˆ10 | 2.7×10ˆ12 | 4.4×10ˆ11 | 3.4×10ˆ12 |
Pr-143 | 3.6×10ˆ11 | 3.2×10ˆ12 | 5.2×10ˆ11 | 4.1×10ˆ12 |
Nd-147 | 1.5×10ˆ11 | 1.3×10ˆ12 | 2.2×10ˆ11 | 1.6×10ˆ12 |
Cm-242 | 1.1×10ˆ10 | 7.7×10ˆ10 | 1.4×10ˆ10 | 1.0×10ˆ11 |
I-131 | 1.2×10ˆ16 | 1.4×10ˆ17 | 7.0×10ˆ15 | 1.6×10ˆ17 |
I-132 | 4.5×10ˆ14 | 9.6×10ˆ11 | 1.8×10ˆ13 | 4.7×10ˆ14 |
I-133 | 6.5×10ˆ14 | 1.4×10ˆ12 | 2.6×10ˆ13 | 6.8×10ˆ14 |
I-135 | 6.1×10ˆ14 | 1.3×10ˆ12 | 2.4×10ˆ13 | 6.3×10ˆ14 |
Sb-127 | 1.7×10ˆ15 | 4.2×10ˆ15 | 4.5×10ˆ14 | 6.4×10ˆ15 |
Sb-129 | 1.6×10ˆ14 | 8.9×10ˆ10 | 3.0×10ˆ12 | 1.6×10ˆ14 |
Mo-99 | 8.1×10ˆ07 | 1.0×10ˆ04 | 6.7×10ˆ06 | 8.8×10ˆ07 |
【正】
解析で対象とした期間での大気中への放射性物質の放出量の試算値(Bq)
核種 | 1 号機 | 2 号機 | 3 号機 | 放出量合計 |
Xe-133 | 3.4×10ˆ18 | 3.5×10ˆ18 | 4.4×10ˆ18 | 1.1×10ˆ19 |
Cs-134 | 7.1×10ˆ14 | 1.6×10ˆ16 | 8.2×10ˆ14 | 1.8×10ˆ16 |
Cs-137 | 5.9×10ˆ14 | 1.4×10ˆ16 | 7.1×10ˆ14 | 1.5×10ˆ16 |
Sr-89 | 8.2×10ˆ13 | 6.8×10ˆ14 | 1.2×10ˆ15 | 2.0×10ˆ15 |
Sr-90 | 6.1×10ˆ12 | 4.8×10ˆ13 | 8.5×10ˆ13 | 1.4×10ˆ14 |
Ba-140 | 1.3×10ˆ14 | 1.1×10ˆ15 | 1.9×10ˆ15 | 3.2×10ˆ15 |
Te-127m | 2.5×10ˆ14 | 7.7×10ˆ14 | 6.9×10ˆ13 | 1.1×10ˆ15 |
Te-129m | 7.2×10ˆ14 | 2.4×10ˆ15 | 2.1×10ˆ14 | 3.3×10ˆ15 |
Te-131m | 9.5×10ˆ13 | 5.4×10ˆ10 | 1.8×10ˆ12 | 9.7×10ˆ13 |
Te-132 | 7.4×10ˆ14 | 4.2×10ˆ11 | 1.4×10ˆ13 | 7.6×10ˆ14 |
Ru-103 | 2.5×10ˆ09 | 1.8×10ˆ09 | 3.2×10ˆ09 | 7.5×10ˆ09 |
Ru-106 | 7.4×10ˆ08 | 5.1×10ˆ08 | 8.9×10ˆ08 | 2.1×10ˆ09 |
Zr-95 | 4.6×10ˆ11 | 1.6×1013 | 2.2×10ˆ11 | 1.7×10ˆ13 |
Ce-141 | 4.6×10ˆ11 | 1.7×10ˆ13 | 2.2×10ˆ11 | 1.8×10ˆ13 |
Ce-144 | 3.1×10ˆ11 | 1.1×10ˆ13 | 1.4×10ˆ11 | 1.1×10ˆ13 |
Np-239 | 3.7×10ˆ12 | 7.1×10ˆ13 | 1.4×10ˆ12 | 7.6×10ˆ13 |
Pu-238 | 5.8×10ˆ08 | 1.8×10ˆ10 | 2.5×10ˆ08 | 1.9×10ˆ10 |
Pu-239 | 8.6×10ˆ07 | 3.1×10ˆ09 | 4.0×10ˆ07 | 3.2×10ˆ09 |
Pu-240 | 8.8×10ˆ07 | 3.0×10ˆ09 | 4.0×10ˆ07 | 3.2×10ˆ09 |
Pu-241 | 3.5×10ˆ10 | 1.2×10ˆ12 | 1.6×10ˆ10 | 1.2×10ˆ12 |
Y-91 | 3.1×10ˆ10 | 2.7×10ˆ12 | 4.4×10ˆ11 | 3.4×10ˆ12 |
Pr-143 | 3.6×10ˆ11 | 3.2×10ˆ12 | 5.2×10ˆ11 | 4.1×10ˆ12 |
Nd-147 | 1.5×10ˆ11 | 1.3×10ˆ12 | 2.2×10ˆ11 | 1.6×10ˆ12 |
Cm-242 | 1.1×10ˆ10 | 7.7×10ˆ10 | 1.4×10ˆ10 | 1.0×10ˆ11 |
I-131 | 1.2×10ˆ16 | 1.4×10ˆ17 | 7.0×10ˆ15 | 1.6×10ˆ17 |
I-132 | 4.5×10ˆ14 | 9.6×10ˆ11 | 1.8×10ˆ13 | 4.7×10ˆ14 |
I-133 | 6.5×10ˆ14 | 1.4×10ˆ12 | 2.6×10ˆ13 | 6.8×10ˆ14 |
I-135 | 6.1×10ˆ14 | 1.3×10ˆ12 | 2.4×10ˆ13 | 6.3×10ˆ14 |
Sb-127 | 1.7×10ˆ15 | 4.2×10ˆ15 | 4.5×10ˆ14 | 6.4×10ˆ15 |
Sb-129 | 1.6×10ˆ14 | 8.9×10ˆ10 | 3.0×10ˆ12 | 1.6×10ˆ14 |
Mo-99 | 8.1×10ˆ07 | 1.0×10ˆ04 | 6.7×10ˆ06 | 8.8×10ˆ07 |
==========================
http://www.meti.go.jp/press/2011/08/20110826010/20110826010-2.pdf
広島原爆での大気中への放射性物質の放出量の試算値(Bq)
核種 放出量
H-3 1.1×10E16 (10の16乗)
C-14 1.3×10E13 (10の13乗)
Mn-54 2.4×10E14 (10の14乗)
Fe-55 9.2×10E13 (10の13乗)
Sr-89 1.1×10E16 (10の16乗)
Sr-90 5.8×10E13 (10の13乗)
Y-91 1.1×10E16 (10の16乗)
Zr-95 1.4×10E16 (10の16乗)
Ru-103 2.3×10E16 (10の16乗)
Ru-106 1.1×10E15 (10の15乗)
Sb-125 6.9×10E13 (10の13乗)
I-131 6.3×10E16 (10の16乗)
Ba-140 7.1×10E16 (10の16乗)
Ce-141 2.5×10E16 (10の16乗)
Ce-144 2.9×10E15 (10の15乗)
Cs-137 8.9×10E13 (10の13乗)
C-14 1.3×10E13 (10の13乗)
Mn-54 2.4×10E14 (10の14乗)
Fe-55 9.2×10E13 (10の13乗)
Sr-89 1.1×10E16 (10の16乗)
Sr-90 5.8×10E13 (10の13乗)
Y-91 1.1×10E16 (10の16乗)
Zr-95 1.4×10E16 (10の16乗)
Ru-103 2.3×1016 (10の16乗)
Ru-106 1.1×10E15 (10の15乗)
Sb-125 6.9×10E13 (10の13乗)
I-131 6.3×10E16 (10の16乗)
Ba-140 7.1×10E16 (10の16乗)
Ce-141 2.5×10E16 (10の16乗)
Ce-144 2.9×10E15 (10の15乗)
Cs-137 8.9×10E13 (10の13乗)
※出典:「原子力放射線の影響に関する国連科学委員会2000年報告 付属書C」より試算
以下省略
===============================================================
http://www.kantei.go.jp/jp/topics/2011/pdf/app-chap04-2.pdf
東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に係る1号機、 2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価のクロスチェック解析
概要
===============================================================
http://www.examiner.com/article/fukushima-cesium-equals-4-023-hiroshima-bombs
Fukushima nuclear cesium fallout equals 4,023 Hiroshima bombs
May 25, 2012
On Wednesday, TEPCO released estimates of the amount of Cesium leaked from Fukushima that are 24 times higher than previously thought and equal to 4,023 Hiroshima bombs.
公開日: 2012/05/25
Full Story: http://blog.alexanderhiggins.com/2012... New TEPCO estimates calculate the amount of Cesium leaked from Fukushima is 24 times higher than previously thought and equal to 4,023 Hiroshima bombs.
===============================================================
http://allegedlyapparent.wordpress.com/2012/05/25/fukushimas-cs-137-is-not-four-chernobyls-russia-today-spreading-misinformation/
Fukushima’s Cs-137 is NOT “Four Chernobyls” ! (Russia Today spreading misinformation)
I made a couple edits to my May 6, 2012 overview post, “One year later – Part 2: The Ongoing Fukushima Daiichi NPP Disaster.”. Reporting on the issue has been rather confusing. Earlier today I posted “Fukushima Already Released more than 400% Chernobyl’s Cs-137″, but I took it down, and then changed the title and content to reflect my findings. I discovered major alternative media outlets are currently spreading misinformation from Russia Today (See further below). I aim to undo the confusion in this blogpost.
For starters, data quoted (in the The Yomiuri Shimbun and elsewhere) referred to “iodine-131 equivalence” numbers (for which the estimates for Cs-137 are multiplied x 40 = the key to this confusion), but in many cases these were then wrongfully compared. I’ll lay it all out in this blogpost. Took me awhile, though, as I had to go check a couple more things to correct everything… Roll’n:
TEPCO’s May 24 2012 (English) Press Release: (my emphasis)
“[...]
As for the amount of radioactive materials released into the air, the evaluation was done from March 12 to 31, 2011. The estimated release amounts are as follows. Noble gas: Approx. 5×1017 Bq Iodine 131: Approx. 5×1017 Bq Cesium 134: Approx. 1×1016 Bq Cesium 137: Approx. 1×1016 Bq
The amounts of radioactive materials released in April and later in 2011 are not taken into account in this evaluation result as the released amounts were less than 1% of that in March 2011, which are considered to be insignificant.
As for the amount of radioactive materials released into the ocean, the evaluation was done from March 26 to September 30, 2011. The estimated release amounts are as follows. Iodine 131: Approx. 1.1×1016 Bq Cesium 134: Approx. 3.5×1015 Bq Cesium 137: Approx. 3.6×1015 Bq
As the equipments to directly measure [...]” - quoted from SOURCE: http://www.tepco.co.jp/en/press/corp-com/release/2012/1204659_1870.html Translation for the ‘released into air’ part:
Noble gas: Approx. 5×1017 Bq = 500 Pbq of an unnamed noble gas (Xe-133 ?) and: Iodine 131: Approx. 5×1017 Bq = 500 Pbq I-131 Cesium 134: Approx. 1×1016 Bq = 10 Pbq Cs-134 Cesium 137: Approx. 1×1016 Bq = 10 Pbq Cs-137
Converted to “iodine equivalent”X I-131 x1, Cs-134 x 4, and Cs-137 x 40 (to reflect the long duration the isotope stays in environment), thus the Iodine equivalent data for FUKUSHIMA #1 NPP is:
- 500 Pbq I-131
- 40 Pbq Cs-134
- 400 Pbq Cs-137
Without the Cs-134, this (I-131 + Cs-137 iodine equivalent) is the “900,000 teraBecquerel” mentioned by, among others, the Japan Times, Friday, May 25, 2012:
“Fukushima meltdowns’ March 2011 fallout higher than estimated, near 900,000 terabecquerels: Tepco”: ”An estimated 900,000 terabecquerels of radioactive substances were released into the atmosphere in March 2011 by the triple meltdowns at the Fukushima No. 1 nuclear plant, Tokyo Electric Power Co. said Thursday….” See article at: http://www.japantimes.co.jp/text/nn20120525b6.html
‘The Yomiuri Shimbun’, reported on May 24, 2012: “TEPCO estimate sees more radiation than NISA’s”, (my emphasis): “Tokyo Electric Power Co. has estimated the total amount of radioactive substances discharged from its Fukushima No. 1 nuclear power plant measured 760,000 terabecquerels, 1.6 times the estimate released by the Economy, Trade and Industry Ministry’s Nuclear and Industrial Safety Agency in February. One terabecquerel is equal to 1 trillion becquerels.” and further: “TEPCO combined the two methods and repeated its calculations under different conditions. It reached a final estimate of 400,000 terabecquerels of iodine-131 and 360,000 terabecquerels of cesium-137. The amount of radioactive substances discharged in the Chernobyl accident in 1986 was 5.2 million terabecquerels.” - SOURCE: ‘The Yomiuri Shimbun’, reported on May 24, 2012- (my emphasis) http://www.yomiuri.co.jp/dy/national/T120523005514.htm)
Where did the Yomiuri Shimbun get 400,000 TBq I-131 + 360,000 TBq for Cs-137 from? No idea. Okay, nevermind on that one, I’ll run with the TEPCO data.
For ‘released straight into the Pacific Ocean’, their new numbers are:
Iodine 131: Approx. 1.1×1016 Bq = 11 PBq = 1100 TBq Cesium 134: Approx. 3.5×1015 Bq = 3.5 PBq= 3500 TBq Cesium 137: Approx. 3.6×1015 Bq = 3.6 PBq = 3600 TBq
For simplicity, I will focus on just the air releases.
The strange small difference in the Yomiuri Shimbun aside, American and Russian outlets turned that TEPCO press release into misinformation. Many such reports originally threw me off (for many hours -grrr.) , because, for example, widely-sourced ENENews, reported it as such:
“Fukushima amounts to four Chernobyls” of cesium-137 contamination — “It still seems to be just an effort to downplay the real scale of the event” – SOURCE: http://enenews.com/fukushima-amounts-to-four-chernobyls-worth-of-cesium-137-contamination-it-still-seems-to-be-just-an-effort-to-downplay-the-real-scale-of-the-event
I’m getting a little tired of how ENENews doesn’t fact-check what they spread… This time sourced their crap from Russia Today. (Which… actually… this would be speculation, but could this be on purpose, to downplay the Chernobyl accident?)
RT put out the following asinine report, which ENENews spread, picked up in turn by Rense.com, etc.:
“TEPCO’s new estimates suggest that its Fukushima reactor has released more than quadruple the amount of radioactive cesium-137 leaked during the Chernobyl disaster. [...]” Read more confusing misinformation at this SOURCE: http://www.rt.com/news/fukushima-chernobyl-cesium-137-contamination-145/
In this regard, their motto is rather funny, I find:
I’ll sort this confusion one out for you, below. First this table to not get confused about the prefixes (I also added the more compete prefix table to my Radiation Units page):
The difference between ‘peta’ and ‘tera’ is 1000 (3 zeroes). These are what can be compared to the “5200 PBq of Chernobyl’s “total”", the May 2012 TEPCO estimates are:
- 500 PBq of I-131 (compares to their previous 319 PBq*)
- 400 PBq of Cs-137 (compares to their 30.3 PBq** estimate from a year ago! – *&**: see table below -; or to the 15 PBq reported last September:)
To “get a clue” if those levels might cause any cancer, Fukushima’s 10,000 TBq for ONLY Cs-137 compares to Hiroshima’s 89 TBq of Cs-137. To understand the seriousness of this, see my May 19, 2012 blogpost, ‘Radiation Research Society – 14th Report. Low Level Radioactivity More Carcinogenic than previously known.’ So while you could scream: “FUKUSHIMA Cesium = 112 Hiroshima bombs” (which is old news, see my July 31, 2011 post HERE), saying it is “4 times Chernobyl” is truly NONSENSE. As far as TOTAL radioactivity release, because of the extremely high Xenon-133 release, Fukushima is worse than Chernobyl. Just like I beat the officials to declaring the accident an “INES level 7″ by several weeks (see HERE), it is only a matter of time for it to become official that Fukushima tops Chernobyl as far as total radionuclide contamination, as well as in many other respects. (And perhaps an INES-8 can be added for disasters that don’t have an end in sight…) Now, for the data, look at this table below:
In a paper, dated February 16th, 2012, “Effects of the Fukushima nuclear meltdowns on environment and health“, by Dr. med. Alex Rosen, University Clinic Düsseldorf, [Germany], Department of General Paediatrics, there’s a table showing some data:
Take the upper estimates in the above table alone, and for I-131 and Cs-137 substitute the old estimates with the new TEPCO estimate for I-131, and as such: add up 500 PBq (I-131) + 50 PBq (Cs-137, unadjusted) + 4.24 PBq (Strontium) + 0.0025 PBq Plutonium + 22,300 PBq (Xenon-133, 2011 estimate), I get just over 23,000 PBq, which is over 164% of Chornobyl’s total of 14,000 PBq. And that’s without taking some other isotopes into consideration. (Even if you were to use NILU’s 2011 estimate for Xenon-133, Fukushima surpasses Chernobyl.)
CONCLUSION:
While in some respects, such as total Iodine-131 and Cs-137 release, Fukushima is less severe, as far as total radioactivity release, as well as ocean contamination, the 2011 and ongoing Fukushima nuclear disaster is WORSE than Chernobyl’s. This is 100% backed up by the official data I quote above. Recent reports (from RT in this case) that Fukushima’s Cesium totals are much worse than Chernobyl’s cannot be substantiated upon scrutiny.
[last updated May 25, 2012]
—————————————————————–
“Appendix: SOURCES for Chernobyl / Чорнобильської DATA:
Summary (Chornobyl):
- 14 EBq TOTAL (= 14,000 PBq = 14,000,000 TBq)
including:
- 1.8 EBq I-131 (1.8 Ebq = 1800 PBq (1,760 PBq to be precise) = 1,760,000 TBq)
- 85 PBq Cs-137 ( 85 PBq = 85,000 TBq) -!-x40=–> = 3,400,000 Tbq “Iodine equivalent” !
not including, but very important to make sense of confusing comparisons:
- I-131 + Cs-137 Iodine equivalent = 5.2 EBq = 5200 PBq = 5.2 million terabecquerrel
Sources:
” [...] The total radioactivity of the pools of contaminated water is equivalent to one seventh of the 5.2 million terabecquerels released into the atmosphere from the Chernobyl nuclear power plant disaster in 1986. [...]” - June 5, 2011 Asahi Shimbum (http://www.asahi.com/english/TKY201106040157.html)
!!!–> Note the origin and meaning of the 5.2 EBq estimate: “A total of about 14 EBq (14 x 1018 Bq) of radioactivity was released, over half of it being from biologically-inert noble gases.* *The figure of 5.2 EBq is also quoted, this being “iodine-131 equivalent” – 1.8 EBq iodine and 85 PBq Cs-137 multiplied by 40 due its longevity, and ignoring the 6.5 EBq xenon-33 and some minor or short-lived nuclides.” - http://www.world-nuclear.org/info/chernobyl/inf07.html
“The total release of radioactive substances was about 14 EBq, including 1.8 EBq of iodine-131, 0.085 EBq of 137Cs, 0.01 EBq of 90Sr and 0.003 EBq of plutonium radioisotopes. The noble gases contributed about 50% of the total release. [...] 1 EBq = 1018 Bq (Becquerel).” – IAEA (http://www.iaea.org/Publications/Booklets/Chernobyl/chernobyl.pdf)
- Still comes up on Google’s first page, so I want to point out the erroneousness of this source: “A retrospective view of the Chernobyl accident of Apr 26, 1986 assesses the total radiation release at about 100 megaCuries or 4 x 1018 becquerels, including some 2.5 MCi of cesium-137. The cesium is the most serious release in terms of long term consequences. The total release was around 4% of the total accumulated activity of the core and compares to a release of 15 Ci at Three Mile Island. The release was then about 7 million times that at TMI. [...]“ – FAIL: http://hyperphysics.phy-astr.gsu.edu/hbase/nucene/cherno2.html (For starters ‘4 x 1018 becquerels’ is a pretty rough rounding up, as 100mCi really is 3.7 x 1018 becquerels, and this number is not accepted anywhere anymore. 14 EBq (or 5.2 EBq, see above) is the official estimate for Chernobyl, see sources above.)
===============================================================
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2012/1204619_1834.html
東北地方太平洋沖地震の影響による福島第一原子力発電所の事故に伴う大気および海洋への放射性物質の放出量の推定について
(平成24年5月現在における評価)
平成24年5月24日 東京電力株式会社
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響による福島第一原子力発電所の事故により、発電所周辺地域をはじめ福島県民の皆さま、更には広く社会の皆さまに大変なご迷惑とご心配をおかけしていることに対し、改めて心よりお詫び申し上げます。 同発電所の事故に関しましては、同年4月17日に、事故の収束に向けた道筋を取りまとめており、その取り組みを進めた結果、7月19日には、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」の達成を、12月16日には、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認しました。 また、12月21日には、同発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめ、現在、その取り組みを進めているところです。 当社は、以上の取り組みと並行して、今回の事故による大気および海洋への放射性物質の放出量の評価を進めてまいりましたが、平成24年5月現在における評価結果が取りまとまりましたのでお知らせします。 大気への放射性物質の放出量については、評価期間を平成23年3月12日から同年3月31日として評価を行い、その結果、希ガスで約5×1017ベクレル、ヨウ素131で約5×1017ベクレル、セシウム134で約1×1016ベクレル、セシウム137で約1×1016ベクレルと推定しました。 同年4月以降の大気への放射性物質の放出量については、評価の結果、3月中の放出量に対する割合が1%未満と大変低く、総体として数値への影響がないことから、今回お知らせした放射性物質の放出量には含めておりません。 また、海洋への放射性物質の放出量については、評価期間を平成23年3月26日から同年9月30日として評価を行い、その結果、ヨウ素131で約1.1×1016ベクレル、セシウム134で約3.5×1015ベクレル、セシウム137で約3.6×1015ベクレルと推定しました。 大気への放射性物質の放出量の推定にあたっては、事故の影響により、排気筒モニタなどの直接放射性物質濃度を測定する計器が使用不能であったため、原子炉から環境への放射性核種ごとの放出のされやすさの比を一定と仮定したうえで、評価期間中における同発電所敷地内でのモニタリングカーなどによる測定データ(空間線量率、風向・風速)や気象庁の観測値を放射性物質の大気への拡散を計算するプログラムへ入力し評価を行うとともに、その結果については、文部科学省にて実施した土壌の汚染密度の測定結果と照合を行い概ね妥当であることを確認しました。 ただし、今回の結果については、使用したデータが同発電所敷地内という限られた場所におけるものであること、および原子炉から環境への放出のされやすさについては、放射性核種ごとに違いがあり、原子炉の状況などの影響により変動するものですが、今回は評価期間中における各プラントからの放出のされやすさを一部のデータから推定し、核種ごとに一定と仮定して評価していることなどから、今後、更なるデータならびに知見の収集に努め、評価結果の検証を進めてまいります。 また、海洋への放射性物質の放出量の推定にあたっては、同発電所の南北放水口付近で行った海水中の放射性物質濃度のモニタリングデータを元に、一般財団法人電力中央研究所にて放射性物質の海洋への拡散を計算するプログラムを用いて評価を行いました。 ただし、今回の結果については、同発電所の南北放水口におけるモニタリングデータという限られたデータを元に全体的な放出量の評価を行ったものであり、放出要因(発電所施設からの直接放出、大気からのフォールアウト、雨水からの流れ込み等)ごとの個別の評価は行っていないことから、大気同様、今後、更なるデータならびに知見の収集に努め、評価結果の検証を進めてまいります。 当社としては、引き続き、プラントの安定状態の維持、ならびに1~4号機の廃止に向けて必要となる措置を中長期にわたって進めていくことについて、全力で取り組んでまいります。
以 上
<添付資料>
・福島第一原子力発電所の事故に伴う大気への放出量推定について(PDF 115KB)
・海洋(港湾付近)への放射性物質の放出量推定について(PDF 88.2KB)
<参考資料>
・大気への放射性物質の放出量の推定方法について[概要](PDF 240KB)
・海洋(港湾付近)への放射性物質の放出量の推定結果について(PDF 334KB)
・福島第一原子力発電所事故における放射性物質の大気中への放出量の推定について[報告書](PDF 4.30MB)
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http://matuoka777isenokamikaze.blogspot.jp/2012/12/8000.html
あああ福島原発事故の潜在する放射能汚染はチェルノブイリの20倍・広島原爆の8000個分に相当する
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