2013年3月31日日曜日

ケニア最高裁、「大統領選は公正」と判断 副首相の当選認める



http://www.cnn.co.jp/world/35030217.html

転載:

ケニア最高裁、「大統領選は公正」と判断 副首相の当選認める

2013.03.31 Sun posted at 09:59 JST


ナイロビ(CNN) 4日に実施されたケニア大統領選について、同国の最高裁は30日、「自由で公正」な選挙だったとしてウフル・ケニヤッタ副首相(51)の当選を認める判断を下した。

ケニヤッタ氏は得票率50.07%と、対立候補だったライラ・オディンガ首相の43.31%を上回ったが、オディンガ氏は不正があったとして最高裁に訴えていた。最高裁は先週、3万3000カ所余りの投票所のうち、問題が指摘された22カ所について結果の見直しを命じた。これに対して選管当局は、技術トラブルはあったものの結果には信頼性があると主張していた。

オディンガ氏は「わが国の民主主義と全国民のため」に訴えたと述べたが、最高裁の判断を受け入れ、これに従うと表明した。

首都ナイロビにある最高裁には機動隊が出動し、厳戒態勢を敷いて判決を待った。当局は全土で集会を禁止するなど、警戒を強化した。キバキ大統領は先週、最高裁の判決を受け入れ、平和を維持するよう国民に呼び掛けていた。

2007年の前回大統領選では、結果をめぐる暴動で1200人以上の死者が出た。ケニヤッタ氏はこの暴動に関与していたとして、国際刑事裁判所(ICC)に訴追されている。

ケニヤッタ氏はケニアの初代大統領、オディンガ氏は初代副大統領の息子。2人の父親はケニア独立を勝ち取った同志だったが、その後衝突を繰り返し、大統領が副大統領を追放した。

(c) 2012 Cable News Network. Turner Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.

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http://inspecs.org/jameef/2013_folder/March/0308_5.html


ケニヤッタ副首相とライバルのオディンガ首相の有力二候補の接戦となった6年振りに実施のケニア大統領選挙
(2013年3月8日掲載)
 2013年3月4日に行われたケニヤの大統領選挙の結果発表が遅れている。電子投票計算システムが不具合を起こしたため、手作業で票を数えざるを得なくなっているからだ。ケニヤの選挙委員会は、2013年3月6日、電子計算システムが機能しなくなった責任を認めている。

こうした中、有力候補で初代大統領の子息であるウフル・ケニヤッタ副首相の連合は、英国高等委員会が無効にされた投票を選挙委員会が対象にするようにしようと陰で疑わしい動きをしていると非難した。また同連合は、クリスチャン・ターナー高等委員長に、何故英国人の軍人が突然ケニヤで増えたのかの理由を問いただしている。

この疑問について英国外務省は、次のように述べ反論している。
①英国の関与という話は全てが誤りであり誤解を生んでしまう。
②英国軍人がケニヤにいるのは、9ヶ月前に計画された訓練プログラムに即してであって大統領選挙とは全く関係ない。
③選挙委員会或いは裁判所が無効とされた票の判断を下すべきだ。
④我々は常々、この選挙はケニヤ人のみで決める選択である。
⑤我々は全ての人々に対して冷静を保ち、挑発的な声明を取りやめ、論争は裁判所に委ねるべきである。

アフメド・イサック・ハッサン選挙委員会委員長は、夕刻の記者会見で、「全ての投票が最終的には数えられる。抗議したい候補者は裁判所に行ってほしい」(AP通信 2013年5月7日、)と述べ、国民に冷静に対応するよう呼びかけている。またカーターセンターのジョン・ストレマル選挙オブザーバーは「外国勢力が占拠委員会を支配していた古い植民地時代の考え方のように私には思える」「どの選挙でも批判はあるが、証拠を基にしたものでなければならない」「証拠を示し審査官に判断を任せようではないか」(同上)と語り、陰謀説を批判している。ライラ・オディンガ首相の陣営も「言うのは簡単だ。証拠を持ってきてほしい」(同上)と語り、言いがかりに過ぎないと非難している。

地方の投票所の40%超が判明している3月6日の早い時間帯では、ウフル・ケニヤッタ副首相の得票率が53%とライラ・オディンガ首相の同42%を引き離している。周知のように2007年の大統領選挙時にも不正があったとして暴力騒動に発展し、結果的に1000人超が死亡する惨事に発展してしまった。この時には、オディンガ候補が当選したムワイ・キバキ大統領に不正で敗れたと主張していた。尚、ケニヤッタ副首相は、前回の大統領選挙時に暴動を扇動したとして国際刑事裁判所(ICC)により訴追されており、4月に判断を仰ぐこととなっている。

尚、大統領選挙で勝利するには総投票の50%超を獲得していると同時に、47郡のうちの半分の郡で少なくとも25%の得票を得ていなければならない。仮にこれに合致する勝者がいない場合には、第二回投票が行われる。今回は第二回投票日は4月11日が予定されている。



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http://inspecs.org/jameef/2013_folder/March/0312_2.html

初代大統領子息のウフル・ケニヤッタ副首相が得票率50.07%を獲得し当選したケニヤ大統領選挙
(2013年3月12日掲載)
 ケニヤの選挙管理委員会は、2013年3月9日、5日前の3月4日に実施された大統領選挙の最終結果を正式に発表し、初代大統領子息のウフル・ケニヤッタ副首相が得票率50.07%を獲得し当選したことを明らかにした。得票率43.31%で第二位となったライラ・オディンガ首相は、開票の過程で、例えば11県で25万票超が行方不明であるなど多くの不正があるとして裁判所に異議を申し立てる意向を表明している。因みに、両候補の得票数、得票率、総投票数、投票率は以下の通りであった。


得票 得票
ウフル・ケニヤッタ副首相
6,173,433
50.07
ライラ・オディンガ首相
5,340,546
43.31

総投票数
1233万票
投票率
86


ウフル・ケニヤッタ副首相は、当選後、支持者たちを前に次のように述べている。

①本日、私は民主主義の勝利、平和の勝利、国家の勝利を祝福する。
②私は政治的な所属に関わりなく、全てのケニヤ国民のために奉仕することを誓約する。
③私はケニヤ国民の意思を尊重し、我が政府は国民の権利を守り国家利益のために行動することを確約する。
④投票者は期待を上回る政治的成熟度を示してくれた。
⑤ライラ・オディンガ首相及びその他の指導者たちも、国家の前進の動きに加わって欲しい。
⑥私は国家の責務を認識しているので、国際機関への協力を継続する。
⑦しかし、国際社会が我が国の主権及びケニヤ国民の民主的な意思を尊重することを期待する。

周知のようにウフル・ケニヤッタ副首相は、副大統領候補であったウィリアム・ルト氏と共に2007年の前回の大統領選挙に関わる部族間の衝突に関与していたとして国際刑事裁判所(ICC)から訴追されている。ウフル・ケニヤッタ副首相は2013年7月にICCで裁判にかけられる予定となっている。

他方、敗れたライラ・オディンガ首相は次のように述べ、裁判に訴える考えを明らかにした。

①選挙委員会はケニヤ国民を落胆させ、民主主義自体を裁判にかけた。
②私は汚れた選挙結果について最高裁で争う。
③国民は冷静になって欲しい。如何なる暴力も、この国家を永久に破壊してしまう。

尚、米国のジョン・ケリー国務長官は、今回の選挙が(ケニヤにとって)歴史的な瞬間であり、米国がケニヤ国民の強力な友人且つ同盟国であり続けると語り大統領選挙の成功自体を祝福したものの、勝利したウフル・ケニヤッタ副首相に対する言葉は出てこなかった。 

(3月11日、記)


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Malik Obama




















http://www.afpbb.com/article/politics/2933334/10417406#blogbtn

転載:

オバマ大統領の異母兄、ケニアの州知事選で惨敗

2013年03月11日 10:05 発信地:キスム/ケニア

ケニア西部キスム(Kisumu)でインタビューに応じるバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の異母兄にあたるマリク・オバマ(Malik Obama)氏(2013年1月16日撮影)。(c)AFP/Tony KARUMBA

【3月11日 AFP】「世界最強の権力者」を異母弟に持つマリク・オバマ(Malik Obama)氏は、弟の威光も及ばなかったのか、ケニアで最近行われた州知事選挙で無残に大敗を喫した。

バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の異母兄にあたるマリク・オバマ氏(54)が、西ケニア地元地区の州知事選で獲得した得票数は、最終当選者と約14万票差の、わずか2792票だった。

エコノミスト・金融アナリストを自称する、身長180センチを優に超える大男のオバマ氏は、地元のへき地には、米国政府とのつてを利用して発展をもたらしたいと選挙遊説中にAFPに語った。

「わが住民には米国政府に直結したつてがあるのに、地元のつながりだけで満足するはずがないだろう」(オバマ氏)

「ここにもオバマ、そこにもオバマ」(Obama here, Obama there)をスローガンに掲げて選挙運動を行っていたオバマ氏は、マクドナルド(McDonald's)のようなチェーン店を地元で展開して、ゆくゆくは大統領選に立候補したいと夢を語っていた。

オバマ氏は10日、記者からの電話には応じなかった。有権者にわずかなお金を握らせて集会に参加させるのは、ケニアの選挙戦ではよく使われる手だが、それを威勢よく拒否してみせたことが招いた結果に衝撃を受けていたのかもしれない。

一方でオバマ大統領は、オランダ・ハーグ(Hague)の国際刑事裁判所(International Criminal CourtICC)に訴追されている、ケニアの次期大統領に選出されたウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)副首相(51)への対応をめぐって、外交上の問題に発展する恐れに直面している。

(c)AFP

© AFPBB News

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