2013年11月22日金曜日

[美しき日本] 三重 亀山市 ヤマトタケル

[美しき日本] 三重 亀山市 ヤマトタケル



公開日: 2013/04/14
英雄が眠る地は、烈しく、悲しく、美しい歴史ロマンを今に伝えます。

古代の英雄ヤマトタケルが眠る地、能褒野(のぼの)

亀山市は、「日本書記」、「古事記」に登場する古代の英雄ヤマトタケルの終焉の地であ­り、愛する妻オトタチバナヒメが生まれた地でもあると伝えられています。
12代景行天皇の皇子ヤマトタケルは、兄をも殺す荒々しさから父に恐れられ、西国のク­マソ兄弟の討伐を命じられました。強者を倒して故郷の倭(やまと)に戻ると、父はすぐ­さま東国遠征を命じます。
ヤマトタケルは父に疎まれ、さらには道中でオトタチバナヒメを失い、悲しみに打ちひし­がれながらも、勇敢に戦い続けましたが、倭へ戻る途中、伊吹山の神の怒りにふれ、病と­なり、伊勢国の能褒野(亀山市北東部一帯の古称)で国偲歌を詠み亡くなります。
「倭は 国のまほろば たたなずく 青垣 山隠れる 倭しうるわし(大和は国の中で最もすぐれた土地である。幾重にも重なり青い垣根のよう­になった山々に囲まれ、美しい)」。
ヤマトタケルの魂は、大きな白鳥となり、天高く飛んで行きました。ここ能褒野の地には­、古代の英雄が眠る墓があり、緑深い静かな雰囲気の中、今も歴史ロマンを感じることが­できます。

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Present by 岐阜県(制作2013年2月)