2013年9月15日日曜日

海外の風刺画に見る日本の汚染水問題

海外の風刺画に見る日本の汚染水問題。

The issue of Japanese contaminated water to watch in an overseas caricature

http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20130913/1379054058

ではまず一発目から...

 引用元:http://blogs.yahoo.co.jp/sayuri2525maria/folder/977218.html

この風刺画は、海外紙にのったもので、汚染水問題をゴジラの小便に見立てて封止されている。
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東電マークのゴジラが放射能入りの小便を垂れ流している。そして、その海にいるイルカの目は3つ、カニはハサミが3つと放射能による奇形を風刺している。「日本ダセー」みたいな雰囲気が汗をかいたゴジラの表情から読み取れる。

お次は、フランスのルモンド紙に載った。浮世絵の中に原発が出てくる図

 引用元:http://odorujou.blog100.fc2.com/blog-date-201103.html

北斎の「神奈川沖浪裏」のパロディで、富士山のあるところに、原発が煙を出しながら鎮座している。
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富士山とは日本の代表する山である。その山が原発になっていることで、日本が原発村に支配されていることを風刺していると同時に、その原発村が煙をあげ、壊れかかっている状況をも風刺している。そして、北斎の元の浮世絵は、本来は美しい富士山の絵であるが、そこに原発があることで、台無しなっていることから、日本のイメージが原発によって台無しになっていることを暗喩している。

三発目は、原発問題が継続する中、2020年のオリンピック開催が決まった東京を風刺したイラスト、タイトルは「NEO TOKYO 2020」
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 引用元:http://matomelog.ldblog.jp/archives/32859061.html

日本の国旗の日の丸が何やら不気味な丸い奇形生物になって、それがまるでただれているようにみえる。これは、放射能汚染が懸念されている東京でオリンピックをやっている場合かという批判と、まるで、ただれた所からなにか不気味なものが垂れ下がっている様は、汚染水問題などが収束できていないことを風刺している。全体の構成から見て「こんな状況で2020年、東京にオリンピックやって大丈夫か」という印象を受ける。また、この原発問題で日本がダメになっていく様も同時に表現している。

四発目はドイツのタブロイド紙、Berliner Kurierに掲載された東京オリンピックの聖火ランナーの風刺画、タイペックを着た聖火ランナーがガスマスクを付けて走っている。
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 引用元:http://omatome01.seesaa.net/article/374516907.html

全体の印象としては、「放射能汚染された日本でオリンピックなんてして大丈夫?」という印象、聖火は自然の火ではなく、LEDライトという様に電気の為に皆が放射能汚染されているといるというシンボルとなっている風刺が効いている。なかなか本質を付いている。つまり、私たちは、たかが電気のために、こんな目にあっている状況を上手く表現している。

さて、このように日本がどうして批判されなければいけないかというと…以下の写真を見てもらえれば、ひと目て分かるでしょう。

オリンピック選手村の完成予想図と仮設住宅1
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オリンピック選手村の完成予想図と仮設住宅2
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 引用元:http://newsmworld.blog.fc2.com/blog-entry-1902.html

美しく先進的な選手村に対して、未だに仮設住宅に住んでいる原発事故被害者、日本は、国策であった原発による事故により、福島の人たちを2年以上も仮設住宅に押し込めておきながら、オリンピックとなったら、綺麗な住宅をさっと用意する。これはどう見てもおかしくないか?

海外の人達は、そういう日本の現状をよく理解している。外面は立派にするけど、自分たちの同胞をきちんと扱っていない日本政府の姿勢を彼らは批判している。自分も全くそのとおりだと思う。外から見たほうが、よく見えるとはこのことだろう。

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