2013年9月11日水曜日

沢田昭二『放射線による内部被曝』-福島原発事故に関連して-セシウム137が1回に65万電子ボルトを放出すると、単純な算数で、細胞の化学結合を6万5000箇所、あるいは6万5000回切断するエネルギーに相当する。

【冒頭見たように、細胞の化学結合を切断するのに必要なエネルギーは10eVである。セシウム137が1回に65万電子ボルトを放出すると、単純な算数で、細胞の化学結合を6万5000箇所、あるいは6万5000回切断するエネルギーに相当する。セシウム137の場合はβ崩壊(崩壊時にβ線を出す)だから体内に入ってしまうとやっかいだ。】

When cesium-137 releases 650,000 electron-volt in once, It is equivalent to energy to cut by 65,000 places of chemical bond of the cell or 65,000 times with simple arithmetic.

【核崩壊というのは、セシウム137が崩壊して別な同位体になる、ということである。日本語ウィキペディア「セシウム137」によると、セシウム137は半減期が30.1年で、核崩壊しバリウム137mになる。半分が核崩壊してバリウム137mになるのに30.1年かかるという言い方も出来る。(そのバリウム137mも核崩壊してそのつど放射線を出すのだが)その1回1回の核崩壊で65万電子ボルトの放射線エネルギーを放出する。】

死の灰の放射線 世界初の確認



アップロード日: 2011/05/14
被爆後60年過ぎても体内で放射線を出し続ける映像
 
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Thursday, April 21, 2011

沢田昭二『放射線による内部被曝』-福島原発事故に関連して-

http://peacephilosophy.blogspot.jp/2011/04/blog-post_20.html

 以下転載:

沢田昭二『放射線による内部被曝』-福島原発事故に関連して-
長崎で日米加の学生に講演する沢田昭二さん
(2010年8月8日)
素粒子物理学者であり、広島原爆の被曝者でもある沢田昭二さん(名古屋大学名誉教授)には、昨年の日米学生の広島長崎の旅でお会いし、長崎で沢田さんの講義の通訳を務める機会に恵まれました。政府や大手メディアが放射線被曝について語るとき無視・軽視しがちな「内部被曝」の危険性とその重要性はいくら強調しても強調し過ぎることはありません。このサイトでは「内部被ばくについて」というコーナーも設けています。今回は『日本の科学者』6月号に掲載予定の沢田さんの新論文を掲載いたします。(特に大事だと思うところを、ブログ運営者の判断で青字で表示しました。)


放射線による内部被曝——福島原発事故に関連して——

沢田昭二

はじめに

3月11日の巨大地震と大津波によって東京電力福島第一原発はスリーマイル島原発事故を上回る大事故を引き起こした.いまなお安定的な冷却が実現できないばかりか,燃料棒の露出による水素爆発の危険性は継続している.放射能が強いためその放出箇所の特定もできていない.電源確保による安定的冷却が鍵であるが,そのための作業は難航し,作業員の累積被曝はかなりの線量に達している.

大気と海に放出された放射性物質が拡がり,原発から20 km圏内の住民は見通しもない長期的避難を余儀なくされ,福島県と北関東の農作物や魚の汚染による出荷禁止や摂取禁止措置なども深刻な影響をもたらしている.

今回の放射線被曝は,広島・長崎原爆の原子雲から降下した放射性降下物による被曝と共通性がある.日本政府は放射性降下物による被曝を無視できるとしてきた.これに対し,原爆被爆者は2003年から,国に対して全国的な集団訴訟に取り組み,原爆による放射性降下物の影響を不当に無視した岡山地裁判決を唯一の例外として,現在までに地裁と高裁で27連勝している1).

この集団訴訟では,放射性降下物による被曝影響無視の非科学的被爆者行政に対し被爆者の間に起こった事実に基づいた批判が行われ,その結果,今回の事故による被曝について,政府も内部被曝に触れるようになったものの,放射線影響の研究者を含めて,内部被曝に関する理解は不十分なままである.

本稿では,こうした広島・長崎原爆の被曝実態に基づいた内部被曝に重点を置いて原発事故による放射線被曝について考察する.

1 放射線被曝
放射線にはアルファ線、ベータ線,ガンマ線,X線,中性子線などさまざまなものがある.ベータ線は電子,アルファ線はヘリウムの原子核で,放射性原子核から数千電子ボルトないし数百万電子ボルトのエネルギーを持って放出された量子(量子化された波の塊)である.ここで電子ボルトはミクロの世界のエネルギーの単位で,eVと記し,電子と同じ電荷を持つ粒子が1ボルトの電位差の電極間で加速されて得るエネルギーが 1eVである.X線やガンマ線は電磁波で,光子と呼ばれる量子として放射性原子核から放出される.X線やガンマ線の光子は,通常の可視光線や電波の光子よりもはるかに波長が短く振動数が大きい.光子の持つエネルギーは振動数に比例するのでX線の光子はおよそ1000 eV以上,ガンマ線の光子はおよそ10万 eV以上のエネルギーを持って原子核から放出される.

アルファ線あるいはベータ線は電荷を持っている
ので,体内を通過する時,電磁相互作用によって光子を放出し,この光子が,水,タンパク質,DNAなど,生体分子内で原子を結合する役割を担っている電子に吸収されたり,散乱されたりして,電子にエネルギーを渡す.エネルギーを受け取った電子は分子から離脱し,その結果,水や生体分子が壊される.これが放射線による電離作用で,すべての放射線影響の始まりである

電離作用に必要なエネルギーはせいぜい10eVであるのに対し,放射線を構成する量子は数千eVないし数百万eVのエネルギーを持つので,一個の放射線の量子は,生体組織内で数百ないし数十万カ所の電離作用を引き起こす.可視光線や電波はX線やガンマ線と同じ電磁波であるが,その光子は1eVに満たないエネルギーしか持たないので電離作用をせず,非電離性放射線と呼ばれる.

放射線は電離作用によって人体に障害を引き起こすので,物理学的には放射線が人体にどれくらいエネルギーを与えたかで被曝線量を表し,放射線から人体組織1kg当たり1ジュールのエネルギーを吸収したとき吸収線量1グレイ(Gy, Gray)という.

しかし,放射線の種類によって人体への障害の程度が異なるので,X線に比べて何倍の影響を与えるかを考慮した生物学的効果比(RBE)をグレイに乗じた線





図1 放射線の電離作用.ガンマ線が電離作用によって染色体DNAの2重らせんを直接切断する場合と,細胞内の水分子H2Oを電離して水素イオンと水酸化物イオンをつくり,水酸化物イオンがDNAと化学反応して,間接的に切断する場合を示した.

量当量としてシーベルト(Sv, Sievert)が用いられる.国際放射線防護委員会(ICRP)はガンマ線とベータ線は外部被曝ではX線と同程度の影響であるとして,RBEを1とし,アルファ線のRBEを20としている.今回の福島原発事故による被曝は、1シーベルトの100分の1以下の被曝が問題になっているので1シーベルトの1000分の1のミリシーベルト(mSv),あるいは100万分の1のマイクロシーベルト(μSv)の単位が用いられている.

1シーベルトのガンマ線を体重 50 kgの人が全身被曝すると,50 ジュール= 3.12×1020eVのエネルギーを受けたことになり,これは全身の約60兆個の細胞1個当たり平均して52万カ所以上の電離作用を受けることになる.電離作用を受けても,ほとんどの生体分子は,再びもとの状態に修復される.ところが,きわめて小さい確率で誤った修復が行われる.特に電離作用がDNA分子の2重らせんの接近した箇所で起こると,切断箇所が誤って接合される確率が大きくなり,もとのDNA分子とは違うDNAになって染色体異常をつくり出す.染色体異常で次の細胞分裂が不可能になると,細胞は自死し,多数の細胞が自死すると急性放射線症を引き起こす.染色体異常を持つ細胞が細胞分裂できても,染色体異常を持つ細胞を再生して癌細胞につながる可能性が生まれる.

放射線の強さについては,放射性原子核が1秒間に何個崩壊して放射線量子を放出したかの回数を表すベクレル(Bq)も用いられ,1 kgの物質当たり,あるいは地面の 1 m2当たりのベクレル数が報告されている.放射性核種ごとに典型的な被曝に対してシーベルトへの換算がICRPによって提示されている.しかし,内部被曝には当てはまらない.

2 急性放射線症と晩発性障害
 放射線被曝による障害は,発症時期によって急性放射線症と晩発性障害とに大別される.体外から放射線を浴びる外部被曝による急性放射線症は一般には1週間から2週間後に発症し,内部被曝の場合には,取り込んだ放射性物質が放出する放射線を浴び続けるので一般的にはさらに遅れて発症する.一方,癌などの晩発性障害は被曝後数年から10年以上を経て発症する.このように放射線影響は一般に被曝からかなり遅れて発症する.このことから「“直ちに”健康に影響が出るレベルではない」と影響がないかのように説明するのはごまかしである.

放射線被曝による急性症状の発症も晩発性障害の発症も個人差が大きい.これを示すため,典型的な急性放射線症である脱毛の発症率を原爆傷害調査委員会(ABCC,現在の放射線影響研究所)が1950年前後に寿命調査(Life-Span-Study; LSS)集団の広島被爆者について調査した結果を図2の■印で示す2).

図3に○印を付した曲線で表された被曝線量と脱毛発症率の関係3)を用いて,図2の■印の振る舞い全体を再現するように初期放射線と呼ばれる原爆爆発1分以内に放出されたガンマ線と中性子線による被曝線量と,放射性降下物による被曝線量を求めた.その結果が図3の被曝線量で,図2の■印を貫く太い曲線のようにきわめて良い精度で脱毛発症率を再現している.

図3のように,1シーベルトの被曝で5%の人が脱毛を発症するのに対し,60日以内に50%の人が死亡する半致死線量4シーベルトの被曝では96%の人が発症するが,6%近くの人はまだ脱毛を発症しない.一般に,急性放射線症は,個人差はあるものの,その個人に特有の線量の被曝をすれば必ず発症するので「確定的」影響と呼ばれる.また,被曝線量が大きいほど急性症状は重篤になる.





   図2 広島原爆による脱毛,紫斑および下痢の爆心地からの距離による発症率.

爆心地から 0.75 kmにおける脱毛と紫斑の発症率は100%である.

3 外部被曝と内部被曝
放射線が生体組織を通過する時、X線とガンマ線はまばらな電離作用をするのでエネルギーを失うまでに相当の距離を通過するため透過力が強い.これに対し,アルファ線はきわめて密度の高い電離作用をして,数百万eVのエネルギーを数十μm 走るうちに全部放出するので,透過力はきわめて弱い.ベータ線はこの中間で,生体内では通常数 cm走ってエネルギーを失って止まる.電離作用を行う密度が大きいと,分子の接近した箇所の切断確率が大きくなり,電離作用による障害が大きくなる.こうしたことを考慮すると,ICRPが,内部被曝に対してベータ線のRBEを1とすることには疑問がある.

この問題を,具体的に於保源作医師4)が調査した広島の被爆者の爆心地からの距離による急性症状の脱毛,皮下出血による紫斑,下痢の発症率について見よう.図2に示したように脱毛の□印と紫斑の●印は爆心地からの距離とともにほぼ同じような変化をしている.しかし,△印の下痢の発症率は近距離では脱毛や紫斑に比べて小さく,遠距離では数倍大きい.

近距離では初期放射線のガンマ線や中性子線による瞬間的な外部被曝が主要な被曝影響を与える.外部被曝では透過力の強いガンマ線が腸壁まで到達できる.しかし,到達したガンマ線はまばらな電離作用を行って薄い腸壁を通り抜けてしまうので,高線量のガンマ線でなければ下痢を発症させない.

一方,遠距離では放射性降下物の放射性微粒子を体内に摂取したことによる内部被曝が主要になる.呼吸や飲食で取込んだベータ線を放出する放射性微粒子が腸壁に到達すると,ベータ線は密度の高い電離作用を行うので腸壁に損傷を与えて下痢を発症させる.このことを考慮して,図3に示したように,被曝線量と下痢の発症率の関係を,初期放射線のガンマ線による外部被曝の場合には脱毛と紫斑の場合より高い被曝線量方向にずれた曲線によって与え,放射性降下物による内部被曝の場合には脱毛と紫斑の場合より低い被曝線量方向にずれた曲線を用いると,図4に示したようにほとんど同じ被曝線量によって,脱毛,紫斑,および下痢の3種の急性症状の発症率を図2の細い曲線で示したように同時に再現できる.

このように障害のしくみが外部被曝と異なる内部被曝をX線やCTスキャンによる外部被曝と比較することは適当でない.

今回の原発事故による拡散した放射性物質は酸化物などの微粒子として飛散していると考えられるが,1μm 以下の大きさであれば,呼吸で鼻毛などに遮られないで肺胞を経て血液に達して全身を廻る.その際,放射性微粒子が水溶性あるいは油溶性であれば原子あるいは分子レベルに分解し,元素の種類によって





図3 被曝線量と脱毛,紫斑,下痢の発症率の関係.脱毛と紫斑については,50%
   の人が発症する半発症線量を2.75シーベルト(○印),下痢については初期放射
       線の外部被曝に対して3.03 シーベルト(▲印), 放射性降下物の内部被曝に対
       して 1.98シーベルト(△印)の正規分布を用いた.





     図4 急性放射線症発症率による広島原爆の推定被曝線量

特定臓器に蓄積し,集中した被曝を与える.

水溶性・油溶性でない場合には微粒子のまま, あるいは幾つかの微粒子に分解して循環し,体内の特定箇所に付着する.1μm の微粒子でも,原理的には数百億個の放射性原子を含むこともありうるので,微粒子が沈着した周辺の細胞は大量の被曝を継続して死滅する.

特に微粒子が多数のウランやプルトニウム原子核を含む場合にはきわめて高密度の電離作用をするアルファ線を放出するので被曝影響が大きくなる.こうしたことも外部被曝にない内部被曝の特質である.

図3に示されたように放射線の影響は個人差が大きく,標準的な人が発症しなくても,放射線感受性の高い人には影響が現れることを無視してはならないまた,図4に示されたように爆心地から1.2 kmまでは初期放射線による外部被曝が主要な影響を与えているが,1.2 kmより遠距離では放射性降下物による内部被曝が主要な影響を与えたことがわかる.

これまでの放射性降下物による被曝線量の評価は,「黒い雨」と呼ばれる放射性降雨に含まれて地中に浸透した後,その後の火災雨や台風による洪水で流されなかった放射性物質が放出した放射線の測定結果にもとづいている.

政府は図4に×印で示した広島の爆心地から西方約2 kmから4 kmの己斐・高須地域における積算被曝線量の0.006シーベルト〜0.02シーベルトのみ認め.その他の地域の放射性降下物は無視してきた.図4に示されるように,被爆者の間に生じた急性症状から推定した値は0.85シーベルトないし1.7シーベルトで,2桁の過小評価である.この過小評価が,ICRPの内部被曝の軽視と,今回の福島原発事故における内部被曝影響の軽視につながっている.

ここで,線量当量の単位のシーベルトを用いてきたが,内部被曝に対する適切な単位が存在しないために,外部被曝と同等な急性症状の発症率を与える内部被曝の影響を表す線量当量の意味で用いている.図4に示された結果は,放射性物質による内部被曝の影響が外部被曝よりもはるかに深刻であることを示している.

4 低線量被曝影響の推定
「確定的」影響である急性症状発症には,かつては,これ以下の被曝線量では症状は起こらないという「しきい値線量」が考えられていた.しかし,今日では図3のように発症率が分布していることがわかり,従来の「しきい値線量」に近い,発症率が5%ないし10%になる線量を「しきい値線量」と呼ぶ場合もある.古い「しきい値線量」の考え方に立って,「100㍉シーベルト以下の被曝ではまったく問題はありません」と言い切り,まれに放射線感受性のきわめて高い人が発症する可能性を否定しているのは正しくない.

1ミリシーベルトの被曝では全身の細胞1個当たり520カ所以上の電離作用を受けて,ほぼ100%の細胞で誤った修復あるいは,修復できない損傷が生ずる.さらに被曝線量が増えると,1個の細胞の損傷箇所が増えて,細胞の機能の損失が生じ,細胞の死滅が増加する.多数の細胞が死滅すると急性放射線症を発症する.

0.3 シーベルト,すなわち,300 ミリシーベルトの被曝では,脱毛と紫斑の発症率は 0.05%,すなわち1 万人が被曝して5 人,内部被曝による下痢の発症率は 0.08%,すなわち1 万人が被曝して8人が発症することになる.
多数の細胞死によって発症する急性放射線症状は,被曝線量によって重篤度が異なり,低線量被曝ではきわめて限定的・部分的に細胞が死滅しても臨床的には症状として検出されない.現在までの福島原発事故による被曝線量では,急性放射線症状よりも次に考察する晩発性障害に重点をおいた対応が求められる.

5 低線量被曝と晩発性障害                        
放射線に被曝しても,癌あるいは悪性新生物,甲状腺機能低下症などの晩発性障害の大部分や遺伝的影響は必ずしも発現するとは限らない.しかし,被曝線量が増えれば一般的に発症率・発現率が大きくなる.このような障害を確率的影響という.晩発性障害は一旦発症すれば,重篤度は被曝線量によらない.一般に晩発性障害の原因には、放射線被曝以外にもさまざまな原因があり、障害の起因性を急性症状のように放射線被曝であると特定することは困難である.そのため,まったく放射線被曝をしていない人々の集団の発症率と比較して被曝影響を求めることになる.特定個人の晩発性障害が放射線被曝によるかどうかの判定には,その個人の被曝前後の健康状態の変化を含め,過去からのさまざまな健康状態や他の疾病の経緯を総合して判断することになる.

被曝線量と晩発性障害の発症との関係は,例外もあるが,中程度の被曝の場合には.晩発性障害発症率の増加が被曝線量に比例すると考えられている.この関係がそのまま,低線量領域においても成り立つかどうかについては,さまざまなモデルが提唱されて,明確な結論はいまだに得られていない.最近になって,マイクロビームの放射線を特定細胞に照射し,その細胞に生じた障害が,照射を受けなかった隣接細胞にも生ずるバイスタンダー効果と呼ばれる現象が確認されており,低線量被曝の方が深刻な傷害を引き起こす可能性も示唆されている

こうした問題があるが,具体的に低線量被曝影響を推定するために,広島大学原爆放射線医科学研究所(原医研)が広島県居住の被爆者の悪性新生物による死亡率を広島県民と比較した研究「昭和43〜47 年における広島県内居住被爆者の死因別死亡統計」5)にもとづいて、直爆被爆者の悪性新生物による1年間死亡率と被曝線量の関係を求める.この論文は,爆心地から1 km 以内,1 km〜1.5 km,1.5 km〜2 km,2 km〜6 km の各区分の直爆被爆者と非被曝の広島県民の悪性新生物による1年間の死亡率に対し,それぞれ 0.504 %,0.454 %,0.347 %,0.374 %,0.186 %を得た.これらの死亡率を,図4に■印で示したABCC の脱毛発症率から求めた全被曝線量に対して示すと図5になる.

爆心地から1 km未満の直爆被爆者の大半は,半致死線量の4シーベルト以上を被曝し,1968年までに死亡していることを考慮してこれを除き,悪性新生物





  図5 広島県居住被爆者の悪性新生物による1年間死亡率と被曝線量の関係

の増加が被曝線量に比例するとして回帰直線を求めると,年間死亡率= 0.138% ×被曝線量+0.186%となる.すなわち,悪性新生物による年間死亡率は1シーベルトの被曝により0.138%増加する.

低線量被曝まで被曝線量に比例するとして,100万人が10㍉シーベルトの被曝をすると10年間で悪性新生物によって死亡する人が138 人増えることになる晩発性障害に対しても個人差が大きく分布しており,抵抗力が弱いとされている人や若年層の場合には100ミリシーベルトの被曝は要注意であるところが,政府は専門家の意見を聞いて急性症状の白血球減少症状が起こらないから,原発作業員の被曝線量許容限度を250 ミリシーベルトに引き上げた.しかし,しきい値論に立っての判断は危険で,作業員に被曝影響が出ても,しきい値以下だから放射線影響ではないと切り捨てる可能性がある.

図5のように被爆者の悪性新生物による死亡率は非被爆者よりも高いにもかかわらず,全死因による死亡率は男女とも非被爆者より9%低率である.これは被爆者が年2回の健康診断を国の責任で行ってきたことの反映である5).このことは,原発作業員など,今回の放射線によって被曝した人びとに対し,健康管理を国の責任で行う必要性を示している.

おわりに
原発は未完成な技術であるうえに、地震が多く人口が密集している日本ではいっそう危険性が高いので、一刻も早く原発を終息させ、エネルギー政策をあらゆる自然エネルギーの可能性を含めて転換すべきである.中部電力浜岡原発は、東海地震の震源域の上にあり、福島原発以上に深刻な事態を招くもっとも危険な原発である.そこで、3月15日に原発問題愛知県連絡センターは日本共産党愛知県委員会は中電に原発の即時停止を申し入れた。

安全性の問題に加えて、①放射性廃棄物の処理に見通しがないこと、 ②米国核兵器産業維持のための日米原子力協定でスタートしたこと、③原子力平和利用の自主・民主・公開の3原則のすべてに反する原子力政策の実態、④独立した原子力安全委員会ないし規制委員会がないことなどの問題がある。 

「安全神話」を振りまいてきた専門家を除き,自主・民主・公開の基本原則に基づいて国民の安全に責任を持つ専門家を総結集して,強い権限を持つ原発事故委員会を立ち上げ,事故の収拾計画,スポット状汚染地域の放射能のきめ細かい測定と居住環境の調査,被曝した人びとの健康管理,汚染土壌の処理を含めた農業などの安定的再開,海洋と水産物の汚染のきめ細かい測定と公表などを推進することが何よりも必要である.

引用文献
1) 山崎文徳,沢田昭二,原爆症認定集団訴訟運動の到達点,『日本の科学者』43, No.3, (2008).
2) Preston, D. L., 馬渕清彦, 児玉和紀, 藤田正一郎, 長崎医学会雑誌73, 251-253 (1998).
3) Kyoizumi, S.,Suzuki, T., Teraoka, S. & Seyama, T., Radat Res 194, 11-18 (1998).
4) 於保源作, 日本医事新報, No. 1746, 21-25 (1957).
5) 栗原登ら;広大原医研年報22 号;235-255,1981.

(『日本の科学者』2011年6月号緊急特集に掲載予定)

沢田昭二 略歴
1931年広島市に生まれる。1945年爆心地から1400mの自宅で被爆 現在名古屋大学名誉教授。
原水爆禁止日本協議会代表理事。原爆症患者の認定訴訟のために尽力。主な著書:「共同研究広島・長崎原爆 被害の実相」 「核兵器はいらない」 「素粒子の複合模型」「物理数学」など。
 
1961年 広島大学大学院理学研究科博士課程修了。
1986年 名古屋大学理学部助教授[12]
1990年 名古屋大学理学部教授[12]

著書・共著
小川修三, 沢田昭二, 中川昌美 『素粒子の複合模型 (物理学選書)』 岩波書店、1980年10月。ASIN B000J83FQ4

沢田昭二 『物理数学 (パリティ物理学コース)』 丸善、1990年7月。ISBN 4621035002

沢田昭二ほか 『共同研究 広島・長崎原爆被害の実相』 新日本出版社、1999年7月。ISBN 9784406026727ASIN 440602672X

沢田昭二 『核兵器はいらない! 知っておきたい基礎知識』 新日本出版社、2005年4月。ISBN 4406031812

翻訳
『核兵器のない世界へ A Pugwash monograph』 ジョセフ・ロートブラット編、小沼通二、沢田昭二ほか訳、かもがわ出版、1995年11月。ISBN 4876992002

P. R. ウォレス 『量子論にパラドックスはない 量子のイメージ』 荒牧正也, 沢田昭二, 粟屋かよ子訳、シュプリンガー・フェアラーク東京、1999年2月。ISBN 4431708073

ステファニア・マウリチ 『1つの爆弾 10の人生』 沢田昭二, 高田愛訳、新日本出版社、2007年2月。ISBN 4406050213
 
脚注

  1. ^ 沢田昭二 (2006), 広島大学着任の頃の思い出と名古屋大学平和憲章(小川修三さんの人と学問), “特集 日本物理学会50周年記念 50年をかえりみる”, 素粒子論研究 113 (5): E24-E35, http://ci.nii.ac.jp/naid/110004763300 
  2. ^ 小川修三 (1996), 坂田学派と素粒子模型の進展, “特集 日本物理学会50周年記念 50年をかえりみる”, 日本物理学会誌 第51巻 (2号): 58-74, ISSN 00290181, http://wwwsoc.nii.ac.jp/jps/jps/butsuri/50th/50(2)/50th-p90.html 
  3. ^ 沢田昭二, 私の被爆体験から, 京都大学原子炉実験所ホームページ
  4. ^ 沢田昭二 (2004), 原爆放射線急性症状の発症率から実効的被曝線量を推定する, , 日本の科学者 39 (1): 42-47, ISSN 00290335, http://ci.nii.ac.jp/naid/40006036420 
  5. ^ Shoji Sawada (2007). “Cover-up of the effects of internal exposure by residual radiation from the atomic bombing of Hiroshima and Nagasaki”. Medicine, Conflict and Survival 23 (1): 58-74. doi:10.1080/13623690601084617. 
  6. ^ 放射線被曝の影響について(沢田昭二), “JSA Wiki/放射線被曝問題について(科学者の眼)”, 日本科学者会議, (2011/03/24), http://www.jsa.gr.jp/pukiwiki/index.php?%CA%FC%BC%CD%C0%FE%C8%EF%C7%F8%CC%E4%C2%EA%A4%CB%A4%C4%A4%A4%A4%C6#s9b84c38 2011年6月2日閲覧。 
  7. ^ 沢田昭二『放射線による内部被曝』-福島原発事故に関連して-”. Peace Philosophy Centre (2011年4月20日). 2011年6月2日閲覧。
  8. ^ 素粒子論グループの皆様 沢田昭二
  9. ^ a b 沢田 昭二, 『核兵器はいらない』(2005), pp. 61-68
  10. ^ 封印された「人体への影響について」 誰が責任を取るのか, “経済の死角”, 現代ビジネス(講談社), (2011年04月13日), http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2415 2011年6月1日閲覧。 
  11. ^ 内部被曝という問題をどう考えるのか③沢田昭二名誉教授との話, , ジャーナリスト 木下黄太のブログ  「福島第一原発を考えます」, (2011/04/25), http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/d414b2d24e9197063d9b225652fea931 2011年6月2日閲覧。 
  12. ^ a b KAKEN - 沢田 昭二(研究者番号:50022546), 科学研究費補助金データベース
  13. ^ 素粒子の複合模型の展開 DEVELOPMENT OF THE COMPOSITE MODEL FOR ELEMENTARY PARTICLES 研究課題番号:62580076
  14. ^ 強い相互作用とハドロン物理学 Strong Interactions and Hadron Physics 研究課題番号:63302010
  15. ^ 量子色力学とスキルミオンを持つ低エネルギ-有効理論 Quantum Chromodynamics and Low Energy Effective Theory with Skyrmion. 研究課題番号:04640290

沢田昭二 (2007-10-04), 残留放射線と内部被曝, “第2回原爆症認定の在り方に関する検討会 資料2”, 厚生労働相, http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/10/dl/s1004-7b.pdf 2011年6月2日閲覧。
 
Shoji Sawada, Cover-up of Injuries from Atomic Bombing and Severe Effects of Internal Exposure to Residual Radiation, Oct.10 (2010)

Shoji Sawada, Tragedies Caused by Atomic Bombing , 2010 World Summit of Nobel Peace Laureates “The Legacy of Hiroshima: a World without Nuclear Weapons”

沢田昭二, 被爆者として そして科学者として, 第109回原子力安全問題ゼミ 広島・長崎65年:被爆体験を聴く, 京都大学原子炉実験所,
2010年4月26日

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沢田昭二氏(1/8) 110825IWJ小田原講演会



アップロード日: 2011/08/25
http://www.ustream.tv/recorded/16858828

沢田昭二氏(2/8) 110825IWJ小田原講演会


沢田昭二氏(3/8) 110825IWJ小田原講演会


沢田昭二氏(4/8) 110825IWJ小田原講演会


沢田昭二氏(5/8) 110825IWJ小田原講演会


沢田昭二氏(6/8) 110825IWJ小田原講演会


沢田昭二氏(7/8) 110825IWJ小田原講演会


沢田昭二氏(8/8) 110825IWJ小田原講演会


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沢田昭二氏111012IWJ 実態とかけ離れた放影研の被爆者研究  



アップロード日: 2011/10/12
http://www.ustream.tv/recorded/17827015

IWJ (87分)
15:05-16:30実態とかけ離れた放影研の被爆者研究:沢田昭二(物理学博士、­名古屋大学名誉教授)

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http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/hiroshima_nagasaki/fukushima/ECRR_sankou_06.html
 『放射線は生きている組織に対して、それを構成する細胞を形づくっている原子や分子を電離することを通じて、損傷をもたらす。』


 『 電離過程とは組織内の分子を構成している原子を互いに結びつけている化学結合を切断するものである。これらの引き裂かれた電離した断片は、再結合することもあるが、他の分子と結合して細胞に対して害を及ぼし得る新しい反応性物質をつくることもあり得る。

もし細胞に損傷が生じ、それが十分には修復されないとすれば、その細胞が生き続けて再生することは妨げられるかもしれない。あるいは、生きてはいけるが変質してしまうかもしれない』
 『 電離放射線の標的は生きとしいけるものの個々の細胞である。その電離過程を通じて細胞を痛めつけ、生体の生きる力を急激にあるいは非常に緩慢に奪い続ける。』

シーベルト、平均化概念の錯覚

ところが、私たちが使っているシーベルトという単位で考えれば、1マイクロシーベルトは、1ミリシーベルトより1000倍安全であるという錯覚に陥るから不思議だし、現実にそのようないいかたがまかり通っている。

ECRR2010年勧告は、この問題を次のように表現している。

 『内部被ばく、すなわち非均一な分布をもつ放射線被ばくに関しては、組織全体に対して巨視的に評価された被ばく線量が、個々の細胞に対する線量を正しく反映するようなことはありそうにない。他の言葉で言えば、ある与えられた組織に付与されたエネルギーをその質量当たりで平均してしまうことは、実際にはそのエネルギーの全てが、その組織の非常に狭い部分に付与されている可能性のある場合には、低い線量を与えてしまう可能性がある。いくつかの細胞が非常に高い線量を受け、一方ではほとんどのものが何の影響も受けないということである。』

さらに、特に1990年以降、遺伝子研究は飛躍的に進歩した。その結果細胞レベルでは複雑で動的(ダイナミック)な現象が起きていることもわかってきた。

 『過去15 年間、実験結果からますます明らかになった事は、染色体DNA に対する直接的な損傷と固定した突然変異を持つクローンの生成は、被ばくした組織において放射線が引き起こす変化の主な原因ではないということである。DNA と関連した器官に対する放射線(および他の種類の突然変異源)の損傷はゲノム不安定(genomic instability)と呼ばれる注目すべき現象を引き起こす。この事はランダムな遺伝的突然変異を対象となった細胞やその子孫にもたらす結果となる。この影響は何らかの方法によって近傍の他の細胞に対しても及ぶ。いわゆるバイスタンダー効果(bystander effect)である。』

ゲノムの不安定性やバイスタンダー効果については、第4章(<http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/hiroshima_nagasaki/fukushima/ECRR_sankou_02.html>)でもざっと見た。要するに、遺伝子研究で、遺伝子間での、これまで知られていなかった働きやつながりが次々と明らかになりつつあるということを私たちは知らなければならない。こうした遺伝子レベル、細胞レベルの異常は、なにも「がん」だけではなく、あらゆる人間の病気や体の不調の原因になっているということだ。

非特異老化は単に寿命短縮ではない

ICRPにとって電離放射線の人体への影響とはがんであり、遺伝的疾病(hereditary disease)だけなのだ。福島原発事故でも話題は甲状腺がんやその他の器官でのがんに集中している。しかし実際に私たちが警戒しなければならないのは、体全体への全般的影響、たとえば抵抗力の衰え、免疫力の低下など、一言で云えば「生きる力」そのものへの攻撃であり、それに起因する「生活の質」の低下である。

 『しかしながら、ある組織内の多くの細胞中にある遺伝物質に対するランダムな損傷こそがその組織の機能喪失をもたらすのだろう。そのような影響は、その最初の被ばくから何年も経てからそれ自体が臨床的に明らかになるかもしれない。また、最初に被ばくした細胞の末裔の機能変化による結果なのかも知れない。例えば、非ガンの甲状腺機能障害は放射性ヨウ素への被ばくによって発生し得る。そのような結果が確定的であるのか確率的であるのかの分類は容易ではなく、ICRP が使うリスク体系においては問題の外に置かれている。そして、放射線被ばくに関連した心臓の機能における重要な効果もまた然りである。

しかしながら、本委員会は、そのような影響の存在は認められるべきであり、可能ならばそれらのリスクは定量化されるべきであると考えている。なぜならば、現在は存在が認知されていない被ばく集団において、それらは特筆すべき苦しみとして顕在化しているからである。そのような一般的な影響は「非特異的老化(non specific ageing)」と呼ばれるが、この概念は多くのリスク評価機関によってガン早死(premature cancer death)の道徳的意味合い(moral implications)を検討するために使われている「寿命短縮(life shortening)」という考え方とは一致していないことに注意が必要だろう。』

上記文章でECRRは、私が「生きる力への攻撃とその衰え」とやや感傷的に表現した内容を「非特異的老化(non specific ageing)」と呼んでいる。非特異的老化とは理由や原因のはっきりしない老化現象のことである。この概念はなにもECRRの打ち出した概念ではない。ICRPも同じ概念を使っている。

たとえば、(財)高度情報科学技術研究機構(RIST)が運営する原子力百科事典「AOMICA」には次のような記述が見える。

『急性であれ慢性であれ、放射線被ばくを受けると通常5-20年にも亘って何らかのかたちで健康状態に影響が出るといわれる。この効果を放射線の「晩発効果」といって、発がん、組織障害、遺伝的障害などを起こす。放射線事故などで致死に至らない被ばくを受けた場合、よくこの晩発効果が問題とされるが、「寿命短縮」も放射線の「晩発効果」として国際放射線防護委員会(ICRP;1966)において「非特異的老化現象を早めるリスクがある」として認められている。しかし、寿命短縮が高線量の急性被ばくによって起こるという研究結果が多いことから、寿命短縮論に対する反論も多い。最近は、低線量被ばくの影響研究のなかで、「放射線の寿命短縮効果」を確かめることも研究の重要な視点となっている。』(「放射線と寿命」<http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-02-01-04>)

しかし同じ「非特異老化」という言葉を使っていてもその内容は全然違っていることにお気づきだろう。ECRRは私が「生命力への攻撃とその衰え」と使った意味で「非特異老化」を使っているのに対して、ICRPは「がんによる早死」にのみ着目してこれを「寿命短縮」効果として見ていることがわかろう。

「非特異老化」は「寿命短縮」ではない。ここでいう「非特異老化」とは、放射線によって、生きる力を奪われ、自然老化よりも人工的に老化を促進させられることなのだ。

ここまでの記述は、実は「基本的な線量体系の導入」と題する第6章の一節の内容を検討したものだった。しかし私の記述は、この節の趣旨から大きく逸脱するものだったかもしれない。というのは、この節の目的は、ICRPの放射線線量体系が、電離放射線の人体への影響を、特にその低線量内部被曝の実態をまったく反映していないことを論証することだったからだ。

次の節は「リスク定量化のための本委員会のアプローチ」と題するもので、前の節の検討を受けて、ECRRが独自に放射線リスクを定量化しようとする一節となる。
(以下その②へ) 

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http://www.nsr.go.jp/archive/mext/b_menu/shingi/housha/sonota/03072501.htm

原子力規制委員会

このページは「文部科学省」より提供された情報です。

放射線審議会基本部会報告書「規制免除について」修正版

2003年7月
放射線審議会

「規制免除について」
国際基本安全基準における規制免除レベルの
国内法令への取り入れ検討結果


平成14年10月



放射線審議会基本部会

(平成15年7月修正版)


目次
1.はじめに
  
2.我が国の法令における免除レベル
 
2.1概要
2.2放射線障害防止法
  2.2.1密封された放射性同位元素
  2.2.2密封されていない放射性同位元素
2.3その他の法令
  2.3.1医療法及び薬事法
  2.3.2労働安全衛生法、船員法及び国家公務員法(人事院規則10-5)
  2.3.3原子炉等規制法
  
3.国際機関等で検討された免除レベル
3.1国際原子力機関
3.2欧州委員会
3.3英国放射線防護庁
  
4.国際基本安全基準免除レベル
4.1免除レベル算出のための線量規準
4.2評価対象及び被ばく評価シナリオ
4.3算出方法及び評価パラメータ
4.4計算結果
  
5.我が国における免除レベルの検討
5.1基本的考え方
5.2線量規準の妥当性
5.3評価対象及び被ばく評価シナリオ
5.4算出方法及び評価パラメータ
5.5計算結果
5.6検討結果
  5.6.1国際基本安全基準免除レベルと試算結果の比較
  5.6.2結論
  
6.国内の使用実態と問題点
6.1定義数量以下の放射性同位元素の使用実態
6.2国際基本安全基準免除レベルを適用した場合の問題点
  
7.海外における免除レベルの検討及び取り入れ状況
7.1国際原子力機関
7.2欧州委員会
7.3欧米諸国での取り入れ状況
  
8.国際基本安全基準免除レベルの国内法令への取り入れ
8.1基本的考え方
8.2国内法令等への取り入れに係わる主要事項
  8.2.1国際基本安全基準免除レベルに示されていない核種の取扱
  8.2.2密封線源の取扱
  8.2.3条件付き免除の仕組み
  8.2.4免除された複数の線源の規制
  8.2.5教育、医療等の分野における規制
  8.2.6クリアランスレベルとの整合性
  
9.今後の課題
9.1自然放射性物質の扱い
  9.1.1自然放射線源、製品・生産過程生成物質の影響
  9.1.2自然起源の放射性物質に係る規制規準に関する国際機関における最近の検討状況
  9.1.3自然起源の放射性物質に係る規制に関する問題点
9.2正当化されない行為についての規制
9.3放射線を発生する装置の規制
  
10.おわりに



参考資料1  放射線審議会基本部会名簿
参考資料2  放射線審議会委員名簿
参考資料3  免除レベルに関する放射線審議会の検討経緯


付録1用語解説
付録2BSSの付則 1:免除
付録3国際基本安全基準免除レベルの算出に関する共通事項とシナリオ別計算内容
付録4免除レベル一覧
付録5我が国におけるリスク情報
付録6我が国における事故統計
付録7追加シナリオに係る規制免除濃度の評価結果
付録8我が国における定義数量以下の放射性同位元素の使用実態
付録9国際的な免除レベルの取り入れ及び検討状況
付録10  免除レベルとクリアランスレベル
付録11原料及び製品並びに鉱石等の処理産業からの廃棄物中に含まれる放射性物質の典型的な濃度
付録12一般に利用されてきた一般消費財の例
 

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http://www.euradcom.org/2009/lesvostranscript.htm

Partial transcript of conversation between Professor Chris Busby, Scientific Secretary of the European Committee on Radiation Risk,
and
Dr Jack Valentin, Scientific Secretary Emeritus International Commission on Radiological Protection.
Part of a public meeting in Stockholm, 22 April 2009 marking the 23rd anniversary of Chernobyl.



CB: As scientists we ought to look at all sources of information, but ICRP has never cited any one of the many articles that falsify [ICRP] or which show your levels of risk are in error. Why?
JV: This puts me in a slightly difficult position, of course, because I tend to agree with you — we should have quoted some of your stuff because since we don’t agree with what you are saying we should then have said why we don't. […] If you’ve got the Scientific Secretary of ICRP you press a button on its back and it says what it's supposed to say but I'm retired so I can say what I like But not many people are greatly impressed by the evidence that you bring. It would have been much wiser in that situation to state more clearly why we are not impressed, thus giving you a chance to come back again. [Then we could have a debate and understand why we don't agree with each other.]
CB: [cited as an example the 2006 ECRR publication Chernobyl 20 Years On and a "Russian studies" section of the 2004 Minority report of the UK Government Committee Examining Radiation Risks of Internal Emitters, CERRIE] … hundreds of references from the Russian language literature showing extraordinary effects from radioactivity - on genomic instability, genetic effects in plants and fish which cannot suffer from radiophobia — an enormous document which has been entirely ignored, suggesting bias.
JV: I have already agreed [ICRP, UNSCEAR, BEIR should not ignore these findings] But we're not talking here about individual results but on most of them I believe my colleagues would make technical comments [on individual results].
CB: Don't the leukaemia clusters near nuclear sites falsify ICRP?
JV: but there are other clusters around sites which were proposed for nuclear power stations but the reactors were not built.
CB: That study is confounded by the unused sites being on previously contaminated sea coasts and in areas of high rainfall [and high weapons fallout].
JV: We're now talking about confounders — that's the problem we have with all of your [epidemiological] studies. You have insufficient controls. ICRP has no official position on this but in principle people don’t agree and will point to [epidemiological] studies where you get quite contradictory results, for example lowered cancer. Bernie Cohen and radon is the most famous, falsely showing a health benefit of radiation.
CB: These arguments about confounding disappear in the case of infant leukaemia after Chernobyl. The babies were in the womb. The same results from 5 groups in 5 countries published in different journals with doses calculated in microSieverts but statistically significant excesses. How do you explain that?
JV: I can't, but I don’t think you have enough explanations either. I honestly don’t think you can convince me that you are right. There are technical arguments. We should have emailed reports and gone them slowly and thoroughly. That would be a clever way of continuing a discussion between ICRP and ECRR.
CB: Yes and no, but to get here we have had to be robust, chaining ourselves to nuclear power stations, writing in the literature and using every possible method of publicising that your risk model is bankrupt. Otherwise we wouldn't be here.
JV: Are you sure you wouldn't have had more success if you just came up friendly like and talked to the people at the Health Protection Agency? [UK radiation protection advisers]
CB: [refers to long and well known experience of bad faith in various dialogues including by the Chairman and secretariat of CERRIE and the UK government departments involved.]
JV: Yes and I have heard many stories not very favourable to you. It's a mistake to look back and argue about who did things wrong. Can't we look forward and be more constructive?
CB: Yes, I agree. I have a question here that I was asked to put to you. It is "Can the ICRP model be used by Governments to predict the consequences of a nuclear accident, in terms of cancer yield?"
JV: Basically no, because the uncertainties we are talking about would be too large; one order of magnitude. You are talking about two orders, but even at the one order I am talking about it's not useful for that sort of prognosis.
CB: What's the point of it then?
JV: We're talking of the upper limit of course. Your most likely number of cases would be X but ten times X cannot be excluded.
CB: Ok, ok, ok, and that means it is useful. So would the Government be formally reasonable, using ICRP risk models to calculate the risks — the cancer yield — from some hypothetical explosion at Barsebeck for example, even if they'd have to say it might possibly be ten times that predicted figure? Formally?
JV: It would automatically be misused by both camps and that therefore is why it is not … you don't do it like that. You look at individual doses — the highest individual doses and calculate which is the sort of area where people should not live — which is the sort of area where they should have special needs — quick evacuation in case of emergency so this number exercise. I think it's just silly. It serves no good purpose whether you're in your camp or a pro-nuclear camp or an ICRP camp.
CB: Well in this case I'm in a political camp […] there are questions that politicians need to know the answer to. When you build new nuclear power stations, or [consider] any nuclear policy, you need to know what would happen if something went wrong. You need some kind of model, and at the moment they are using your ICRP model. Are you saying they should be or they shouldn't be? You seem to be saying they should use no model at all. Is it guesswork, or what?
JV: Well I certainly wouldn't say they should use your model because …
CB: ECRR gives the right answer
JV: … no it's the wrong answer, leading to large expenditure that would not be sensible and could be used to save lives in other [ways]
CB: The draft ICRP Recommendations said that for many internal exposures the concept of absorbed dose was not valid. We would agree with that of course, but it disappeared from the final report. Why?
JV: In fact there is a whole section of the Biological annex which talks about the difficulties. I don't know exactly why the specific statement disappeared but a person reading those paragraphs in the annex will be able to see there's huge uncertainty.
CB: We're not talking about uncertainty but about the impossibility of using absorbed dose for internal nuclides.
JV: ICRP's position is that it's possible to use it albeit with large uncertainties.
CB: How large is large?
JV: Two orders is a very large uncertainty.
CB: So it could be in error by two orders for some internal exposures — so we agree?
JV: (laughing) I'd hate for you to go home and say "Jack agreed with me"
CB: but I need an answer
JV: Then the answer is I don't agree with you. (laughing)
CB: but you just said Two orders of magnitude …
JV: Yes but you can find, I'm sure you can find, an exceptional case, a specific case, where there would be that sort of uncertainty but remember it can go in another direction, and I'm sure that you can find in most cases there are uncertainties which are less than one order of magnitude, which you would find normally. If we look at the existing evidence I don’t think you have enough evidence to prove your case.
CB: The existing evidence is three orders of magnitude, if we take the childhood leukaemia clusters around nuclear sites; three orders.
JV: That's what you are claiming on the basis of a handful of cases.
CB: I'm claiming it on the basis of the German study, Aldermaston, Sellafield, Harwell and many others […]  
End of extract.

Later Professor Busby addressed the Swedish Radiation Safety Authority, SRM. Deputy Director Carl Magnus Larsson said the ICRP model cannot be used to predict the health consequences of accidents. He added that for elements like Strontium and Uranium which bind to DNA national authorities would have the responsibility to assess the risks. Another SRM member said that the Secondary Photoelectron Effect was well recognised, also that in 1977 the ICRP had considered a weighting factor ”n” for elements which bind to DNA but had not implemented it.




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2011.07.17 クリス・バズビー氏(ECRR事務局長)講演会(早稲田奉



アップロード日: 2011/07/19
7月17日夕刻、東京・早稲田のスコットホール講堂で、ECRR(欧州放射線リスク委­員会)議長であるクリス・バズビー氏の講演が行われました。

内部被曝と低線量被曝を過小評価したICRP(国際放射線防護委員会)基準があり、日­本政府も原発推進の御用学者達もこの基準に準じていますが、ICRP基準では健康被害­の想定が300倍から500倍ほども甘い、とバズビー氏は指摘しています。また、IC­RPは甲状腺がん以外目立った病気はないとしていますが、甲状腺がん以外でも多様な慢­性的な病気が多発していることも指摘しています。

東京や福島で走行している自動車のエアフィルターから数多くの種類の放射性物質が検出­されており、フィルターに付着したのと同等の核種・量の放射性物質を私達は毎日吸って­生きている、そしてそれらの核種が私達の体内に入って細胞を攻撃し続けると、具体例を­挙げて警告しました。γ線のみしか捕捉しないガイガーカウンターでの放射線量測定は目­安でしかなく、線量が低いからと言って安心してはならないとも指摘しています。

原発のある福島はもとより、東京など関東圏でも今後数年以内に大変なことが起こってく­るはずです。また、関東以西の地域での汚染状況はまだ殆ど明らかになっていませんが、­関東よりは汚染レベルは低いとしても、無縁だとは到底言えないでしょう。汚染された食­料品・飲料品が持ち込まれて内部被曝したり、ガレキ、焼却灰、土などが持ち込まれれば­、たちまち一帯の汚染度は高くなってしまいます。

バズビー氏の講演、必見です。

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Dr. Christopher Busby ~ The Coming Fukushima Global Disaster  



公開日: 2013/08/23
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2013年9月10日火曜日

ドイツ放射線防護協会、1kgあたり8ベクレル(Bq)以上のセシウム137を含む飲食物を摂取しないことを推奨

ドイツ放射線防護協会、1kgあたり8ベクレル(Bq)以上のセシウム137を含む飲食物を摂取しないことを推奨



http://bran7.net/archives/10141

未成年者は1kgあたり4ベクレル(Bq)以上、成人は1kgあたり8Bq 以上のセシウム137を含む飲食物を摂取しないことを推奨

ドイツ放射線防護協会が、福島原発事故の発生後の日本において、放射線核種(放射性物質)を含む食物の摂取による被ばくの危険性を最小限に抑えるため、チェルノブイリ原発事故の経験をもとに考察・算定を行い、以下の提言を行っている。
1‐放射性ヨウ素が現在多く検出されているため、日本国内に居住する者は当面、汚染の可能性のあるサラダ菜、葉物野菜、薬草・山菜類の摂取は断念することが推奨される。
2‐評価の根拠に不確実性があるため、乳児、子ども、青少年に対しては、1kgあたり4ベクレル(Bq)以上のセシウム137を含む飲食物を与えないよう推奨されるべきである。成人は、1kgあたり8Bq 以上のセシウム137を含む飲食物を摂取しないことが推奨されるべきである。
3‐日本での飲食物の管理および測定結果の公開のためには、市民団体および基金は、独立した放射線測定所を設けることが有益である。ヨーロッパでは、日本におけるそのようなイニシアチブをどのように支援できるか、検討すべきであろう。

飲食物を通じた放射性物質の摂取は、長期間にわたり、身体にもっとも深刻な影響を与え続ける経路となる

飲食物を通じた放射性物質の摂取は、原子力災害後、長期間にわたり、身体にもっとも深刻な影響を与え続ける経路となるとし、半減期2.06年のセシウム134、半減期30.2年のセシウム137、半減期28.9年ストロンチウム90、半減期2万4,400年プルトニウム239といった、長期間残存する放射性物質に対して、長期的に特に注意を要するとしている。

日本の野菜・穀物・肉類のセシウム規制値は500ベクレル(Bq)/kg

1

日本の野菜・穀物・肉類のセシウム規制値は500ベクレル(Bq)/kgとドイツの成人の約8ベクレル(Bq)/kgと比べて極めて高い基準である。日本で「直ちに影響はない」として流通している野菜等もドイツ基準では危険となる。

被ばくの程度が高いほど、がんによる死亡率は高くなる
ドイツの被ばく線量の限界値が年間0.3mSvなのに対し、日本では原発事故後に、1mSvから20mSvに引き上げられた。福島県放射線健康リスク管理アドバイザー・山下俊一長崎県大学教授に至っては、過去「100mSvまでは大丈夫」と発言していた。

国際放射線防護委員会(ICRP)は、被ばくを年間0.3mSv受けた場合、後年、10万人につき1~2 人が毎年がんで死亡すると算出している。しかし、ドイツ放射線防護協会が広島と長崎のデータを独自に解析した結果によれば、その10 倍以上の10万人のうち、およそ15人が毎年がんで死亡する可能性があるとし、被ばくの程度が高いほど、それに応じてがんによる死亡率は高くなると結論づけている。

pdfファイル:日本における放射線リスク最小化のための提言

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http://icbuw-hiroshima.org/wp-content/uploads/2011/04/322838a309529f3382702b3a6c5441a31.pdf

ドイツ放射線防護協会

www.strahlentelex.de

http://www.strahlentelex.de/

2011 年3 月20 日

日本における放射線リスク最小化のための提言

ドイツ放射線防護協会と情報サービス放射線テレックスは、福島原発事故の発生後の日本に
おいて、放射線核種[いわゆる放射性物質:訳者注]を含む食物の摂取による被ばくの危険性
を最小限に抑えるため、チェルノブイリ原発事故の経験をもとに下記の考察・算定を行い、以
下の提言を行う。

1.放射性ヨウ素が現在多く検出されているため、日本国内に居住する者は当面、
汚染の可能性のある*サラダ菜、葉物野菜、薬草・山菜類の摂取は断念すること
が推奨される。

2.評価の根拠に不確実性があるため、乳児、子ども、青少年に対しては、1kg
あたり4 ベクレル〔以下 Bq:訳者注〕以上のセシウム137 を含む飲食物を与え
ないよう推奨されるべきである。成人は、1kg あたり8Bq 以上のセシウム137 を
含む飲食物を摂取しないことが推奨される。

3.日本での飲食物の管理および測定結果の公開のためには、市民団体および基
金は、独立した放射線測定所を設けることが有益である。ヨーロッパでは、日本
におけるそのようなイニシアチブをどのように支援できるか、検討すべきであろ
う。

考察と算定
以下の算定は、現行のドイツ放射線防護令の規定に基づいている。
飲食物を通じた放射性物質の摂取は、原子力災害後、長期間にわたり、身体にもっとも深刻
な影響を与え続ける経路となる。日本では、ほうれん草1kg あたり54,000Bq のヨウ素131 が検
出されたが、こうしたほうれん草を100g(0.1 ㎏)摂取しただけで、甲状腺の器官線量は次の
とおりとなる(*1)。

乳児(1 歳未満):甲状腺線量20 ミリシーベルト〔以下 mSv:訳者注〕(*2)
幼児(1~2 歳未満):甲状腺線量19.4mSv(*3)
子ども(2~7 歳未満):甲状腺線量11.3mSv(*4)
子ども(7~12 歳未満):甲状腺線量5.4mSv(*5)
青少年(12~17 歳未満):甲状腺線量3.7mSv(*6)
大人(17 歳以上):甲状腺線量2.3mSv(*7)

2001 年のドイツ放射線防護令第47 条によれば、原子力発電所通常稼働時の甲状腺器官線量
の限界値は年間0.9mSV であるが、上に述べたような日本のほうれん草をわずか100g 摂取する
だけで、すでに何倍もこの限界値を超えることになる。原発事故の場合には、同第49 条によれ
ば、甲状腺線量は150mSv まで許容されるが、これはいわゆる実効線量7.5mSv に相当する(*8)。
それゆえ日本国内居住者は、当面、汚染の可能性のある*サラダ菜、葉物野菜、
薬草・山菜類の摂取を断念することが推奨される。

ヨウ素131 の半減期は8.06 日である。したがって、福島原発の燃焼と放射性物質の環境への
放出が止まった後も、ヨウ素131 が当初の量の1%以下にまで低減するにはあと7 半減期、つ
まり2 ヶ月弱かかることになる。54,000Bq のヨウ素131 は、2 ヵ月弱後なお約422Bq 残存して
おり、およそ16 半減期、つまり4.3 ヶ月(129 日)後に,ようやく1Bq 以下にまで低減する。

長期間残存する放射性核種
長期的に特に注意を要するのは、セシウム134(半減期2.06 年)、セシウム137(半減期
30.2 年)、ストロンチウム90(半減期28.9 年)、プルトニウム239(半減期2 万4,400 年)
といった、長期間残存する放射性物質である。

通常、2 年間の燃焼期間の後、長期間残存する放射性物質の燃料棒内の割合は、
セシウム137:セシウム134:ストロンチウム90:プルトニウム239=100:25:75:0.5
である。

しかしチェルノブイリの放射性降下物では、セシウム137 の割合がセシウム134 の2 倍にの
ぼるのが特徴的であった。これまでに公表された日本の測定結果によれば、放射性降下物中の
セシウム137 とセシウム134 の割合は、現在ほぼ同程度である。ストロンチウム90 およびプル
トニウム239 の含有量はまだ不明であり、十分な測定結果はそれほど早く入手できないと思わ
れる。福島第一原発の混合酸化物(MOX)燃料は、より多くのプルトニウムを含んでいるが、お
そらくそのすべてが放出されるわけではないだろう。ストロンチウムは、過去の原発事故にお
いては、放射性降下物とともに比較的早く地表に達し、そのため事故のおきた施設から離れる
につれて、たいていの場合濃度が低下した。したがって、今回の日本のケースに関する以下の
計算では、

セシウム137: セシウム134: ストロンチウム90: プルトニウム239 の割合は、
100:100:50:0.5
としている。

したがって、2001 年版ドイツ放射線防護令の付属文書Ⅶ表1 にもとづく平均的な摂取比率と
して、1kg につき同量それぞれ100Bq のセシウム137(Cs-137)とセシウム134(Cs-134)、お
よびそれぞれ50Bq のストロンチウム90(Sr-90)と0.5Bq のプルトニウム239(Pu-239)に汚染
された飲食物を摂取した場合、以下のような年間実効線量となる̶̶
乳児(1 歳未満):実効線量6mSv/年(*9)
幼児(1~2 歳未満):実効線量2.8mSv/年(*10)
子ども(2~7 歳未満):実効線量2.6mSv/年(*11)
子ども(7~12 歳未満):実効線量3.6mSv/年(*12)
青少年(12~17 歳未満):実効線量5.3mSv/年(*13)
成人(17 歳以上):実効線量3.9mSv/年(*14)

現行のドイツ放射線防護令第47 条によれば、原子力発電所の通常稼働時の空気あるいは水の
排出による住民1人あたりの被ばく線量の限界値は年間0.3mSv である。この限界値は、1kg あ
たり100Bq のセシウム137 を含む固形食物および飲料を摂取するだけですでに超過するため、
年間0.3mSv の限界値以内にするためには、次の量まで減らさなければならない。

乳児(1 歳未満):セシウム137 5.0Bq/kg
幼児(1~2 歳未満):セシウム137 10.7Bq/kg
子ども(2~7 歳未満):セシウム137 11.5Bq/kg
子ども(7~12 歳未満):セシウム137 8.3Bq/kg
青少年(12~17 歳未満):セシウム137 5.7Bq/kg
成人(17 歳以上):セシウム137 7.7Bq/kg

評価の根拠に不確実性があるため、乳児、子ども、青少年に対しては、1kg あ
たり4Bq 以上の基準核種セシウム137 を含む飲食物を与えないよう推奨される
べきである。

成人は、1kg あたり8Bq 以上の基準核種セシウム137 を含む飲食物を摂取しない
ことが推奨される。

国際放射線防護委員会(ICRP)は、そのような被ばくを年間0.3mSv 受けた場合、後年、10
万人につき1~2 人が毎年がんで死亡すると算出している。しかし、広島と長崎のデータを独自
に解析した結果によれば(*15)、その10 倍以上、すなわち0.3mSv の被ばくを受けた10 万人のう
ち、およそ15 人が毎年がんで死亡する可能性がある。被ばくの程度が高いほど、それに応じて
がんによる死亡率は高くなる。

(注)
*1   摂取量(kg)x 放射能濃度(Bq/kg)x 線量係数(Sv/Bq)(2001 年7 月23 日のドイツ連邦
環境省によるSV/Bq の確定値に基づく)=被ばく線量(Sv)。1Sv=1,000mSv。たとえば
E-6 とは、正しい数学的表記である10-6(0.000001)の、ドイツ放射線防護令で用いられて
いる行政上の表記である。

*2    0.1 kg x 54,000 Bq/kg x 3.7E-6 Sv/Bq = 20mSv
*3    0.1 kg x 54,000 Bq/kg x 3.6E-6 Sv/Bq = 19.4mSv
*4  0.1 kg x 54,000 Bq/kg x 2.1E-6 Sv/Bq = 11.3mSv
*5  0.1 kg x 54,000 Bq/kg x 1.0E-6 Sv/Bq = 5.4mSv
*6  0.1 kg x 54,000 Bq/kg x 6.8E-7 Sv/Bq = 3.7mSv
*7  0.1 kg x 54,000 Bq/kg x 4.3E-7 Sv/Bq = 2.3mSv
*8  ドイツの放射線防護令の付属文書ⅥのC 部2 によれば、甲状腺は重要度わずか5%とされ
ている。甲状腺の重要度がこのように低く評価されているのは、甲状腺がんは非常に手術
しやすいという理由によるものである。
*9  325.5 kg/年 x [100 Bq/kg x (2.1E-8 Sv/Bq Cs-137 + 2.6E-8 Sv/Bq Cs-134) + 50 Bq/kg
x 2.3E-7 Sv/Bq Sr-90 + 0.5 Bq/kg x 4.2E-6 Sv/Bq Pu-239] = 6mSv/年
*10  414 kg/年 x [100 Bq/kg x (1.2E-8 Sv/Bq Cs-137 + 1.6E-8 Sv/Bq Cs-134) + 50 Bq/kg
x 7.3E-8 Sv/Bq Sr-90 + 0.5 Bq/kg x 4.2E-7 Sv/Bq Pu-239] = 2.8mSv/年
*11  540 kg/年 x [100 Bq/kg x (9.6E-9 Sv/Bq Cs-137 + 1.3E-8 Sv/Bq Cs-134) + 50 Bq/kg
x 4.7E-8 Sv/Bq Sr-90 + 0.5 Bq/kg x 3.3E-7 Sv/Bq Pu-239] = 2.6mSv/年
*12  648.5 kg/ 年 x [100 Bq/kg x (1.0E-8 Sv/Bq Cs-137 + 1.4E-8 Sv/Bq Cs-134) + 50
Bq/kg x 6.0E-8 Sv/Bq Sr-90 + 0.5 Bq/kg x 2.7E-7 Sv/Bq Pu-239] = 3.6mSV/年
*13  726 kg/年 x [100 Bq/kg x (1.3E-8 Sv/Bq Cs-137 + 1.9E-8 Sv/Bq Cs-134) + 50 Bq/kg
x 8.0E-8 Sv/Bq Sr-90 + 0.5 Bq/kg x 2.4E-7 Sv/Bq Pu-239] = 5.3mSv/年
*14  830.5 kg/ 年 x [100 Bq/kg x (1.3E-8 Sv/Bq Cs-137 + 1.9E-8 Sv/Bq Cs-134) + 50
Bq/kg x 2.8E-8 Sv/Bq Sr-90 + 0.5 Bq/kg x 2.5E-7 Sv/Bq Pu-239] = 3.9mSv/年
*15  Nussbaum, Belsey, Köhnlein 1990; 1990 年10 月4 日付Strahlentelex 90-91 を参照。

[付記:チェルノブイリ原発事故後の経験に基づいてなされた本提言の厳しい内容と比べると、日本政府によって出されて来ている様々な指針・見解は、いかに放射線リスクを過小評価したものかが際立ちます。本提言は、3 月20 日の時点で出されたものであり、また、日本での地域的な違いが考慮されていないなどの制約があるかと思いますが、内部被曝を含めた放射線リスクの見直しの一助となることを心より願います。なお、*イタリック部分は、原文の意図を表現するため、ドイツ側関係者の了承のもと訳者が追加したものです。

この日本語訳は、呼びかけに直ちに応じてくださった以下の方々のご協力で完成したものです。心よりお礼申し上げます。ただし、翻訳の最終的責任は松井(英)と嘉指にあります。

(敬称略・順不同)内橋華英、斎藤めいこ、佐藤温子、杉内有介、高雄綾子、中山智香子、本田宏、松井伸、山本堪、brucaniro、他二名。
松井英介(岐阜環境医学研究所所長)
嘉指信雄(NO DU ヒロシマ・プロジェクト代表)]

=====================================================================

Empfehlungen zur Minimierung des Strahlenrisikos in Japan

http://icbuw-hiroshima.org/wp-content/uploads/2011/04/Risikokalkulation_Japan_032011_dt.pdf

=====================================================================

http://www.niph.go.jp/soshiki/suido/pdf/h24whogdwq/WHOgdwq4thJPweb_all_20130423.pdf

飲料水水質ガイドライン

pdf 603p

以下抜粋:

第4版
(日本語版)

国立保健医療科学院

本書は、2011年世界保健機関(WHO)による出版物である。
原文タイトル:Guidelines for drinking-water quality – 4th ed.
©WHO 2011
WHOの事務総長は、日本語版の翻訳および出版権を国立保健医療科学院に許可する。
国立保健医療科学院は日本語版のみに責任を負う。
飲料水水質ガイドライン 第4版(日本語版)
発行所 国立保健医療科学院
発行日 2012年12月25日 (翻訳ver.2.1・Web版)
ISBN 978-4-903997-06-3
© 国立保健医療科学院 2012
「飲料水水質ガイドライン 第4版」は、WHO の許諾を得て翻訳を行った。翻訳にあたっ
ては、できるだけ注意を払ったが、不十分な点があれば、原文を参照のこと。誤訳等の
不備については、発行所、訳者が責任を負っている。翻訳利用上の留意点については、
国立保健医療科学院のホームページ「翻訳にあたって」を参照のこと。

WHO ライブラリ出版物目録データ(Cataloguing-in-Publication)
飲料水水質ガイドライン 第4版
1. 飲用水-基準 2. 水-基準 3.水質-基準 4.ガイドラインI. WHO
ISBN 978 92 4 154815 1 (NLM classification: WA 675)
©WHO 2011
無断転載を禁ず。WHOの出版物はWHOウェブサイト(http://www.who.int)にて入手可能、また
は下記にて購入可能である。
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くはその官署の法的地位に関して、またはその境界地域もしくは境界線の決定に関して、WHOと
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個別の企業または特定の製品について言及されている場合、それらに対して、言及されていな
い同業他社または同種製品に優先して、WHOが承認または推奨を与えるものではない。誤字・
脱字を除き、登録商標名は頭文字を大文字にすることにより区別した。
本出版物に含まれる情報を確認するために、WHOはあらゆる適切な注意を払ってきた。しかし、
本出版物は、明示または暗示を問わず、いかなる種類の保証を伴うものではない。本出版物の解
釈および利用の責任は読者が負うものとする。WHOは、その利用により生じたいかなる損害につ
いても責任を負うものではない。
(以上 原文の記載事項)

第9 章 放射線学的観点



9.1.1 飲料水の摂取を通じた放射線被ばく
水源には、自然および人為起源(すなわち、人工)の放射性核種が含まれる可能性がある。
• カリウム-40や、トリウム崩壊系列およびウラン崩壊系列の核種、特にラジウム-226、ラジウム
-228、ウラン-234、ウラン-238、鉛-210をはじめとする自然放射性核種は、自然作用(土壌か
らの吸収など)または自然起源の放射性物質を伴う技術的処理(例えば、鉱物砂の採掘およ
び加工またはリン肥料の製造)の結果として、水中に存在することがある。
• 人工放射性核種は、以下のようないくつかの発生源により、水中に存在することがある。
- 核燃料サイクル施設から排出された放射性核種
- 通常のまたは偶発的な放出の結果として飲料水供給中に混入する、製造された放射
性核種(医療または産業用に非密封型で製造され使用されるもの)
- 飲料水源を含む環境中に過去に放出された放射性核種

線源別の電離放射線の一人当たり年間世界平均線量(mSv)



飲料水水質ガイドライン
– 210 –
スクリーニングレベルおよびガイダンスレベルは保守的
であり、義務として守るべき限度と解釈するべきではな
い。ガイダンスレベルの超過は追加的な調査の契機と捉
えるべきであり、必ずしもその飲料水が安全ではないとい
うことを示すものではない。
表9.1 自然線源からの平均的な放射線量
線源 世界の平均年間実効線量
(mSv)
代表的な平均年間実効線量の範囲
(mSv)
外部被ばく
宇宙線 0.39 0.3~1a
地殻放射線(室外および室
内)
0.48 0.3~1b
内部被ばく
吸入(主にラドン) 1.26 0.2~10c
摂取(食物および飲料水) 0.29 0.2~1d
総計 2.4 1~13
a 海面高度から高台までの範囲
b 土壌および建材中の放射性核種の組成に依存する
c ラドンガスの室内蓄積に依存する
d 食物および飲料水中の放射性核種の組成に依存する
出典:UNSCEAR(2008)より引用




表9.1 自然線源からの平均的な放射線量


9.1.2 飲料水を通じた放射線による健康影響
放射線防護は、放射能によるいかなる被ばくも、何らかのレベルのリスクを伴うという仮説に基
づいている。長期被ばくについては、放射性核種を含む飲料水の長期にわたる摂取の場合もそ
うであるが、100 mSv を超える線量でヒトの発がんリスクが増加するという根拠が得られている
(Brenner ら, 2003)。 これ以下の線量では、リスクの増加は疫学調査による確認はなされていない。
それ以下ではリスクがないという閾値はなく、被ばくとリスクの間に直線関係があると推定されてい
る。0.1 mSv/年という個人線量基準(IDC)は、検出可能ないかなる健康への悪影響も生じないと
想定される非常に低いリスクレベルを表している。
9.2 スクリーニングレベルおよびガイダンスレベルの理論的根拠
本ガイドラインは、ICRPにより提案された、一般大衆が長期放射線被ばく状況下にあるときのア
プローチに基づいている。ICRPによると、計画被ばく状況(囲み記事9.2参照)では、個人線量の
長期成分を年間0.1 mSvに制限することは賢明である(ICRP, 2000)。飲料水中の放射性核種に
よる被ばくは、計画被ばく状況の結果と
認識されているが、むしろ現存被ばく状
況によるものであろう。放射性核種が自
然起源か人工的であるかによって異なる
アプローチを採用するのではなく、放射
性核種の由来にかかわらず、1年間の飲
料水の摂取によるIDCを0.1 mSvにする実用的で保守的なアプローチを採用した(囲み記事9.3

248p
飲料水水質ガイドライン


図9.2 飲料水中の放射線核種に対するスクリーニングレベルおよびガイダンスレベルの適用

本ガイドラインの第2版で、IDCを0.1 mSv/年とすることは、全α放射能および全β放射能のスク
リーニングレベルがそれぞれ0.1 Bq/Lおよび1 Bq/Lであることに基づくものであった。このIDCは、
自然起源の放射能に起因する年間平均線量の5%未満を意味する(9.1参照)。 実際に、その後
経験的に全α放射能が0.5 Bq/L以下の場合、年間線量が通常は0.1 mSvを超えないことが示さ
れた。このため、本ガイドラインの第3版では、IDCは全α放射能で0.5 Bq/L、全β放射能で1
Bq/Lのスクリーニングレベルを元にした。この変更は、本ガイドラインの最新版に引き継がれた。
9.3 溶存放射性核種の監視と評価
飲料水からの放射性核種の健康リスクを制御するための推奨される評価方法を図9.2に示し、
囲み記事9.4に要約する。

囲み記事 9.4 推奨される評価方法
飲料水による放射性核種の健康リスクを制御するための推奨される評価方法には4つの段階がある。
1. 1年間の飲料水の摂取によるIDC1 として0.1 mSvを採用する。
2. 全α放射能と全β放射能の両者について初期スクリーニングを行う。測定された放射能濃度が、全α放射能に
ついて0.5 Bq/L、全β放射能について1 Bq/Lのスクリーニングレベルのいずれをも下回る場合、さらに対策を講
じる必要はない。
3. いずれかのスクリーニングレベルを超過した場合、個々の放射性核種の濃度を測定し、ガイダンスレベルと比
較しなければならない(表9.2参照)。
4. 3の追加的な評価の結果により、対策が不要であることや、線量を低減するための措置が必要であるか決定す
る前にさらに追加的な評価が必要であることが示されることがある。

9.3.1 飲料水供給のスクリーニング
飲料水中の個々の放射性核種を同定し、その濃度を測定する工程は、時間と費用を要する。
ほとんどの状況においては低濃度であるため、通常は、このような詳細な分析は、日常的な監視
では正当化されるものではない。より実際的なアプローチは、特定の放射性核種を同定すること
は考えずに、まずはα線およびβ線の形で存在する放射能の総量を測定するスクリーニング手
順を用いることである。
これらの測定は、放射性同位体に特有の追加的な分析が必要かどうか決定するための予備的
なスクリーニング手順として適している。 また、飲料水源の放射線学的特性の変化を検出するた
めのみならず、飲料水中の放射性核種の含有量の空間的・時間的な傾向を明らかにするために
も用いることができる。
それ以下であればさらに対策を講じる必要がない飲料水のスクリーニングレベルは、全α放射
能は0.5 Bq/L、全β放射能は1 Bq/Lである。いずれの値も超過していない場合は、0.1 mSv/年の
IDCもまた超過することはない。これらのスクリーニングレベルの使用は、飲料水の放射性核種の
含有量の評価に関して信頼性と費用対効果の双方が最大になるため、推奨されるものである。
トリチウムなどの低エネルギーのβ放射能を放出する放射性核種や、ヨウ素などの気体または
揮発性の放射性核種は、標準的な全放射能測定では検出されない。これらの放射性核種に対し
ては、日常的な分析は必要ではないが、存在する可能性があると考えられる何らかの理由がある
場合には、放射性核種に特有の試料採取と測定の技術を用いるべきである。2
全β放射能測定にはカリウム-40の寄与も含まれ、β放出体はカリウムの安定同位体に対して
一定の割合で自然界に存在する。カリウムはヒトの必須元素であり、主に摂取した食物から吸収さ
れる。全βのスクリーニングレベル1 Bq/Lを超過する場合、全カリウムを別途測定し、カリウム-40
のβ放射能に対する寄与を差し引くべきである。カリウム-40のβ放射能は、安定同位体のカリウ
ム1gに対し27.9 Bqであり、これはカリウム-40によるβ放射能を計算するために用いるべき係数で
ある。

9.3.2 スクリーニングレベルを超えた場合の飲料水の評価方法
もしいずれかのスクリーニングレベルを超過するようなことがあれば、放射性核種を同定して、
個々の放射能濃度を測定するべきである。これにより、各放射性核種によるIDCへの寄与を計算
することができる。次式が満たされれば、さらに対策を講じる必要はない。

式:pdf添付不可;省略

ここに、
Ci = 放射性核種iについて測定された放射能濃度
GL = 1年間毎日2 Lずつ1摂取した場合の実効線量が0.1 mSv/年となる放射性核種
iのガイダンスレベル(表9.2および付録6のA6.1参照)
いずれかのガイダンスレベルを超過する場合、 この合計は1を超過することになる。個々のガ
イダンスレベルを超過しない場合でも、合計が1を超過することがある。単一試料についてこの合
計が1を超過する場合、同じ測定濃度の被ばくが丸一年間続く場合に限って、0.1 mSv/年のIDC
を超過することになる。したがって、そのような結果は、それ自体で、その水が飲用不適であること
を意味するわけではない。

9.3.3 ガイダンスレベルを超えた場合の飲料水の評価方法
0.1 mSvという年間線量は、個人が受ける平均的な放射線量の中ではわずかな割合である。ス
クリーニングレベルおよびガイダンスレベルはともに、各国政府が、追加的な検討なしで放射線学
観点から飲料水が消費に適しているかどうかを決定できるように、非常に保守的な値になってい
る。各国での経験上、大多数の水供給がこれらの基準を満たすことが示されている。
時折、特定の放射性核種が単独または複数の組合せで継続的にガイダンスレベルを超過する
状況が発生することがある。その場合、各国政府は、防除手段を実施するまたは飲用目的での水
供給の継続的な使用に何らかの制限を設ける必要性について決断を下す必要がある。
放射線学的観点から考慮するべき重要な点の1つに、どのくらいガイダンスレベルを超過する
かということがある。電離放射線に対する防護と放射線源の安全のための国際基本安全基準で
は、現存被ばく状況に関する章で飲料水について扱っており、飲料水の摂取から受ける最大の
年間個人線量が約1 mSvを超過しないという必要条件が含まれている。1 これは「許容可能な」線
量または線量限度としてみなすべきものではなく、線量を最小にするためにあらゆる合理的な努
力をするべきである。 個々の状況は異なり、 また治療費や他の飲料水供給の利用可能性など
の放射線以外の要因を、最終決定に至る際に考慮する必要があるだろう。各国政府はまたウラン
などの放射性核種に化学的毒性があることを認識するべきであり、また飲料水中の許容濃度は、
その放射能の特性よりもむしろ放射性同位体の毒性により決定されることがある(12章参照)。

9.3.4 試料採取の頻度
飲料水の放射能汚染を監視する基準は、利用可能な資源および放射線リスクの可能性を考慮
して策定するべきである。 微生物および化学物質のリスクの十分な評価および管理を損なうべき
ではない。新規の水供給については、試料を採取し、適合性を判定するべきである。一方、既存
の供給については、時折監視が必要であろう。水供給の特性を十分に理解することができ、測定
濃度が一貫してスクリーニングレベルより低い場合には、試料採取の頻度は減らすべきである。
しかしながら、周辺に放射性核種の潜在的な汚染源が存在しまたは汚染源が時間とともに急に
変化すると見込まれる場合は、より頻繁に試料を採取するべきである。濃度がスクリーニングレベ
ルに近づいている、または、個々の放射性核種のガイダンスレベルに対する実測濃度の割合の
合計が1に近づく場合には、試料採取の頻度は維持するか増やすべきである(下記参照) 。試料
採取の頻度の段階的なアプローチは、 汚染の程度や供給源(すなわち、地表水または地下水)、
給水人口の規模、予想される放射性核種濃度の変動、過去の監視記録の入手可能性や結果に
応じて策定するべきである。放射線に関する水質の評価については、試料採取の手順(例えば、
試料の保存や取扱い方法) や計画をはじめとして、国際基準が利用可能である(Standards
Australia & Standards New Zealand, 1998; ISO, 2003, 2006a,b, 2009a)。

9.4 飲料水中で一般的に検出される放射性核種のガイダンスレベル
過去の原子力緊急事態に起因する長期被ばく状況に関連する可能性のある人工放射性核種
のみならず、飲料水供給で最も一般的に検出される自然起源および人工の放射性核種につい
て定められたガイダンスレベルを表9.2に示す。それぞれの成人の線量換算係数も同様に示す
(IAEA, 1996; ICRP, 1996)。
表9.2の各放射性核種のガイダンスレベルは、摂取される飲料水中に年間を通じて存在する場
合に、個人線量が0.1 mSvになる濃度を表している。

表9.2 一般大衆に対する一般的なa自然および人工放射性核種のガイダンスレベル

表9.2 : pdf添付不可;省略

a 本リストは包括的ではない。ある特定の状況では、他の放射性核種を調査するべきである(付録6参照)。
b ガイダンスレベルは、その桁数に丸められている
c 放射能(すなわち、Bq/Lで表される)の観点から個々のウランの放射性同位体に対してガイダンスレベルを個別に定めている。
飲料水中のウランの総量の暫定ガイドライン値は、その化学物質としての毒性に基づいて30 μg/Lであり、それは放射線学的毒性に比べて優勢である(第12章参照)。
d これらの放射性核種は、通常の状況では飲料水中に存在しないか、存在しても公衆衛生に対して重要となるレベルよりも極めて低い線量である。したがって、スクリーニングレベル超過後の調査の優先度は低い。
e ヨウ素とトリチウムは標準的な全放射能測定では検出されず、これらの放射性核種の日常的な分析は必要ではないが、これらが存在する可能性があると考えられる何らかの理由がある場合、放射性核種に特有の試料採取と測定の技術を用いるべきである。本表にこれらが含まれているのはこのことによる。

ガイダンスレベルは成人の線量換算係数を用いて計算された。異なる年齢集団に別々にガイ
ダンスレベルを導入する根拠は不十分である。幼児または小児が摂取する飲水量は平均的に少
ないものの、小児の年齢依存線量換算係数は成人よりも大きく、取込量がより多いことまたは代謝
率が高いことを意味する。水源が長期的に汚染された場合には、幼児や小児への線量の評価を
考慮しても差し支えない。
ガイダンスレベルは、既存または新規の飲料水供給における日常の(「正常な」)運転条件に適
用される。これは、環境中に放射性核種が放出されているような、緊急時被ばく状況の間に適用
されるものではない。しかしながら、一度担当官署が緊急時被ばく状況の終息を宣言すると、ガイ
ダンスレベルは再び適用される。追加の手引きは6.7やいくつかの文献(IAEA, 2002; IAEAおよ
びWHO, 2005, 2010; ICRP, 2009a)に示されている。

飲料水中の放射性核種のガイダンスレベルは、次式により計算した。

式:pdf添付不可;省略

ここに、
GL: 飲料水中の放射性核種のガイダンスレベル(Bq/L)
IDC: 個人線量基準、この計算では0.1 mSv/年
hing: 成人による摂取の線量換算係数(mSv/Bq)
q: 飲料水の年摂取量、730 L/年と仮定(標準的な世界保健機関の飲料水摂
取率である2 L/日に相当)

9.5 分析法
9.5.1 全αおよび全β放射能濃度の測定
飲料水の全αおよび全β放射能(ラドンを除く)を分析するための最も一般的なアプローチは、
既知量の試料水を蒸発乾固させ、残渣の放射能を測定する方法である。α放射線は固体の表
層内に容易に吸収されてしまうので、溶解性物質(TDS)の含有量の高い試料では、この全α測
定法の信頼性と感度が低下するおそれがある。全αおよび全β放射能濃度の測定には、可能な
限り標準化された方法を用いるべきである。分析法の手順を表9.3に示す。
蒸発法による全β放射能の測定では、カリウム-40の寄与が含まれる。したがって、全βスクリー
ニングレベルを超過する場合には、全カリウムにつき追加分析が必要である。
共沈法(APHA他, 2005)ではカリウム-40の寄与は排除されるので、全カリウムの測定は不要で
ある。この方法は、セシウム-137など、特定の核分裂生成物を含む試料水の評価に用いることは
できない。しかしながら、通常の状況の下では、飲料水供給における核分裂生成物の濃度は極
めて低い。

9.5.2 特定の放射性核種の測定
全αおよび全βスクリーニングレベルのいずれかを超過する場合、具体的な放射性核種を同
定し、その個々の放射能濃度を測定するべきである。

表9-3 飲料水中の全αおよび全β放射能の分析法

表9-3  : pdf添付不可;省略

特定の放射性核種の分析法についての参考文献を付録6に示す。水中のラドン濃度の測定に
関する情報を9.7.4に示す。

9.6 防除手段
0.1 mSv/年のIDCを超過する場合には、その後線量を低減するために規制担当官署に与えら
れた選択肢が試されるべきである。防除手段につき考慮する場合、それがどのような方法であっ
ても、まずその正当性を(それが正味の便益をもたらすという意味において)確認するべきである。
このことは、現存被ばくを低減することにより、それに起因する不利益を相殺するのに十分な個人
または社会の便益がもたらされることを意図したものである(ICRP, 2008)。
ひとたび防除措置の正当性が認められれば、その後ICRP勧告(2008)に従って、防護を最適
化するべきである。防護の最適化の原則では、被ばくする可能性、被ばくする人の数および個人
線量の大きさは、経済的および社会的要因を考慮して、しっかりと合理的に達成可能な限り低く
維持されるべきものであるとしている。
水源が許容できないほど高濃度の放射性核種を含む場合、制御の選択肢には、代替的な供
給の使用、管理下での他の水源との混合または追加的な水処理が含まれる。凝集沈澱および砂
ろ過の工程を組み合わせた浄水施設は、水道原水中に存在する懸濁態の放射能を最大100%ま
で除去可能であろう。石灰ソーダ灰軟化施設もまた、微粒子に付随する放射性核種や放射能の
割合次第であるが、ほぼ全ての懸濁態の放射能を除去し得る。
浄水処理工程による溶存放射性核種の除去に関する包括的なレビューが行われている
(Brown, HammondおよびWilkins, 2008)。その報告でまとめられた結果を表9.4に転載する。放
射性核種に特有の処理技術に関する参考文献を付録6に示す。

表9.4 一般的な放射性核種の処理性能a

表9.4 :pdf添付不可;省略

9.7 ラドン
9.7.1 空気中および水中のラドン
ウランやラジウム、ラドンは水に溶解する。湖や河川などの地表水中に存在するラドンは、岩石
や土壌を通り過ぎる際の撹拌により外気に容易に放出される。井戸からの地下水は通常地表水
よりも高濃度のラドンを含有している。極端な状況では極めて高濃度のラドンがこの水源による飲
料水供給から検出されることがある(囲み記事9.5参照)。
ラドンは水に溶解し、その溶解度は温度の上昇に伴い速やかに低下する。蛇口やシャワーを
開けると、溶解したラドンの一部が室内空気中に放出される。これが他の発生源由来のラドンに
加わり、吸入時の放射線量の元となる。
国際的な研究資料の評価では、飲料水中のラドンに起因し得る線量のうち、平均で90%が摂
取よりむしろ吸入によるものであると結論付けている(UNSCEAR, 2000)。したがって、摂取経路よ
りも吸入経路を制御することが、飲料水中のラドンからの線量を制御するために最も有効な方法
である。
室内空気中に放出される飲料水中のラドンの割合は、家屋内での水の総消費量、家屋の容積
や換気率などの地域の実情次第であり、極めて変動しやすい。蛇口やシャワーから放出される飲
料水中のラドン濃度が1,000 Bq/Lの場合、室内空気中のラドン濃度が平均で100 Bq/m3増加する
と推定されている(NAS, 1999; European Commission, 2001; Health Canada, 2009)。この寄与は、
水が蛇口やシャワーから放出されているときに限り生ずるため、一定ではない。空気中のラドンは、他の発生源、特に基礎の土壌から家屋内に入り込むラドンからも生ずる。


囲み記事9.5 飲料水中のラドン
• 地下水供給の中には高濃度のラドンを含むものがある。地表水の飲料水供給では高濃度のラドンはほとんど見られない。
• 飲料水中に溶解したラドンは室内空気中に放出されることがある。通常、ラドンとラドン娘核種の摂取と比較して、それらの吸入からより高いラドンの線量を受ける。
• 飲料水から放出されるラドンだけが室内空気中のラドンの発生源ではない。高濃度の室内ラドンが存在する場合、通常は、飲料水中よりもむしろ基礎の土壌と建材が主たる発生源である。
• 飲料水供給中のラドン濃度を低減する簡単で効果的な技術が存在する。
• 飲料水供給中のラドン濃度を低減する処置を講じるかどうかを決定する際に、その他のラドンの発生源による総放射線量への寄与を考慮することが重要である。いかなる対策も正当性が認められ、最適化されるべきであり、また、地域の実情を考慮するべきである。

9.7.2 ラドンによる健康リスク
疫学的な研究により、室内空気中の高濃度のラドンへの長期間の被ばくが肺がんのリスクを高
めることが明らかになっている(WHO, 2009)。飲料水で摂取されるラドンにより胃壁に放射線量が
もたらされることになる。科学研究では、ラドンを含む飲料水の摂取と胃がんのリスクの増加との間
に明確な関連は示されていない(Yeら, 1998; Auvinenら, 2005; WHO, 2009)。
9.7.3 飲料水供給におけるラドンに関する手引き
飲料水中のラドンからの線量は、通常、摂取よりもむしろ吸入によるものであるため、飲料水中
ではなく空気中のラドン濃度を測定することがより適切である。
世界保健機関による室内空気中のラドン濃度の参照レベルは住居内では100 Bq/m3である。
優先するべき各国固有の条件の下でこのレベルが達成できない場合であっても、約10 mSvの年
間線量に相当する300 Bq/m3を超過するべきではない(WHO, 2009)。この勧告は国際基本安全
基準1およびICRPの最新の勧告と一致している(ICRP, 2009b)。
水中のラドンのスクリーニングレベルは、大気中のラドンに関するその国の参照レベルおよび国
の住宅ストックでのラドンの分布に基づいて定められるべきである。室内空気中に高濃度のラドン
が同定される場合、これは飲料水供給からの脱気によるものというよりも、たいてい土壌からのラド
ンの混入によるものである。それにもかかわらず、高濃度のラドンが飲料水中に存在すると想定さ
れる状況ではラドンを測定し、高濃度であると確認されれば、存在する濃度を低減する措置が正
当であるか検討するのが賢明である。
地下水供給におけるラドン濃度は相当に変化することがある。したがって、高濃度のラドンが同
定されている、または、疑わしい状況では、主に線量に寄与している可能性のあるラドンの娘核種
(特にポロニウム-210)の存在を時々刻々と評価し、監視できるように、全αおよび全β放射能の
測定の頻度を増やす必要があるだろう。

9.7.4 飲料水中のラドンの測定
取り扱い中にラドンが水中から容易に放出されるため、飲料水中のラドンの放射能濃度を得る
のは困難である。水の攪拌や別の容器への移し換えにより、溶解性のラドンが放出される。水を
放置することによりラドンの放射能が減少し、煮沸することによってもラドンが完全に水から空気中
に放出される。水中のラドンを測定するために、高感度で広く用いられている方法である液体シン
チレーション計数法をはじめとして、様々な方法が用いられる(WHO, 2009)。
9.7.5 飲料水中のラドン濃度の減少
曝気により飲料水中のラドン濃度を減少させるために、かなり簡単な方法が利用可能である。
高性能の曝気は地下水供給におけるラドンの除去に効果的な方法であり、99.9%までの除去率
が達成できる。しかしながら、これらの方法によって大気中のラドンの大規模な発生源が作り出さ
れることがある。イオン交換の有無に関わらず粒状活性炭への吸着によっても高いラドン除去効
果を達成できるが、効率が悪く大量の粒状活性炭が必要になる。

9.8.1 結果の報告
各試料についての分析結果には、以下の情報が含まれるべきである。
• 試料識別コード
• 試料採取日時
• 用いた標準分析法または標準分析法でない場合にはその簡単な説明
• 放射性核種の同定または放射能の種類および測定した放射能の総量
• 各放射性核種につき適切なブランクを用いて計算した、実測に基づく濃度または放射能の値
• 計数上の不確実性の推定値
• 分析した放射性核種またはパラメータごとの検出限界濃度
• 分析法における全てのパラメータ(すなわち、計数ならびにその他のランダムおよび系統的な
不確実性または誤差)による寄与を含む、報告結果についての予測される不確実性の推定値

9.8.2 リスクの伝達
放射線リスクを明確かつ効果的に伝達するには、伝達対象となる相手(例えば、一般大衆や政
策担当者、意思決定者)を特定することや伝達内容を聞き手に合わせることなどがある(WHO,
2002)。リスクは人により持つ意味は異なるが、一般に、リスクコミュニケーションには健康を害する
おそれとその重篤度の説明が必要である。
一般大衆に対するリスクコミュニケーションでは、平易な言葉を用いるべきである。放射線防護
の専門用語は、専門家以外には容易には理解しがたい(Picano, 2008)。状況によっては、比較

することで放射線リスクを説明するために役立つことがある(例えば、飲料水の摂取により生じ得る
健康リスクを、世界の様々な地域での自然放射線への被ばくに伴うリスクという文脈の中に据える
こと)。ガイダンスレベルを義務として守るべき限度と解釈するべきではないこと、また、ガイダンス
レベルの超過は追加的な調査の契機と捉えるべきであり、必ずしもその飲料水が安全でないとい
うことを示すものではないことを明確に説明するべきである。
リスクコミュニケーションの責任者は、対人コミュニケーションに長けており、共感を伝えることが
でき、優れた聴き手であり、また、人々の関心事を尊重するべきである。彼らは取り扱っている話
題の領域に精通し、現在と将来起こり得るリスクに関する基本的な質問に答えられるべきである。
放射線のリスクコミュニケーションに関する手引きは、他で示されている(USEPA, 2007; WHO,
2009)。


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http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=11-03-06-01

<大項目> 原子力安全規制
<中項目> 安全審査指針等

<小項目> 原子力防災に関する安全規制
<タイトル>
原子力施設等の防災対策について(防災指針) (11-03-06-01)

<概要>
昭和54年(1979年)3月のTMI事故を契機として、原子力安全委員会の原子力発電所等周辺防災対策専門部会において原子力災害特有の事象に着目し、原子力発電所等の周辺における防災活動がより円滑に実施されるように技術的、専門的事項について検討がなされた。この結果を翌昭和55年(1980年)6月に原子力安全委員会が「防災指針」として決定した。平成11年(1999年)9月30日にウラン加工施設において、日本で初めて周辺住民の避難等が必要となるような臨界事故が発生した。この事故対応の反省を踏まえて、原子力災害対策特別措置法が制定され、防災の対象施設が原子力施設一般に広がり、また、原子力事業者の責務が明確化されたことから、防災指針の表題を「原子力発電所等周辺の防災対策について」から「原子力施設等の防災対策について」に変更するとともに、防災対策の内容をより実効性のあるものとなるよう、必要な修正を行った。
防災指針は、防災対策一般(放射性物質の放出の態様、異常事態の把握、情報提供、教育訓練、オフサイトセンターの整備、諸設備・防災資機材整備等)、防災対策を重点的に充実すべき地域の範囲(EPZ)、緊急時環境放射線モニタリング、災害応急対策実施指針、緊急時医療等の防災対策について実効性のある内容を示したものである。

(注)東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)に伴う福島第一原発事故を契機に原子力安全規制の体制が抜本的に改革され、新たな規制行政組織として原子力規制委員会が2012年9月19日に発足した。福島第一原発事故の経験を踏まえ、本データに記載されている「原子力施設等の防災対策」については、原子力規制委員会によって抜本的な見直しが行われつつある。なお、原子力安全委員会は上記の規制組織改革に伴って廃止された。

<更新年月>
2011年08月   

<本文>
「原子力施設等の防災対策について」(1980年6月30日原子力安全委員会決定)(防災指針)は、2010年8月までに14回の部分改定が行われている。表1に、これまでの改定状況を示す。防災指針の概要は次のとおりである。
1.はじめに
1979年3月に発生した米国スリーマイルアイランド(TMI)原子力発電所の事故を契機に、原子力安全委員会は、原子力災害特有の事象に着目し原子力発電所等の周辺における防災活動をより円滑に実施できるよう技術的、専門的事項について検討した結果をとりまとめ、1980年6月に、「原子力発電所等周辺の防災対策について」(以下「防災指針」という。)を決定した。
1999年9月30日にウラン加工施設において、日本で初めて周辺住民の避難等が必要となるような臨界事故が発生した。この事故対応の反省を踏まえて、初期対応の迅速化、国及び地方公共団体の連携強化、国の対応機能の強化や原子力事業者の責務の明確化等を柱とする原子力災害対策特別措置法が制定され、関係機関において新しい仕組みによる原子力防災対策の充実強化に向け、各種計画等の策定、改訂作業が進められることとなった。
このため、原子力防災対策の技術的、専門的事項を扱う防災指針についても、臨界事故対応での教訓や「原子力災害対策特別措置法」との整合性等を踏まえ、改訂することとした。改訂に当たって、特に留意した事項は以下のとおり。(1)新しい原子力災害対策特別措置法の仕組みに対応できること。(2)従来の原子力発電所、再処理施設等に加え、対象施設として研究炉、核燃料関連施設にも対応できること。(3)従来の希ガス及びヨウ素対策に加え、核燃料物質の放出や臨界事故にも対応できること。
2.防災対策一般
2.1 原子力防災対策の特殊性等
放射線による被ばくが五感に感じられない、被ばくの程度が自ら判断できないこと等がある。
2.2 放射性物質又は放射線の放出形態、被ばくの形態及び被ばく低減化措置
原子炉施設等からの放出形態は、希ガス及びヨウ素が主である。核燃料施設からの放出形態は、火災、爆発による場合はウラン又はプルトニウム等のエアロゾルが考えられる。臨界事故による場合は、核分裂生成物の放出に加え中性子線及びガンマ線が放出される。放射線被ばくの形態は、体外から放射線を受ける外部被ばく及び吸入、経口摂取等によって体内に取り込んだ放射性物質による内部被ばくである。放射線被ばくの低減化措置は、気密性の高い場所へ移動する、退避する、放出源から遠ざかる、摂取制限対策を講じる、等である。
2.3 原子力施設における防災対策及び異常事態の把握
原子力事業者は、原子力災害の発生やその拡大の防止活動について責任をもって実行するため、原子力災害予防対策、緊急事態応急対策及び事後対策についての防災業務計画を策定する。原子力事業者から迅速かつ正確に国、地方公共団体等関係機関に報告されるべき異常事態の情報は、(1)放射性物質の放出状況(量、組成、継続時間等)及び敷地境界等における空間放射線量、(2)主要な地点における予測線量と事態の今後の見通し、(3)施設の状況に関する情報である。
2.4 周辺住民等への情報提供
平常時に原子力防災に関して、周辺住民等へ、例えば(1)放射性物質及び放射線の特性、(2)原子力事業所の概要、(3)原子力災害とその特殊性、(4)原子力災害発生時における防災対策の内容等についての情報提供を行う必要がある。また、緊急時においては、オフサイトセンター(緊急事態応急対策拠点施設)で情報の集約や整理を行い、周辺住民、報道関係者等に的確に情報を提供することが必要である。
2.5 原子力防災業務関係者等の教育及び訓練
国、都道府県、市町村等において、種々の災害応急対策を実施する防災業務関係者に、原子力防災対策に関する教育を行うことが必要となる。教育の内容及び程度は、原子力に関する基礎的な知識のほかに、原子力防災に関する内容が必要である。
2.6 諸設備の整備
緊急時の情報伝達網、情報連絡設備、防災業務関係者の防護資機材、緊急時モニタリング設備機器、緊急時予測支援システム(SPEEDIネットワークシステム、ERSS)、緊急時医療設備等の整備が必要である。
2.7 防災対策資料の整備
国、地方公共団体、原子力事業者等の関係機関及びオフサイトセンターにおいては、(1)組織及び体制に関する資料、(2)社会環境に関する資料、(3)放射性物質又は放射線による影響推定に関する資料を常備しておくことが必要である。
2.8 オフサイトセンターの整備
原子力緊急事態が発生した場合に、現地において、国の原子力災害現地対策本部や都道府県及び市町村の災害対策本部などが、原子力災害合同対策協議会を組織し情報を共有しながら、連携のとれた応急対策を講じていくための拠点となるものであり、関係者が参集しやすい場所にあること、情報通信機器が整備されていること、一定以上の広さを有していること等が重要である。
2.9 核燃料物質等の輸送時の防災対策
核燃料物質等の輸送時の事故は、事故の際に対応すべき範囲が極めて狭い範囲に限定されること、輸送が行われる都度に経路が特定され、原子力施設のように事故発生場所があらかじめ特定されないこと等の輸送の特殊性を鑑みれば、原子力事業者と国が主体的に防災対策を行うことが実効的であると考えられる。
3.原子力防災対策を重点的に充実すべき地域の範囲
限られた時間を有効に活用し、周辺住民等の被ばくを低減するための防護措置を短期間に効率良く行うためには、あらかじめ異常事態の発生を仮定し、施設の特性等を踏まえて、その影響の及ぶ可能性のある範囲を技術的見地から十分な余裕を持たせつつ「防災対策を重点的に充実すべき地域の範囲」(以下「EPZ:Emergency Planning Zone」という)を定めておき、そこに重点を置いて原子力防災に特有な対策を講じておくことが重要である。EPZのめやすとして、表2に示す各原子力事業所の種類に応じたEPZのめやすを用いることを提案する。
4.緊急時環境放射線モニタリング
原子力施設において、放射性物質又は放射線の異常な放出あるいはそのおそれがある場合に、周辺環境の放射性物質又は放射線に関する情報を得るために特別に計画された環境モニタリングを「緊急時モニタリング」といい、原子力緊急事態の発生時に、迅速に行う第1段階のモニタリングと周辺環境に対する全般的影響を評価する第2段階のモニタリングからなる。
4.1 第1段階のモニタリング
(1)事故が発生した直後から開始する。(2)予測線量の推定に用いられる。(3)モニタリングの主要な対象となる放射性物質又は放射線は、原子力施設又は事故の形態に応じて、大気中における放射性の希ガス、ヨウ素、エアロゾル状態のウラン・プルトニウム、中性子線及びガンマ線である。主要核種は放射性のヨウ素及び希ガスである。(4)迅速さが要求される。
4.2 第2段階のモニタリング
(1)第1段階よりさらに広い範囲で実施する。(2)放射性物質又は放射線の周辺環境に対する全般的影響を評価、確認する。(3)積算線量並びに環境中に放出された人体への被ばく評価に必要となる放射性物質が対象となる。
5.災害応急対策の実施のための指針
5.1 異常事態発生の際の通報基準及び緊急事態判断基準
「原子力災害対策特別措置法」において、原子力施設の特性、防護活動との関係等を踏まえ、すべての原子力施設に適用できるように原子力防災活動の準備や開始に関する下記の基準を設定している。
(1)関係者への通報基準:(イ)原子力事業所の境界付近において、空間放射線量率について1地点で10分以上5μSv/h以上又は2地点以上で同時に5μSv/h以上(ガンマ線が1μSv/h以上の場合は中性子線も測定し、それらの合計が5μSv/h以上)、(ロ)排気筒等の通常放出部分で、拡散した後の放射能水準が、原子力事業所の境界付近において5μSv/h以上に相当するような放射性物質の放出等、(ハ)火災、爆発等が生じ、管理区域外の場所で、50μSv/h以上の空間放射線量率又は5μSv/h以上に相当するような放射性物質の放出等、(ニ)原子力事業所外運搬中に事故が生じ、輸送容器から1m離れた地点で100μSv/h以上の空間放射線量率又は放射性物質の漏えい等、(ホ)臨界事故の発生又はそのおそれがある状態、(ヘ)原子力施設の特性を踏まえた個別の事象であって、軽水型原子力発電所において制御棒の挿入による原子炉の停止ができないこと等。
(2)原子力緊急事態の判断基準:(イ)原子力事業所の境界付近において、空間放射線量率について1地点で10分以上、500μSv/h以上又は2地点以上で同時に500μSv/h以上(ガンマ線が5μSv/h以上の場合は中性子線も測定し、それらの合計が500μSv/h以上)、(ロ)排気筒等の通常放出部分で、拡散した後の放射能水準が、原子力事業所の境界付近において500μSv/h以上に相当するような放射性物質の放出等、(ハ)火災、爆発等が生じ、管理区域外の場所で、5mSv/h以上の空間放射線量率又は500μSv/h以上に相当するような放射性物質の放出等、(ニ)原子力事業所外運搬中に事故が生じ、輸送容器から1m離れた地点で10mSv/h以上の空間放射線量率又は放射性物質の漏えい等、(ホ)臨界事故の発生、(ヘ)原子力施設の特性を踏まえた個別の事象であって、軽水型原子力発電所においてホウ酸水を注入する等の操作によっても原子炉の停止ができないこと等。
5.2 防護対策
防護対策には、屋内退避、コンクリート屋内退避、避難、食物摂取制限等が考えられる。
5.3 防護対策のための指標
屋内退避及び避難等に関する指標を表3に、飲食物摂取制限に関する指標を表4に示す。
6.緊急被ばく医療
緊急被ばく医療の基本理念は、「いつでも、どこでも、誰でも最善の医療を受けられる」という命の視点に立った救急医療と「最大多数に最大利益を」という災害医療の原則に立脚する。具体的には、原子力施設の従事者と周辺住民とを分け隔てなく、被ばく患者を平等に治療しなければならないという共通認識から出発し、緊急被ばく医療に携わる関係者が適切な研修、訓練を受けることにより、円滑かつ迅速に被ばく患者を診療できる体制を構築する必要がある。また、原子力緊急事態以外にも被ばく患者が発生する場合があり、これらにも対応できる体制を構築する必要がある。このため、「緊急被ばく医療のあり方について(2001年6月、2008年10月一部改定、原子力安全委員会原子力発電所等防災専門部会)の策定以来、整備が進められている緊急被ばく医療体制と一般の救急医療体制、災害医療体制との整合を図り、原子力緊急事態を含めた異常事態の発生時には、救急医療体制に加え、必要に応じ、広域的な災害医療体制にも組み込まれて機能し、実効性を向上させる。このような基本的考え方に基づき、1)原子力災害合同対策協議会の医療班、2)地方公共団体の災害対策本部の医療グループ、3)緊急被ばく医療派遣チーム、4)緊急被ばく医療機関等、の体制を整備する。図1に原子力緊急事態発生時における緊急被ばく医療体制を示す。(参考文献5)
これらの緊急被ばく医療とは別に、周辺住民、原子力施設従事者及び防災業務関係者等の健康不安への中期的な対策としてメンタルヘルスに関する対策を実施することが重要である。(参考文献6)
(前回更新:2003年9月)

<図/表>
表1 防災指針のこれまでの改定状況
表2 各原子力施設の種類ごとのEPZのめやす
表3 屋内退避及び避難等に関する指標
表4 飲食物摂取制限に関する指標
図1 原子力緊急事態の発生時における緊急被ばく医療体制

・図表を一括してダウンロードする場合は ここをクリックして下さい。

<関連タイトル>
日本における原子力防災対策の基本的考え方 (10-06-01-01)
原子力防災対策のための国および地方公共団体の活動 (10-06-01-04)
緊急時の医療活動 (10-06-01-07)
原子力防災のための訓練 (10-06-01-08)
オフサイトセンター(緊急事態応急対策拠点施設) (10-06-01-09)
日本における防災のための計算機システム (10-06-03-03)
原子力災害対策特別措置法(原災法) (10-07-01-09)
緊急時環境放射線モニタリング指針 (11-03-06-02)

<参考文献>
(1)内閣総理大臣官房原子力安全室(監修):改訂10版 原子力安全委員会安全審査指針集、大成出版社(2000年11月)
(2)内閣府原子力安全委員会事務局(監修):原子力安全委員会指針集、大成出版社(2003年3月)
(3)原子力委員会:原子力施設の防災対策について、
http://www.nsc.go.jp/anzen/sonota/houkoku/bousai220823.pdf
(4)原子力安全委員会指針集(改定13版)、大成出版社(2011年3月)
(5)原子力安全委員会原子力施設等防災専門部会、緊急被ばく医療のあり方について(平成2001年6月、一部改定2008年10月)、http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/3/ho3029-2.pdf
(6)原子力安全委員会原子力施設等防災専門部会、原子力災害時におけるメンタルヘルス対策のあり方について(2002年10月)
http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/3/ho3033.pdf
 
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http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/press/h22/img/press110317-01-1.pdf

【解説】

わが国では、放射能に関する水道水質基準等は定められていません。
ただし、放射性物質漏洩事故等が発生した場合、緊急時モニタリングが実施されるエリア
(今回の場合は福島県)については、関係地方公共団体の原子力防災担当部局が中心となって
緊急時モニタリングが実施されます。原子力安全委員会により示された指標値を超える飲食
物が見つかった場合は、政府の原子力災害対策本部が摂取制限の実施等を検討する仕組みに
なっています。
一方、当局が放射能に関して水道水の安全性の評価の根拠としているWHO 飲料水水質ガ
イドラインは、世界保健機関(WHO)が定めたもので、一生涯にわたって水道水を飲み続
けても健康影響が生じないレベルを示しており、各国の水質基準等の参考にされています。
本ガイドラインは、福島県のような緊急時には適用されるものではなく、当局の水道施設
など、平常時として浄水処理を実施している日常の運転条件に適用するものとされています。
ガイドラインでは、まず、全放射能(全α及び全β放射能)を繰り返して測定し、その値
が、全α放射能では0.5Bq/L 、全β放射能では1 Bq/L を超える場合に限って、個々の放射
性核種について分析を行うべきであるとされています(下図参照)。



【用語解説】
ベクレル(Bq)
「ベクレル」とは、放射性物質が放射線を出す能力を表す単位である。
放射線は、不安定な放射性物質が壊れることによって放出されるが、「ベクレル」は、1
秒間に放射性物質が壊れる数(崩壊数)を表す。
例えば、1 秒間に1 回、放射性物質が壊れる場合は「1 ベクレルの放射能がある」という。
水中の放射能は、水1 L 中の放射性物質が放射線を出す能力(Bq/L)で表わされる。
シーベルト(Sv)
「シーベルト」とは、放射線によって人体に与えられたエネルギー量を表す単位である。
放射線によって、物質1 kg につき1 J(ジュール)のエネルギーを与える量を1 Gy(グ
レイ)と表す。
人体への影響は、放射線の種類や受けた箇所によって異なるため、「シーベルト」は、こ
の量(Gy 値)に種類・箇所ごとに定められた係数を乗じて求める。
全α放射能及び全β放射能
放射線には、α(アルファ)線、β(ベータ)線などがある。
放射性物質による汚染のレベルを捉えるには、放射性核種の個別測定ではなく、まず、総
量としての放射能を測定する。
この総量としての放射能を、α線では「全α放射能」、β線では「全β放射能」という。
放射性核種
放射性核種とは、陽子と中性子の数により決定される原子核の種類、例えば、ヨウ素-131、
セシウム-134、セシウム-137 などをいう。

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http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf

平成23年3月17日

放射能汚染された食品の取り扱いについて

厚生労働省医薬食品局食品安全部長

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詐欺師・ウソつき・安倍 Abe

http://mainichi.jp/sports/news/20130908k0000m050093000c.html

20年五輪:IOC総会プレゼン 首相の発言要旨

毎日新聞 2013年09月08日 00時29分(最終更新 09月08日 01時58分)
最終プレゼンテーション後の記者会見で質問に答える安倍晋三首相=ブエノスアイレスで2013年9月7日午後0時9分、梅村直承撮影
最終プレゼンテーション後の記者会見で質問に答える安倍晋三首相=ブエノスアイレスで2013年9月7日午後0時9分、梅村直承撮影



【ブエノスアイレス松尾良】国際オリンピック委員会(IOC)総会での安倍晋三首相の発言要旨は次の通り。


【演説】
東京は世界で最も安全な都市の一つだ。それは今でも、2020年でも一緒だ。懸念を持つ人もいるだろうが、東京電力福島第1原発について私は皆さんに約束する。状況はコントロールされている。決して東京にダメージを与えない。オリンピックが安全に行われることを保証する。財政的にも整っている。

開催地に東京を選べばオリンピックムーブメントに新たな強い息吹を吹き込むことになる。IOCと力を合わせ、世界をよりよい場所にしていこうと思っている。


【質疑】
(汚染水問題は)結論から言って全く問題ない。事実を見てほしい。汚染水による影響は福島第1原発の港湾内の0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている。
近海でモニタリングしているが、数値は最大でも世界保健機関(WHO)の飲料水の水質ガイドラインの500分の1だ。日本の食品や水の安全基準は世界で最も厳しい。健康問題については、今までも現在も将来も全く問題ないと約束する。
さらに完全に問題のないものにするため抜本解決に向けたプログラムを決定し、着手している。日本の首相として(子どもたちの)安全と未来に責任を持っている。日本に来るアスリートにも責任を持っている。その責任を完全に果たす。

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飲料水供給システムの主要な受益者として、コミュニティー構成員は意思決定に参加する権利を有する。

http://draft.blogger.com/blogger.g?blogID=4183788015120103681#allposts/src=dashboard
 
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2013年9月8日日曜日

Sinzou Abe, donkey,monkey,foolish, mad,crazy,Which was he? in the fukushima nuclear disaster.


matuokaisenokamikaze

http://timespeople.nytimes.com/view/user/60595749/activities.html

【my comment at The New York Times  】:

Japan

Sinzou Abe, donkey,monkey,foolish, mad,crazy,Which was he? in the fukushima nuclear disaster.



 福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(1/4) 護岸地下水

平成25 年9月6日
東京電力株式会社
 




 
 



my comment is not published at The New York Times .
 
: Comments are moderated and generally will be posted if they are on-topic and not abusive. Comments FAQ »

 
注記:
moderate :
http://ejje.weblio.jp/content/moderate
(極端に走らず)節度のある
穏健な
度を越さないで
節度があって
(量・大きさ・程度・質など)適度の


abusiveの意味や和訳。 【形容詞】 〈言葉・人など〉口汚い.用例abusive language 悪態.an abusive letter 罵倒(ばとう)の手紙.abusively 【副詞】abusiveness 【名詞】 - 約964万語ある英和辞典・和英辞典。発音・イディオムも分かる英語辞書。
 ejje.weblio.jp/content/abusive
 
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原発爆発と定点カメラNuclear Reactor Huge Explosions and Fixed

http://youtu.be/wE2eTebInJ8



公開日: 2012/03/24
a Camera that records huge hydrogen explosions of Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant. and relatively long reel of each explosion.

福島第一原発の映像を捉えたカメラが紹介されています。

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fukusima report; "you don't know what you are doing."

http://youtu.be/U29RXuSq4YQ



公開日: 2013/08/25
the audio for this was available for download on the voice of russia, so i made this video for it.

here are articles referenced in the screenshots:

uncovering the seriousness of japan's nuclear catastrophe
https://endtimesnews.wordpress.com/20...

When the Fukushima Meltdown Hits Groundwater hawai'i news daily
http://hawaiinewsdaily.com/2011/03/wh...

AN UNEXPECTED MORTALITY INCREASE IN THE UNITED STATES FOLLOWS ARRIVAL OF THE RADIOACTIVE PLUME FROM FUKUSHIMA http://endtimesnews.wordpress.com/201...

fukushima has released 450 times as much radiation as chernobyl
http://endtimesnews.wordpress.com/201...

Fukushima Plutonium And Strontium Bombarding US
http://endtimesnews.wordpress.com/201...

TEPCO admits nuclear meltdown occurred at Fukushima reactor 16 hours after quake (may 17, 2011) http://endtimesnews.wordpress.com/201...

worst-case scenario realized -- reactor meltdown in fukushima
https://endtimesnews.wordpress.com/20...

Technology Doesn't Yet Exist to Clean Up Fukushima
https://endtimesnews.wordpress.com/20...

Worse than meltdown, government report says devastating 'melt-through' has occurred at Fukushima; Official suggests Japan could become 'uninhabitable'
http://www.naturalnews.com/032657_Fuk...

Title: Fukushima leak: "It's pretty active, pretty intense and it's out of control"
Source: Voice of Russia -- UK Edition
http://enenews.com/nuclear-expert-fuk...

"You do not know what you're doing, you do not have a plan" - Fukushima report
http://ruvr.co.uk/2013_08_21/Fukushim...
 
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Fukushima The Coming Global Disaster  

http://youtu.be/x3QZ6MGPBog



公開日: 2013/08/26
Japan's Nuclear Regulation Authority said last week it feared the disaster was "in some respects" beyond Tepco's ability to cope.

Donations: https://www.paypal.com/cgi-bin/webscr...

YouTube: http://www.youtube.com/user/Qronos16?...
News Blog: http://www.nworeport.me
Twitter: https://twitter.com/NwoReport
 
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Tokyo wins the 2020 Olympic Games | 東京は、2020 年オリンピック

http://youtu.be/pqerNa6XoOE



公開日: 2013/09/07
Tokyo has been chosen by the International Olympic Committee to host the 2020 Summer Games.
During its vote Saturday in Buenos Aires, the committee made its choice over the two other contenders, Madrid and Istanbul.
[Original story published at 3:39 p.m. ET]
(CNN) -- Tokyo and Istanbul have advanced to a final runoff vote to be the site of the 2020 Olympic Games.
Saturday's International Olympic Committee vote in Buenos Aires eliminated Madrid -- but only after a tiebreaker vote. Tokyo finished first in the day's first round of voting, but Madrid and Istanbul received the same number of votes in second place. The committee then voted again to place Istanbul in the final runoff with Tokyo.
The results of the final vote were sealed and were expected to be announced during a ceremony from 5 p.m. to 5:30 p.m. (4 p.m. to 4:30 p.m. ET).
Each of the cities has strengths and potential weaknesses, said Ed Hula, editor and founder of aroundtherings.com, which covers the business and politics of the Olympic movement.
"Istanbul is the one bid that offers something unique and different," Hula told CNN in a telephone interview from Buenos Aires.
2020 Olympics: The contenders pros, cons Brazil unveils Olympic park vision Despite economy, Madrid bids for Olympics
If Turkey were to win, it would be the first Muslim country to host the Games and, with a median age of less than 30 years, one of the youngest.
"Those things make Istanbul a more emotional choice," Hula said.
But the city would face daunting logistical challenges, including the need to modernize its transportation and venue infrastructure.
Though unrelated to its bid, Turkey's border with Syria could also prove problematic to some of the committee members, he said.
And this summer, the image of Turkish sport took a hit when about three dozen athletes tested positive for drugs, he said.
But Istanbul presented a plan that would cost $19 billion, by far the largest of the three cities, to prepare for the Games.
Tokyo's bid comes in at $5 billion to $6 billion, but the city government has already amassed a $4.9 billion Olympic fund to pay to prepare for the Games, he said.
And a $1 billion national stadium that would be used for the athletic events and the opening ceremony will already have been built for the rugby World Cup in 2017 and is not considered an Olympic expense.
On the down side, the continuing cleanup following the Fukushima nuclear plant disaster in 2011 continues to loom as an uncertainty among Olympic committee members, he said. But Prime Minister Shinzo Abe, who made a presentation to the committee, tackled the issue head-on. "He made it clear that the government is fully committed to making this repair happen," Hula said.
Istanbul makes case for 2020 Olympics Fukushima casts shadow on Olympic bid
Madrid, like Tokyo, was a repeat bidder -- making its third consecutive case for the Games, one that was little changed from previous attempts, Hula said.
The Spaniards' $2 billion bid said they had little need for new infrastructure, he said. And they have ample sports experience, having hosted a number of other high-profile, international events.
Tokyo Wins 2020 Olympic Bid | Tokyo Japan will host 2020 Summer Olympic Games
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Decepción mayúscula. Madrid se quedó sin los Juegos de 2020 a las primeras de cambio. En el desempate ante Estambul perdió por 49 votos a 45 y la sede final fue Tokio 2020. No pudo ser. Madrid no será la sede de los Juegos Olímpicos en 2020. La capital española sufrió una nueva decepción y se quedó, por cuarta vez en su historia, con las ganas de acoger este evento deportivo.

Tras una reñida votación, en la que Moscú y Nueva York cayeron en las dos primeras rondas, Madrid fue eliminada en la tercera ronda por tan solo dos votos. En la votación final, Londres fue elegida como sede de los Juegos Olímpicos y Paralímpicos de 2012.
Madrid no se dio por vencida y al final decidió volver a presentarse a los Juegos de 2016. Pasó el primer corte junto con Chicago, Tokio y Río de Janeiro. Madrid entraba por méritos propios en la final, aunque esta vez no fue la más votada, sino Río de Janeiro, con 46 frente a los 29 de la capital española y los 20 de Tokio.
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日本は、2020年オリンピックを開催します
Tokyo wins the 2020 Olympic Games ~ 東京は、2020 年オリンピックを受賞
Tokyo wins the 2020 Olympic Games ~ 東京は、2020 年オリンピックを受賞

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Sinzou abe told some lies to people all over the world in his speech to invite the 2020 olympic games.

オリンピック 安倍晋三首相の演説が2020年東京五輪大会決定への

http://youtu.be/pnu4gx9rrI0



公開日: 2013/09/08
ブエノスアイレス発のロイター通信は7日、こんな見出しで五輪開催地決定のニュースを­伝えた。

同通信はその中で、「東京は、安倍首相がカリスマ的な嘆願を国際オリンピック委員会(­IOC)
に行った後、実施された投票で接戦だったイスタンブールを破り、
2020年夏季五輪の開催地の地位を獲得した」と強調した。

さらに、「国家指導者のなめらかな演説は、IOCが懸念する福島原発問題の不安を解消­するために
行われた。日本は60対36でイスタンブールを大差で勝利したことから、演説はその目­的にぴったり
と合っていたようだ」と指摘した。


付記:

参考リンク:

飲料水供給システムの主要な受益者として、コミュニティー構成員は意思決定に参加する権利を有する。

http://matuoka777isenokamikaze.blogspot.jp/2013/08/blog-post_28.html




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For 2020 Olympics, I.O.C. Picks Tokyo, Considered Safe Choice

http://www.nytimes.com/2013/09/08/sports/olympics/tokyo-wins-bid-for-2020-olympics.html?hpw

By
BUENOS AIRES — Tokyo was selected Saturday to host the 2020 Summer Olympics in what was considered a safe rather than transformative choice in a time of political and economic uncertainty around the globe.

After Japan’s prime minister gave an emphatic assurance of safety regarding the country’s 2011 nuclear disaster and continuing concerns about radioactivity, Tokyo easily defeated Istanbul and Madrid to be named host of the Summer Games for a second time.
“When I heard the name Tokyo, I was so touched, overwhelmed,” said Shinzo Abe, Japan’s prime minister. “The joy was even greater than when I won my own election.”
The decision was met with elation in Japan, where it was seen as a vote of international support for the nation’s efforts to pull itself out of a long economic and political decline, and to overcome the devastating earthquake, tsunami and nuclear accident two years ago.
 
Winning the Games also appeared to affirm Abe’s efforts to restore Japan’s confidence at a time when it has appeared increasingly eclipsed by neighboring China.
“Japan has seemed to be overshadowed by the rise of China and other developing nations,” said Harumi Arima, an independent political analyst. “These Olympics will give Japanese a chance to feel reborn, to feel for themselves that Japan can still be vibrant.”
For the International Olympic Committee, environmental concerns in Japan appeared less urgent than the Syrian war on Turkey’s border, a recent harsh crackdown against anti-government protesters in Istanbul and Spain’s economic recession and high unemployment.
The Olympic movement has also been buffeted by protests in Brazil over heavy government spending for the 2014 World Cup and the 2016 Olympics to be held in Rio de Janeiro.
And there has been a backlash against what the West considers antigay legislation passed in Russia ahead of the 2014 Winter Olympics in the Black Sea resort of Sochi, a Games that will come with a $50 billion price tag.
Amid such economic, political and human rights maelstroms, Tokyo was seen as a calm harbor. It won handily over Istanbul in the second round of voting by 60-36 in a secret ballot of Olympic delegates.
Tokyo presented its bid as a “safe pair of hands,” an appeal that clearly resonated with Olympic officials. “This is something that appeals to me as a surgeon,” said Jacques Rogge, the president of the Olympic committee and a retired orthopedist from Belgium, who did not vote Saturday, as is tradition.
Tokyo hosted the 1964 Summer Olympics, and Japan has twice hosted the Winter Games, in Sapporo in 1972 and in Nagano in 1998. Japan also co-hosted the 2002 World Cup with South Korea, repeatedly showing it can organize the world’s largest sporting events. It already has a reserve fund worth $4.5 billion in the bank to build stadiums for the 2020 Games.
“The members wanted to have a choice between a bid addressing tradition and stability and another bid that was addressing new projects,” said Thomas Bach, an I.O.C. delegate from Germany who is expected to succeed Rogge as president. “In today’s political and economic situation, the clear tendency was toward tradition and stability.”
Kevan Gosper, an I.O.C. delegate from Australia, said that Tokyo represented “a pretty secure option, and demonstrates a shift in world activity and economics and sport toward Asia,” a reference to the 2008 Summer Games held in Beijing and the 2018 Winter Games, which will take place in Pyeongchang, South Korea.
Prince Albert, an I.O.C. delegate from Monaco, said that Saturday’s result also might have represented a strategy by the Olympic committee, which is Eurocentric, to vote for an Asian host with an eye toward returning the Summer Games to Europe in 2024 after they go to Rio in 2016 and Tokyo in 2020.
Richard W. Pound, an I.O.C. member from Montreal, said that he would not rule out the chances of the United States, which is expected to bid on the 2024 Games and has not hosted a Summer Olympics since Atlanta in 1996. The United States Olympic Committee and the I.O.C. recently settled a feud over sharing rights to television and sponsorship fees.
“If we are in kiss and make up with the U.S., then why not?” Pound said of the potential American chances.
 
 
(Page 2 of 2)
Though Istanbul did better than many expected in finishing second to Tokyo, the Turkish metropolis lost a sixth attempt to host the Games. They would have been the first held in a predominantly Muslim country.
 
 Some I.O.C. delegates had expressed reluctance trying to forecast Turkey’s political situation seven years from now, given regional instability; what some critics in the country call the autocratic governing style of Prime Minister Recep Tayyip Erdogan; and a divide between secularists and Islamists.
Madrid was considered to be making a late charge, but ultimately it was the first city eliminated, failing for a third consecutive time to be named host of the Games.
Apparently, Madrid was unable to allay concerns by the Olympic committee that it could stage a successful Games even at a relatively low cost in a climate of recession and high unemployment that has left half of Spain’s young without jobs.
During Saturday’s final pitches to the Olympic committee, both Madrid and Istanbul also faced pointed questions about their countries’ poor records in combating doping. Tokyo noted that no Japanese athlete had ever tested positive for banned substances at the Olympics.
As Tokyo made its final presentation, Abe addressed the issue of the crippled Fukushima nuclear power plant, which is about 150 miles from Tokyo. It is considered the worst nuclear disaster since Chernobyl in 1986.
“Let me assure you that the situation is under control,” Abe said. “It has never done and will never do any damage to Tokyo.”
Gerhard Heiberg, an I.O.C. delegate from Norway, asked Abe how he could make such guarantees. The prime minister replied that there were no health-related problems related to the nuclear disaster, “nor will there be in the future.”
The Japanese government has pledged nearly $500 million to try to stabilize the stricken nuclear plant, including the building of a frozen wall to curb the flow of groundwater into the contaminated buildings at the reactor site.
Some critics have accused Japanese leaders of being misleading or in denial about the severity of the radiation problem. South Korea has banned fish imports from the Fukushima area. But Olympic delegates were sufficiently convinced that the nuclear disaster would not hinder the 2020 Games.
“A lot of folks have been reading in the media that hundreds of tons of radioactive water are being fed into the Pacific every day,” Pound said.
Abe seemed to be saying, “I’m satisfied on that so that nothing will happen,” according to Pound, who added, “If there’s another earthquake or something like that, that’s not something you can blame the prime minister for.”
Some analysts said they hoped winning the 2020 Olympics would give Tokyo the same sort of economic boost, and rebirth in spirit, that the city experienced the last time it hosted the summer Games, in 1964.
Those Olympics are still vividly remembered as proclaiming the success of Japan’s recovery from the ashes of World War II and launching the modern city of highways and bullet trains.
Shusei Tanaka, a political scientist at Fukuyama University, said that Tokyo would get not only an expected economic boost of $30 billion in new growth, but also a chance to reinvent itself in the 21st century.
“I feel like I did during the last Olympics, when I was still a university student,” Tanaka, 72, said. “Why am I so excited this time? I think it’s the natural disaster. We have a chance to build a new economy, hopefully without nuclear power, and to build a new urban lifestyle.”
 
 
Reporting was contributed by Martin Fackler, Hiroko Tabuchi and Joshua Hunt from Tokyo; Raphael Minder from Madrid; and Ceylan Yeginsu from Istanbul.
 
© 2013 The New York Times Company
 
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http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2013/images/2tb-east_13090403-j.pdf

Fukushima Daiichi NPS Prompt Report (Sep 10,2013)Water Leak at a Tank in the H4 area in Fukushima Daiichi Nuclear Power Station (Follow-up Information 36)

http://www.tepco.co.jp/en/press/corp-com/release/2013/1230430_5130.html

This is follow-up information on the "water leak at a tank in the H4 area in Fukushima Daiichi Nuclear Power Station" found on August 19.
On September 8, we performed the analyses of γ nuclide and all β for the first time in an observation hole (E-1: in north of a dike of the tank No.5 in I Group in the H4 area with water leakage) around H4 tank area. The results are as follows.
<Observation hole: E-1>
- Sampled on September 8
Tritium: 4200 Bq/L
Cesium-134: 2.5Bq/L (previously announced on September 9)
Cesium-137: 5.1bq/L (previously announced on September 9)
All β: 3200Bq/L (previously announced on September 9)
The result of tritium in groundwater (E-1) in H4 area (sampled on September 8 for the first time) was 4200Bq/L, and was higher than the radioactive concentration measured at the observation hole E-2, likewise the result of all β measured on the same day (on September 8).
We performed the analysis of tritium (sampled on September 8) in water in an observation hole (E-2: in south of a dike of the tank No.5 in I Group in the H4 area with water leakage) around H4 tank area. The results are as follows.
<Observation hole: E-2>
- Sampled on September 8
Tritium: 290 Bq/L
Cesium-134: 0.64Bq/L (previously announced on September 9)
Cesium-137: 0.74Bq/L (previously announced on September 9)
All β: 67Bq/L (previously announced on September 9)
- Sampled on September 7
Tritium: 300Bq/L (previously announced on September 9)
The result of tritium obtained on September 8 in an observation hole E-2 was 290Bq/L, and this is approximately the same as the result of tritium (300 Bq/L) at the same point sampled on September 7.
We are determined to continue analyses and to monitor the situation.





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2013年9月6日金曜日

BBC News - US and Russia relations 'stuck in a trough'

http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-23955671

4 September 2013 Last updated at 06:11 GMT

President Putin and President Obama should have been meeting in Moscow on Wednesday, ahead of this week's G20 meeting in St Petersburg.
But the meeting was cancelled in July when Russia granted political asylum to the American whistle-blower Edward Snowden.
The latest Syrian crisis has strained the relationship further.
For the latest in the BBC's series on Putin's Russia, Daniel Sandford looks at the current relationship between the Cold War rivals.
 
BBC News - US and Russia relations 'stuck in a trough'



公開日: 2013/09/04
President Putin and President Obama should have been meeting in Moscow on Wednesday, ahead of this week's G20 meeting in St Petersburg.

But the meeting was cancelled in July when Russia granted political asylum to the American whistle-blower Edward Snowden.

The latest Syrian crisis has strained the relationship further.

For the latest in the BBC's series on Putin's Russia, Daniel Sandford looks at the current relationship between the Cold War rivals.