2014年2月27日木曜日

マリア・ファン・デル・フーフェン IEA事務局長 2012.11.22

マリア・ファン・デル・フーフェン IEA事務局長 2012.11.22



公開日: 2012/11/22
※同時通訳です。日本語は右チャンネル、英語は左チャンネル
English : Choose a left channel
Maria van der Hoeven, IEA, Executive Director
世界エネルギーアウトルック2012年版
11月12日にロンドンで発表した国際エネルギー機関(IEA)の最新報告書について­、マリア・ファン・デル・フーフェン事務局長が詳細を説明し、記者の質問に答えた。
会見詳録(会見文字起こし全文)
http://www.jnpc.or.jp/files/2012/11/8...

司会 日本記者クラブ企画委員 小此木潔(朝日新聞)
通訳 池田薫、大野理恵(サイマル・インターナショナル)
同席者:アモス・ブロムヘッド上級分析官(Amos Bromhead)

国際エネルギー機関(IEA)のホームページ
http://www.iea.org/
11月12日に発表された報告書のリンクは下記。
英文プレスリリースへのリンク
http://www.iea.org/newsroomandevents/...
日本語のエグゼクティブサマリー
http://www.iea.org/publications/freep...
英語のエグゼクティブサマリー
http://www.iea.org/publications/freep...

日本記者クラブのページ
http://www.jnpc.or.jp/activities/news...

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記者による会見リポート(日本記者クラブ会報2012年12月号に掲載)


エネルギー効率化が温暖化にも貢献

「不可能ではないが、大変な取り組みとなるだろう」  国際エネルギー機関(IEA)のファンデルフーフェン事務局長は、民主党政権が掲げた­脱原発政策に疑問を投げかけた。  
その理由はいくつかある。  
例えば、再生可能エネルギー促進に不可欠な補助金制度の問題だ。従来型エネルギーより­も発電コストが高い再生エネルギー導入には「固定価格買い取り制度」などの補助金制度­が必要となる。しかし、再生エネルギー先進地域の欧州では、財政危機を背景に補助金を­減額する動きも出ている。事務局長は「価格が高すぎる買い取り制度は持続不可能だ」と­、問題点を指摘した。  
さらに、送電線網の強化や、万が一に備えた予備電力の整備、液化天然ガス(LNG)輸­入増などに伴うコスト増や、地球温暖化への影響などにも触れた上で、「日本のエネルギ­ー安全保障にも影響を与える」と踏み込んだ。  
ただ、IEAといえども、一国のエネルギー政策に介入することはできない。事務局長は­、脱原発政策は「日本政府が決めること」と述べ、総選挙後に発足する新政権の政策を見­極める姿勢を示した。  
一方、世界有数の「省エネ大国」である日本が、新技術開発に注力すれば、国内総生産(­GDP)を0・4%押し上げる効果があると強調、この分野で日本が世界のリーダー役を­果たすことに期待を寄せた。  
IEAは、各国がエネルギー効率化に注力すれば、世界のエネルギー消費量の伸び率が「­半分にとどまる」と見ている。2035年までにこれを実現すれば、サウジアラビアの産­出量を上回る量の石油を節約することが可能となる。資源の有効活用が図れるほか、地球­温暖化にも貢献する。「世界はこれにもっと注目すべきだ」と、取り組み強化を訴えた。  

毎日新聞編集委員  会川 晴之

 
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IEA Review Sweden 2013 / Maria van der Hoeven



公開日: 2013/02/06
Presentation of IEA recommendations.
Maria van der Hoeven, Executive Director, IEA

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