2013年8月30日金曜日

プラ子旅する。---まだアフリカです。栗山さやか 

プラ子旅する。---まだアフリカです。

http://purako.jugem.jp/

マトーラさんのこと。

2013.08.19 Monday

いつものように日曜日の午後、協会の勉強小屋で女性たちに健康や栄養、病気についての授業をしていました。勉強小屋の崩れかけたわらの屋根を直すために、みんなそれぞれ1束のわらを奥地に行って頭に乗せて運んでこよう。って決めていて、協会の1人の女性、いつもにっこりしているマトーラさんも、「明日は薪を運びに遠くのブッシュにいくからわらは火曜日でもいいー?」なんて聞いてきていていつものようにのどかな日曜日でした。 

マトーラさんは、協会の畑のメンバーでもあり、
協会が出来た当時からいつも一緒にいて、私もとても信頼している女性でした。 

勉強小屋に住んでくれていて
リーダーとなって働いてくれているルーシアさんに何かあったときに連絡がとれるように携帯電話を渡してあります。
 ルーシアさんから火曜日の早朝に連絡がきて、「マトーラさんが病院に入院してしまったよ」って。

 
私は、ちょうど大きな試験があり肉体的にも精神的にもいっぱいいっぱいで、マトーラさん大丈夫かなと心配しながらも病院の面会時間にいけずに2日間経ってしまって、ルーシアさんたちが面会に行っていてくれました。

 
今日こそは、夕方、学校の図書室抜けだして、病室に会いにいこうと思っていました。はやく夕方にならないかなぁとそわそわしながらいて、朝の休憩時間にルーシアさんに連絡を入れると、泣きながら「マトーラさんが亡くなった」って。

 
絶対何かの間違いかと思いました。

 
急いで、お昼休憩時間、通っている医療学校のすぐ隣にある遺体保管所に向かって冷凍保存の遺体の場所、ロッカーみたいな引き出しの一つを引くと横たわったマトーラさんが入っていて、数日前まで笑いながら、わらを運ぶ日をみんなと一緒に決めていたのに冷たくなったマトーラさんの動かない体、開いてくれない目、涙で目の前がみえなくなりました。 

彼女は38歳ぐらいの年齢で数年前に旦那さんを亡くしていて、
7人の子供たちを1人で育てていました。 

彼女の小さな子供たちも協会の勉強小屋で勉強してて
残された子供たちのことを思いました。 

彼女の18歳で中学2年生の長男も遺体保管所にきて、
彼は、家計を助けるために、夜間の中学校に通い、朝から夕方までは、路上のマーケットでタライを売るお仕事をしていました。

彼は、私を見ると、
「お母さんいきなり死んじゃった。誰かに呪いをかけられて死んだ。」って言いました。
 
 マトーラさんからいつも話は聞いていたけど、初めて見るマトーラさんの一番大きな息子さん、マトーラさんに本当に似ていて。 

HIV、エイズ、マラリア、栄養失調、細菌感染が頻繁な
彼女たちには、少しでも体調が悪くなったら病院に行くように。といつも私は伝えていました。 
 
マトーラさんも具合が悪くなった日、勉強小屋のルーシアさんのところにきて、お腹がとても痛くて、具合がかなり悪いって言って、協会で援助している病院代18円を持って病院に向ったそうです。そして3日後には亡くなっていってしまいました。
 
 3日前まであんなに元気で、あまりに突然のことで、今でも亡くなった事実が信じられないです。私でも数日間、放心状態で、残された彼女のまだ小さな子供たち、お父さんもお母さんも亡くしてしまった子達のことを気持ちを思うと胸が苦しくなりました。 

残された7人の子供たち、一番小さな子は4歳になったばかりです。
半分の子達は、親せきのおうちに引き取られました。残りの半分の子供たちは、長男が育てることに決まりました。ですが、親せきのおうちにもたくさんの子供たちが住んでいて食べ物が足りず、 マトーラさんの子供たち、

「おまえたちの分までの食べ物が足りないから、
自分の家に戻りなさい」って言われてしまって長男が1人で育てることになり、まだ18歳の男の子に6人分の子供たちの食糧確保は難しく、協会で2週間に一度、主食の乾燥とうもころこしの粉を一バケツ分援助することを決めました。

1バケツ時期によっても値段は変わりますが、
約450円です。1バケツ、6人の子供たちが約1週間分食べれます。 

4歳のマプもいつも協会の勉強小屋に来て
日本から送っていただいた絵本を眺めたり、落書きしたり他の小さな子達と遊んでいます。

12歳のカティアは、奉公に出されることになり、
奉公先でレイプをされたり、食べ物をほとんど食べさせてもらえなかったり奴隷のように扱われたりすることがここでも問題になっていますが、彼女はしっかり学校に通わせてもらえているって聞いて安心しました。

 
どうかみんな安全がある暮らしで元気に育ってくれますようにと思うばかりです。
 
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協会の引越しの2回目のさんぽの会のこと。

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2010.12.02 Thursday

なかなかまたブログを更新できずにいて
協会の報告ができず申し訳ありませんでした。。

使っていた勉強小屋の土地で揉めていて、
突然、10日以内に退去するか、
法外な土地代を毎月払わないといけないことになって、
(日本で例えるなら、毎月、6万円の家賃のアパートなのに、
40万円の家賃を請求された。。)

もぅ大慌てで安い土地を探しまくって、揉めに揉めつつ契約して、
また必要な材料買い揃えて、みんなで土地を耕して、
勉強小屋解体して、協会の女性たちみんなで、
それぞれわらとか木の枝、頭に乗せて、
新しい場所まで運んで、またわらの勉強小屋、何日かかけて作り直しました。

やっとやっと新しい勉強小屋が一応出来てふーと思っていたら、
別の知らない人が、ここは私の土地だって言って来て、
完成したばっかりのわらでできた囲いを無理やり壊そうとして、
呪ってやるって暴言はかれつつも何とか解決して、やっと一安心です。

しかもしかもずっとあったらいいなぁって思っていた井戸も掘ってしまいました。
たぶん10Mぐらいで掘ったところで水が出てきてみんなで喜びして、
新しい勉強小屋も、もうすぐ大雨期に入る時期で、
外にはみ出して座るとみんなずぶ濡れになってしまうので大きめに作り直しました。


以前に、ブログの携帯の配信料としていただいていた残りのお金で
勉強会の移動のお金なんとか全部間に合いましたが、
協会の活動費、11月からみなさんから頂いたご寄付を使わせていただいています。
本当に本当にありがとうございます。


今まで子供たちのお昼ご飯は、
野菜とスパゲティ入りのコップ1杯のスープと
1つのパンを半分にちぎって二人でわけっこしていましたが、
やっぱり前の日もほとんど食べ物が家になくて、何にも食べれてなかったり、
1日ほんの少しの食べ物しか食べれない子も多く、
お腹がみんなぺこぺこで、みんなお昼ごはん食べ終わったあとでも
おなべを洗う担当の女性のところにいつも集まって
なべのそこに焦げて張り付いてる数本の短いスパゲティを本気で取り合いになって、
そういうのをみるたびにスープももう少し多めにあげたいなぁ。
パンもせめて一人ひとつのパンあげれたらなぁ。っていつも思っていましたが
予算的にどう頑張っても厳しくて、、、でしたが、
今月からみなさんのご寄付のおかげで
パンをそのまま一人ひとつ渡す余裕ができて、本当に感謝感謝です。

そしてそしてなんと、またさんぽの会を来月、
みなさんが開いてくださることになりました。
12月12日の日曜日です。
今回も色んなお仕事をされているかたたちが集まってくださって、
色んなお話が聞けるんじゃないかなぁと思います。







 

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モザンビークで暮らす日本人女性ボランティア
 
 

 
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元渋谷109ショップ店員、東京他店舗店長、OL、フリーターして、日本でてきて7年目です。 60カ国ぐらいうろうろバックパッカーして今はアフリカで弱い立場にある女性たち、子どもたちのための協会を作りました。別の国の人たちのこと、HIVやいろんな問題、現地の人たちの生活のこと、貧しいということ、毎日の小さなこと書いていっています。
 
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また、ご寄付をいただける方は下記にお願い致します。いつもありがとうございます。

※日本にアシャンテママがないために、受け皿がありません。
そのため、さんぽの会等々で支援をしてくださっているソニー・デジタルさんが窓口になってくださいました。

寄付口座
銀行名/三井住友銀行
支店名/浜松町支店
種別/普通預金
口座番号/7426680
口座名義/カ)ソニ-.デジタルエンタテインメント.サ-ビス
振込名/お名前の前に「プラコ」と入れてください。
例)プラコ ヤマダ タロウ

※上記口座にて受け付けました寄付に関しては、責任を持ってプラ子ちゃんに全額お届けいたします。どうぞ宜しくお願い致します。
Just Givingに参加しています。

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アフリカでボランティア活動中のギャル・プラ子ちゃんが挑戦したreadyfor?のプロジェクト。

http://sonydes.jp/mt/mt-search.cgi?tag=%E3%83%97%E3%83%A9%E5%AD%90&blog_id=1&IncludeBlogs=1
 
 https://readyfor.jp/projects/purako

このプロジェクトについて

モザインビークで貧困に苦しむ女性と子供たちへの教育のためひとり日々奮闘する「プラ子ちゃん」を応援したい!


「プラ子ちゃん」
私たちは彼女のことを、プラ子ちゃんと呼んでいます。本名は栗山さやかさん。日本を飛び出して、プラっと気ままに、ボランティアをはじめたので、彼女のことをそう呼ぶようになりました。プラ子ちゃんは今、アフリカのモザインビーク共和国・リシンガでアシャンテママというNPOをひとりで立ち上げ運営しています。そこで、プラ子ちゃんは、シングルマザーの女性たちの自立支援や、学校に行けていなかった子どもへの教育支援をしています。
モザインビーク共和国・リシンガでは、殺人、強盗、汚職、病気が蔓延しています。日本の青年協力隊の人でさえ、その地域に日本人が滞在していることを聞いて、非常に驚いたような危険な場所です。プラ子ちゃんがNPOを立ち上げる、それだけで、気の遠くなるような道のりでした。
 

そんな、遠い異国の地でひとり頑張る彼女を応援するために、私たち「チームプラ子」を立ち上げることにしました。私たちのミッションは、プラ子ちゃんの活動に共感して下さる仲間を増やし、彼女の活動をサポートしていくことです。


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元、ガングロギャル。今、アフリカでボランティア奮闘中。そんなプラ子ちゃんを応援!

https://readyfor.jp/projects/purako/comments

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なんにもないけどやってみた――プラ子のアフリカボランティア日...

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%AB%E3%82%82%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%91%E3%81%A9%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F%E2%80%95%E2%80%95%E3%83%97%E3%83%A9%E5%AD%90%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E6%97%A5%E8%A8%98-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%A0%97%E5%B1%B1-%E3%81%95%E3%82%84%E3%81%8B/dp/4005006965
 

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