彩色 - 加賀友禅の工程
2012/05/31 に公開
まず、色作りです。僕の場合は12色の染料を基本に、色々調合して微妙な色合いを出していきます。だいたい調合できたら、試験布に色を取り確認します。色が仕上がったら彩色です。糊置きされた反物を竹の伸子(縦、横)で張り広げ、文様に色を入れていきます。この時、ニジミ防止の為、下から電熱をあて、乾かしながら彩色をします。彩色は、文様から「はみ出さず、透かさず」する事が大切です。加賀友禅の彩色の特徴に加賀五彩、外ボカシ、虫食いなどがあります。使う道具は、一般的に彩色筆(彩色)、面相筆(虫食いなど)、片刷毛(ボカシ)などです。
工房文庵
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