2013年3月22日金曜日

不都合な主権者国民を排除する下種なる経済産業省の役人は公僕に値しない。

不都合な主権者国民を排除する下種なる経済産業省の役人は公僕に値しない。

排除すべきは下種行政官僚役人である。
主権者国民の声を聴かない経済産業省を解体せよ。

無責任な原子力行政に対する反省の表明もせず。 主権者国民の必至な抗議活動等を門前払いにする横暴・傲慢さは、どこからそのような発想が出てくるのか。

主権者国民から、国家行政を負託されている責任を全く無視して、放置している有様だ。

このような国家行政の不全的な運営を、主権者国民は、黙認、黙過してはいけない。

行政権力収奪の国家的犯逆罪として断罪すべきである。


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013031402000233.html

東京新聞

経産省前の脱原発テント 占有解除を命令
2013年3月14日 夕刊

経済産業省の敷地内でテントを張り、脱原発を訴える市民グループに対し、東京地裁は十四日、国の申し立てに基づき、テントなどの占有の解除を命令する仮処分を執行した。市民グループは国が今後、立ち退きを求めて裁判を起こすとみている。
 市民グループによると、十四日午前七時四十分ごろ、執行官ら数人が来て、テントなどの占有の解除を命令する公示書を張った。
 公示書にはただし書きで「債務者ら(市民グループ)に限り、使用を許した」とあり、執行官も「使用することはいい」と説明したという。
 市民グループは「弁護士と協議して対応を決めるが、敷地を利用し続けることを裁判所に求めたい」と説明。経産省の担当者は「訴訟中なので仮処分の目的を話すことはできないが、政権交代とは関係ない」とコメントした。
 テントは東京電力福島第一原発事故から半年後、庁舎前の敷地内に設置された。経産省は民主党政権時代から文書や口頭で撤去を求めてきたが、裁判所への仮処分申し立ては初めて。

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http://www.janjanblog.com/archives/79522

経産省前 《脱原発テント》 強制撤去のおそれ
昨年9月から経済産業省わきに設置されている、いわゆる「脱原発テント」が強制撤去されるおそれが出て来た。

 関係者の話をまとめると、8月28日の午前4時半過ぎ、10数名の経産省職員らが「脱原発テント」を訪れ、【写真1】~【写真3】に見られるようなプラスチックボードを固定して行ったという。
 同じく28日の午後2時過ぎ、やはり経産省の職員が来て、早朝に設置したボードを確認し、布などがかかって隠れているものについてはその布を剥ぎ取る等をした。その際は、職員らは「脱原発テント」にいる人たちに一切名乗ることはなく、名前を尋ねる質問に対しても終始無言で、ボードの確認作業や「脱原発テント」の人たちの様子をビデオカメラに収めるとそのまま庁舎内に帰って行った。

【写真1】 8月28日の午前4時半、まだ日の出ていない中でチェーンにくくりつけられたプラスチックボード。「~禁止します」ではなく「~禁止致します」の書き方が何とも「いんぎん無礼」である。 (撮影・三上英次 以下同じ)

【写真2】 特注のプラスチックボードは全部で2種類。これらが横一列にくくりつけられた。(→【写真3】参照)
 午前4時半過ぎと言えば、まだ電車の動いていないところもあるから、27日の夜から10数名の職員がボード設置のために庁舎内に息をひそめて明け方の時間帯を待っていたのであろう。また、チェーンにつけられたプラスチックボードを見てわかるように、これらのボードはきのう今日に油性マジックで作ったものではない。しかも、その大きさも「脱原発テント」の手すりにジャストフィットするように作られた“特注品”である。
 このような突然の、しかも水面下で周到に準備された行動に「脱原発テント」側の人たちも不安を隠さない。テントにいた男性は言う。
 「今日のやり方は、明らかにこれまでと違い、強硬な姿勢を感じます。私たちは、経産省側に、敷地の一部利用のために書面で申し入れをし、その返答に対しても穏やかに書面でのやりとりを続けているところなのです。職員が、テント近くで作業している様子をビデオ撮影する等して“証拠”固めをして、あとは有無を言わせずに…ということなのでしょうが…原発に関して全国民が関心を持って見守っている中で、強制撤去するということになれば、これはかなり問題ではないでしょうか。」
 所属や名前も言わずに、黙々と作業をする経産省職員のふるまいにテントの女性も半ばあきれ顔だ。
 「市役所もどこだって、公務員が公務時間中に仕事をするのだったらIDカードを下げて、名前や所属をわかるようにするのがふつうでしょ?それを、そういうものをわざわざ外して来て、しかも、こちらが名前を聞いても一切無視ですからね…、おかしいと思いませんか?」
 いずれにせよ、これまでも政府の方針に反対するような国民(=主権者)の行動に対しては、政府はある時期を過ぎると、強制撤去・強制排除の方針を採って来た。今回、プラスチックボードを“特注”し、多くの職員らが午前4時半、言わば「寝込みを襲う」かたちで行動に出たということは、おそらく経産省トップ(=政府)が考えているのは、強制撤去だろう。今ある「脱原発テント」ぐらいの規模であれば1時間もあれば、つまり今回のように午前4時半ぐらいから撤去にかかれば、朝の5時半には現場をあとかたもなく“更地”にすることは可能だ。では、どうして今の時期にそこまでするのか、理由はいくつか考えられる。
(1)来月の9月で「脱原発テント」が設置されて1年になること。この間、同テントは、「反原発」の象徴的役割を担って来た。毎週金曜日の官邸前抗議行動でも、同テントは「塩あめ」や「麦茶」を参加者らに配る等している。官邸前から環境省への途中にあり、テントは抗議活動に参加する人々の中継点にもなっている。
(2)原子力規制委員会の人事を強行する上でも、霞ヶ関の“一等地”に「脱原発」を訴えるテントがあることは、「目の上のたんこぶ」である。
(3)「ふくしま集団疎開裁判」でも明らかにされているように、福島の子どもたちへの健康被害が現に進行しており、そのことが隠しにくくなって来ている。事故から1年半が経とうとしているのに、何ら事故が収束せず、むしろ被害の甚大さが今後ますます露見することを考えると、なりふりかまわず、目に見える物理的な「反原発」アイテム(例 テント)だけでも排除したいのだと推察される。
(4)「反原発テント」を強制撤去し、強圧的な態度を一時的にでも見せつけることで、そのような運動に参加する人たちに心理的プレッシャーをかけることも、テント排除のねらいと思われる。

【写真3】 ご覧の通り、ボードは横一列につるされている。
 強大な国家権力が、何の実害も無く、高齢の人たちも参加しているような「脱原発テント」を、今後有形力を用いてでも撤去しようとするのは、それだけ政権の原発推進勢力が追い詰められている証拠でもある。
 もし、自分たちの掲げるエネルギー政策に絶対の自信を持ち、門戸を開いて対話を続けようとするなら、あるいは、記者が経産省のトップであったなら、反原発の人々にワンフロアーとまではいかないが、空いている庁舎内の会議室、1つや2つを提供したかもしれない。政府にとって都合の悪い立場の人たち、反対意見を述べる人たち、――そういう人たちにも積極的に対話の機会を与えてこそ、健全な民主主義社会が可能になるからである。
 おそらく経産省の言い分としては、「国の敷地の一部を不法に占拠している」ことを強制撤去の理由に挙げるだろうが、それだけで機動隊を使ってテントや人々を強制排除することの根拠になるだろうか。
【1】「脱原発テント」の設営によって、何か具体的に経産省の業務が妨害されたり、滞ったりしたことがあるだろうか。むしろ、同テントの活動により、より多くの主権者が、経産省や広く政府のやることのおかしさに気づくことができた。その意味では、経産省側の言う「不法占拠」のデメリットが、せいぜい10か20とするならば、テント設営のメリットは少なくとも1000か2000程度はありそうである。
【2】「脱原発テント」は、ごく一部の限られた人たちの関心事のために設営されたのではない。国の原子力政策の是非を問うために、市民運動の中で設営されたものである。全国民の関心事についての意見交換の場にもなっている同テントが、経産省にとって苦々しい存在であることは、じゅうぶん理解できるが、設営の趣旨を考えても、強制撤去は好ましくない。現に、今も書面でのやりとりは続いているわけだから、粘り強く経産省側も話し合いを続けることが期待される。
【3】これまでも霞ヶ関の役人、政治家らの不正はあり、その摘発に市民活動が大きな役割を果たしてきたことは、公害問題、薬害問題、沖縄基地問題など、過去のいろいろな問題を見ても明らかである。だとすれば、経産省は、単に形式的な「不法占拠」などという理由だけで、「反原発テント」やそこに集う人たちを撤去・排除すべきではないだろう。

「脱原発テント」には、さまざまな来訪者があるが、午前4時半の訪問は、ちょっと早いのではないか。写真は8月28日、同テントを訪れた、いわゆる右翼のお兄さまがた。「みんなは、そうやってテントの設営をやっているけど、ぼくら右翼がやったら、すぐに逮捕されちゃうよ。いいな、いいなぁ~」ということを、オッサン口調で力説していた。
 それにしても、原発事故が起きれば、その後始末には下請けの作業員を充てて、東電社員らはエアコンの効いた部屋で涼しい顔でくつろぐ。「脱原発」のテントが張られれば、高級官僚は、その強制撤去を若い警察官や機動隊員らに命じる。警察官、機動隊員らにとって、テントに集う人たちは、彼らの親や祖父母の世代である。命じられれば、若い機動隊員らは重装備で、そういう高齢の人たちをごぼう抜きにして排除するのかもしれない。しかし、そういう光景を見て、陰でほくそえむのは、霞ヶ関の高級官僚らと、経済界の黒幕、そして原子力ムラの連中ぐらいだろう。
 もし、たかだか「敷地の一部不法占拠」を理由に、高齢の人たちを〈強制排除〉させるなら、その前に、主権者の生活を破壊し、子どもたちに「がん死」のリスクを負わせるような、原発推進派の連中をこそ、〈強制排除〉させるべきではないだろうか。
 ――警視庁の若いおまわりさん、そして、機動隊員のみなさん、ソコントコ…どうぞよろしく!
(了)

機動隊の装備も、ずいぶんと洗練されて来た。しかし、機動隊は暴動鎮圧などのためにあるのであって、「脱原発テント」の強制撤去・排除は本来の彼らの仕事ではないはずだ・・・。写真は8月15日、都内にて。
          
《脱原発テント・関連記事》
例1 【Occupy経産省】撤去期限日、市民が脱原発テントを守った(田中龍作記者)
 http://www.janjanblog.com/archives/61250
例2 【Occupy経産省】「脱原発テント撤去問題」 山場はバレンタインデー(田中龍作記者)
 http://www.janjanblog.com/archives/61697
     
  《参考記事》
◎「原発いらない、福島の女たち」
◎「牛飼いとしての意地 ~吉沢さんの苦悩~」
◎「国は自ら作った法律を守らない」(小出裕章氏)
◎「原発差止判決を書いた元裁判官、官邸前で訴える」

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